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高校生の地震に関する意識調査〜神戸市の場合〜

2003年10月日本地震学会秋季大会で発表


受付番号 S18-08092219-5809A          

高校生の地震に関する意識調査〜神戸市の場合〜  ・数越達也(須磨友が丘高),20回生地学選択者一同

A survey of how high school students in Kobe feel about earthquakes. Tatsuya SUGOSHI (Suma-tomogaoka-hs)
生徒氏名省略

 高等学校において地学の履修者が減少する中で、高校生の地震に関する知識や防災行動を行なう割合を知ることが地震教育の第一歩だと考え調査を行なった。神戸市は平成7年兵庫県南部地震(阪神淡路大震災)により甚大な被害を受けており、その後小中学校において地震や震災について学習している地域であると考えられている。
 須磨友が丘高20回生地学履修生徒が調査を実施し解析した。2003年7月に2年次生徒(震災当時小学校2年生)280名を対象に調査を行い有効回答数は235名であった。生徒の居住地域は神戸市須磨区、西区、垂水区などである。235名中地学を履修している生徒は10名である。

1 小中学校時代に地震について自主的に勉強したことがあるか。  はい52% いいえ46%

2 次の言葉を知っているか。どの程度説明できるか。

知っている 説明できる
/まあまあ
半分
/少し
できない
断層 83% 25% 56% 23%
*震度 94% 27% 54% 14%
マグニチュード 92% 20% 53% 22%
*初期微動 93% 32% 49% 14%
*主要動 91% 29% 45% 19%
兵庫県南部地震以外の過去の大地震 87% 11% 27% 53%

 表1 地震に関する基礎的な言葉の理解 (*は平成14年度からの中学校学習指導要領にある言葉)

3 マグニチュードと震度の違いを説明できるか。できる/まあまあできる15% 半分/少しできる9%  できない73%

4 阪神淡路大震災の経験を思い出すか。 はい56%  いいえ43%

5 思い出す内容は
揺れの恐怖、家の中がめちゃくちゃ、水に困った、避難した、火災が生じた

6 2060年までに京阪神地域に大地震が起きると思うか はい70%  いいえ28%

7 地震が発生したら最も恐い被害は 火災59% 家屋倒壊19% 津波15% 土砂崩れ4%

8 自宅で震災対策をしているか (複数回答)

していない47%  懐中電灯を準備32%  家具の固定19%  水食料の備蓄17.6%   物が落ちてこないようにする18.4%

9 今後地震が発生したら自分にできること
救援物資の配付37% 近所の人を救助36%  お年寄りの補助介護12% 何もしない11%

 神戸市の高校生は地震に関する理解や防災行動を取る割合が高いのではないかと期待したが、言葉は知っているが説明できる割合は低い。
また防災行動を取る割合は他の地域と比べて高くないと考えられる。



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