初心者用運指表、凡例(七孔・唄用)
初心者用に「最も基本的な音」に絞った運指表です。
一番右の列に「音を出す難易度」の目安を10段階で表してみました。
★が2点、☆が1点です。星の数が多いほど難しい音ですので、
最初は☆1個の「四五六七」、次に「321」「三二一」を練習するといいでしょう。
篠笛運指表(初心者用1):移動ド、難易度つき

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篠笛運指表(初心者用2):凡例、解説

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【語句説明】
- 「筒音」(つつね)
- 最低音のことです。指孔を全部閉じ、
管全体で鳴らすという意味です。
初心者の場合、この「筒音」は出すのが難しいので、
「甲音」のほうを先に練習したほうがよろしいでしょう。
「○(まる)」と表記する人が多いのですが、 ここでは「六」の1オクターブ下という意味も込めて「○」の中に「六」を 入れて表記しています。 - 「呂音」(りょおん)
- 第1オクターブの低音域です。 数字譜では漢数字で表記されます。 息を柔らかく、やや下気味に吹くと出やすくなります。
- 「甲音」(かんおん)
- 第2オクターブの中音域です。 数字譜ではアラビア数字で表記されます。 息をやや硬く、上げ気味に細く絞って吹くと出やすくなります。
- 「大甲」(だいかん)
- 第3オクターブの高音域です。
ここではアラビア数字に○をつけて表記していますが、
アラビア数字の上に・(点)をつけて表記する方が現在主流です。
上に点を付けるだけでは洋楽のスタッカートと間違えやすいので、○で囲む表記法を 採用しております。
甲音より息をさらに硬く、細く、強く、正確に当てないと 出ない音域です。 (5)(6)以上の音は、出すのが大変難しくなりますので、楽曲では あまり用いられません。 - 「数字譜」(すうじふ)
- 篠笛用に考えられた記譜法です。
基本的に、右小指側から左手側に向かって、指孔を1個、2個… と開けていくのを「一,ニ,三,四,五,六,七」と数えます。
すると、「一ニ三四五六七」で出る音が「ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ」 と同等(移動ド唱法)になりますので、数字で音を書き表すことになりました。
数字譜はもともとハーモニカや大正琴、二胡等でも 用いられていたものですが、低音を漢数字、高音をアラビア数字で 表記するのは篠笛独特のやり方です。
他分野の数字譜はアラビア数字と上下の点でオクターブの高低を 表現するものがほとんどです。
※篠笛における半音(基本音階以外の、指孔の半開が必要な音)を 数字譜で表記する場合、私は#(シャープ)と♭(フラット)を 数字の右上に書いております。(#は基本音から半音上、♭は半音下の意味)
【#♭を右上に書く(私)】
「4#」「七♭」
しかし、#♭を数字の左上に書く例も多く見られます。
私が「#♭は右上」を採用している理由については、
「楽譜」のページで解説しております。
- 「移動ド」唱法(「いどうド」 しょうほう)
- 音階の「基音」(きおん、音階の始まる音)を「ド」と見なして、
「ドレミファソラシ」と音名を付けていくやり方です。
例えば、「ハ長調」の「ドレミファソラシ」 の「実音」(じつおん、実際に鳴る音)は「C D E F G A B」ですが、
「変ロ長調」の「ドレミファソラシ」の実音は「B♭ C D E♭ F G A」 となっており、基音が異なると実音が違います。
しかし、耳で聞いた感覚としては、どちらも「ドレミファソラシ」 ですので、「ドレミファソラシ」で呼ぶことが出来るのです。
「基音」の「ド」が変わってもドレミで呼ぶので「移動ド」唱法と 言われています。
唄用篠笛の場合、「基音」が異なる長短各種の笛があるのですが、 運指「一」の「基音」を「ド」とすると、どの笛も「ドレミファソラシ」に 近く調律されていますので「移動ド」唱法が便利です。 - 「打ち指」(うちゆび)
- 篠笛では、同じ音が続くときに
「タンギング」(舌で音を区切ること)を行わないのが基本です。
その代わりに、指孔を開けてすばやく戻したり、開いた指孔を 一瞬閉じたりして音を区切ります。これを「打ち指」と呼びます。
「ピーヒャララ」の「ヒャララ」は、「打ち指」によって生まれる響きです。 運指表では「打ち指」をする指孔に「+」で印が付けてあります。 - 「メリ」「カリ」
- 唇または指で音程を微調整することです。音程を下げることを「メリ」(メル)、
上げることを「カリ」(カル)と呼びます。この運指表のメリカリ表記では、特に唇付近での
調整に限って考えてください。(指による調整は運指の部分に書かれています)
唇付近でのメリカリ(音程調整)は2種類の動作を同時に行うのが基本です。
1.「唇と、反対側の歌口の角の距離」を近づける(メリ)、遠ざける(カリ)
2.「息を出す角度」を下寄りにする(メリ)、上寄りにする(カリ)
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