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1月14日、 社会体育指導者講習 レジュメ
公認スポーツ指導者の基本コンセプト
スポーツ医・科学の知識を活かし「スポーツを安全に、正しく、楽しく」指導し、「スポーツの楽しさ、すばらしさ」を伝えることが出来る者。
日常の「生活・暮らし」にスポーツを取り入れることによって「豊かな人生」を得られることを広く一般に定着させるとともに、「仲間と楽しく行いたい。」「うまくなりたい、強くなりたい」さらに「健康になりたい、長生きしたい」という欲求に応えられるよう、その実現に向けて「サポート」する役割を持つ。
ダイビングにおける必要性
ダイビングにおける安全の追求
ダイビングの安全は、追求されるべきものであり、本来的に安全なものではない。
すべてのスポーツと同様に、ダイビングも練習とトレーニングによって 上達する。
ダイビングにおける上達とは、安全度が高くなること。
ダイビングのフェーズ(相)を三つに分けて考える。
第一相 前段階 スノーケリング
スキンダイビング
スノーケリングとスキンダイビング、二つをべつのものと考えるようになってきている。
・BCDの普及によるダイビングスタイルの変化により、スキンダイビングとスクーバ
ダイビングもべつのものと考えられるようになった。
・ スクーバダイビングのトレーニングのためにスキンダイビングをするということが無くなった。
・ スクーバダイビングの安全のために、スキンダイビングの練習は必要か、必要でないか?
・
第二相 技術を覚えて上達して行く過程
初級講習
中級
上級
第三相 水中で活動する
撮影・研究・調査など
コマーシャルダイバーへ
日常のトレーニングは常に欠かせない
この段階では潜水士の資格が必要になる。
ダイビング事故が起こる理由
病気、下手くそ、思い上がり
第二相と第三相の区切りが明確でない。
レクリエーションダイビング、お客様には第三相は存在しないのか。
第三相を存在させてはいけないのか?
実力、心構えもないのに自立させる危険がある。
最後までガイドダイバーたより、の方が安全。ここにショップのツアー、リゾートのガイドダイバーの生活のよりどころがある。
ランクアップは重要だが
第二相内部の上達過程のプログラムの貧困、あるいは不在
インストラクターがランクアップを望んでいない。必要としない。
初級段階で、必要で最小限の知識・技能を教えてしまうプログラムなので、その先の具体的な良いプログラムを作れない。何をやれば良いのだ、コンパスコース、レスキュー、ボートダイビングまでステップアップに入れてしまう。
テストで進級させるやり方はレジャー的ではないが・・・・・。
本数で判断する。
時間数で測らないことが問題
基本技術がないのに本数だけが増える。
基本技術とは何か?
基本技術
@水深1m 水深3m 水深6m水中の任意の水深で完全に静止できること
A水面及び水中で効率よく移動できること
@ 最小の努力で気持ちよく進むこと
Aフル装備で100mのダッシュができること
B空気の消費量が少ないこと
水に慣れて常にリラックスしていれば消費量が少ない。
C器材の取り扱い、水中でのバランス 水になれる。ー 水中脱着練習
安全のために
ハード :器材
ソフト: 講習・トレーニングのプログラム
達成の目標 フィジカルな能力の向上
フィジカルな能力の確認
泳ぐ力、息を止めて潜る能力
技能の向上
器材の取り扱い
中性浮力 トリム、バランス
潜降・浮上の技術
水中脱着
経験と知識
ダイビングの安全は経験の記録、知識によって獲得される。
経験と知識の記録が無い。
パニックとは
危険に直面して、あるいはストレスに負けて、判断力を失う
パニックの原因
n位置の失調:自分がどこに居るかわからない。バディとはぐれてしまい、バディがどこに居るかわからない。
n身体の変調:腹痛、頭痛、足の痙攣
n器材の変調:呼吸抵抗の増大
nダイバーがトレーニングを続ける目的の一つはパニックの回避とパニックの自力解決のためである。
BCDの普及と、BCDを使うダイビングスタイルの進化
BCD以前とBCD以後 1980年を境とする。
BCDを使うダイビングスタイルの完成は2000年頃
泳ぎ方の変化 顎を挙げて泳ぐ→宙吊りになっている。
BCDの普及によって、スクーバダイビングとスキンダイビングが全く別のものになった。
二泊三日、三泊四日のCカード講習は、スキンダイビングを無視することで成立している。
BCD以前はスクーバダイビングの基本はスキンダイビングであり、スクーバダイビングのツアーに行ってもスキンダイビングをやった。 現在では学生のダイビングがこれにちかい。
分化は進化か?進化していないのか、一つものが正しいのか。
本当に上達したいならば、スキンダイビングの練習を常時行い、バランスをとって上達して行くべき。
レクリエーションとしてのダイビングでは、どこまでの上達が望ましいか。
ダイビングのスタイル、は
国柄、海の環境 背景となるダイビング界情勢の変化、中心となる年齢層
顧客が使える金額 などによって決まる。
安全も使える金額の多少によって決まる。
バディシステムについて
事故が発生した場合には、ほとんどの場合バディシステムが崩れている。
連絡伝達そして救助 チームワーク ブリーフィングの重要性
東大の事故
基本技能の未熟
マスククリアーが出来なかった。
ダイビングを安易に考えていた。
第二相の段階でも未熟であったのに、第三相の活動をしていた。
ブリーフィングの不備
第二相と第三相の区分けが明確でないことが事故の遠因になる。
現在のほとんどのツアーダイビングは、第二相で行われている。
つまり、インストラクター、あるいはガイドダイバーの安全管理のもとで一人前になる過程でダイビングを楽しんでいる。ここではバディは絶対であり、自分の責任でバディを逸脱省略してよいものではない。
最初の例えば二泊三日の講習も含めて、第二相の管理がインストラクターの仕事である。
第二相状態で、仲間どおし、割り勘で行くツアーの危険性
第三相での活動は、雇用者と事業者の絶対的な安全管理責任が成立しているか、あるいは、一匹狼のオウンリスクで潜るか。
バディの実施はオウンリスクか?第三相の一匹狼、例えばカメラマンなどは、死んでも本人の責任以外の何ものでもないからかまわない。
Cカードはオウンリスクだとか言っているけれど、お金をとって、講習的な内容も含まれている第二相のツアーは事実上オウンリスクではないのだから、バディシステムは絶対条件である。
第二相のダイバーにとっては、バディシステムは絶対的なルールである。例外はない。
バディシステムは、ビーチエントリーならば、岸を離れてから、岸に上陸するまで、ボートダイビングであれば、ボートから飛び込んでから、ボーとの上に上がるまで。
バディシステム
n 重大事故の殆どは一人の時に起こる。
n といって、バディだけで救助を行うということではない。周りの人に事故発生を知らせ、協力しあって救助にあたる。バディシステムはインストラクター、ガイドダイバー、周囲のダイバーに事故を知らせる連絡網である。
n はぐれた時の処置の間違い。
探す役割の人、探さないでその場に留まる人を明確に分ける。
互いにパニック状態で探しまわるのは危険である。
バディシステムが正常に運用されるためには
ブリーフィングを確実に行い、ブリーフィングで決められたことは絶対に守られなければならない。
ナビゲーターは、たいていはガイドダイバーもしくはインストラクターが行うが3分に一度ぐらいはメンバーを確認する。見当たらなければすぐにコースを戻って探す。メンバーは、はぐれたらその位置で停止してナビが戻ってくるまで、空気の残量に不安を感じない限りはその場で留まっている。
従来の水面に浮上して探す方法はやめた方が良い。ただし、ブリーフィングでこのことは毎度確認しなければならない。一人になると、人は本能的に水面に向うので、前述した基本技術の訓練が充分でない状態では、不安に駆られて水面に向ってしまう例が充分に考えられる。つまりパニックである。
インストラクターやガイドダイバーは、自分のことではパニックにはなりにくいが、連れているメンバーの不在やパニックには、たちまちパニックになってしまうことが多い。パニック状態のインストラクターやガイドダイバーは、信頼できない。
ダイビングの安全に結論のようなものはない。
知識と経験の蓄積、そしてそれを系統だって記録・整理しておけると良いのだが、難しい。