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Q&A 7−2 レギュレーター

 

 レギュレーターについて、まちがっているもの一つを選べ

 

1. レギュレーターは、タンクの中の高圧空気を、環境圧まで減圧してダイバーに供給する。

2. レギュレーターはデマンドバルブとも呼ばれ、ダイバーが呼吸しなくても、自動的に必要な量の空気が供給されるしくみになっている。

3. レギュレーターによる減圧は、ファースト・ステージとセカンド・ステージ、二段に分けて行われる。

4. レギュレーターの構造規格は法規によって定められている。

5. レギュレーターは壊れやすいので慎重に取り扱う必要がある。

 

 

 解答

 

 

1. 「レギュレーターは、タンクの中の高圧空気を、環境圧まで減圧してダイバーに供給する。」

 

 正しい

 

 まず、第一段の減圧、ファースト・ステージでタンクの中の高圧空気(20MPa:200s/cu)を環境圧プラス0.8〜0.1MPa(8〜10s/cu)まで減圧し、引き続き第二段の減圧、セカンド・ステージで環境圧まで減圧します。このように二段に分けて減圧することによって、タンクの中の高圧空気が消費されて圧力が下がっても、安定した供給ができるようになっています。

 それでも、ファースト・ステージの減圧値が環境圧プラス1MPaですから、タンクの圧がこの圧力(例えば1〜0.8Mpa)以下に下がると、供給量が急激に少なくなり、呼吸がくるしくなってきます。苦しくなっても供給が途絶えることはないので、直ちに浮上すれば、まだしばらくは呼吸できるので事故にはなりません。

 

 2.「レギュレーターはデマンドバルブとも呼ばれ、ダイバーが呼吸しなくても、自動的に必要な量の空気が供給されるしくみになっている。」

 

 まちがい

 

 デマンドバルブは、ダイバーが呼吸して時だけ、空気が流れます。ダイバーが呼吸しなくても空気が流れることをフリーフローと呼んで、デマンドバルブとしては、故障している状態です。

 

 

 3.「レギュレーターによる減圧は、ファースト・ステージとセカンド・ステージ、二段に分けて行われる。」

 

 正しい

 

 

 Q&Aの1で述べたように、タンクに高圧で充填された空気をファースト・ステージとセカンド・ステージの二段に分けて、ダイバーが潜水している水中の環境圧まで減圧します。正確に言えばセカンド・ステージが位置している水深レベルの環境圧まで減圧されます。

 

 

4.「レギュレーターの構造規格は法規によって定められている。」

 

正しい。

 

 

 労働安全衛生法に基づく高気圧作業安全衛生規則の第30条で「事業者は、潜水作業者に圧力1Mpa(10s/cu)以上の気体を充填したボンベからの給気を受けさせるときは、二段以上の減圧方式による圧力調整器を作業者に使用させなければならない。」と定めています。

 厳密にいうと、上の規則は構造規格を定める規則ではなく、使用を制限する規則ですが、とにかく規則ですから、正しいことにします。

 

 5.「 レギュレーターは壊れやすいので慎重に取り扱う必要がある。」

 

 正しい

 

  もしもレギュレーターが故障した場合、それも空気の供給が停止するような形で故障が起これば、致命的な事故につながる可能性がありますから慎重に取り扱う必要があります。

 しかし、実際にはレギュレーターは壊れやすい器機ではありません。構造は単純な弁構造で、電気的な部分は全くありません。物理的な働きをするだけです。相当乱暴な取り扱いにも耐えています。また、もしも故障しても、空気の噴出という状況になることが殆どで、空気の供給が停止する状況は稀です。しかし、それでも、「レギュレーターは丈夫な器械です。どんなに乱暴な取り扱いをしても故障をすることはありません。」とは言えません。

 壊れやすい器機として慎重に取り扱い、1年に一度はオーバーホールをするのですが、壊れやすいからと神経質になることはありません。

 

まちがいは2.です。