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平成13年度兵庫県地学会
並びに
県高等学校教育研究会地学部会研究会

2001年12月7日発表

"震災を語り継ぐ地学の授業"

兵庫県立芦屋高等学校 教諭
数越 達也

芦屋高校の概要



校区   兵庫県芦屋学区(3中学校)と
     神戸第1学区東部4中学校
創立   昭和15年(兵庫県立芦屋中学)
     昭和23年(兵庫県立芦屋高校)
課程   全日制・普通科
学級数  24クラス(2001年4月現在)


芦屋高校の被害

生徒3名の尊い命を失う(平成7年1月17日)

校舎2棟全壊    (平成9年5月復旧)

体育館・格技場が避難所となる(平成7年5月閉鎖)

生徒の家庭の60%が全半壊(平成7年4月調査)


震災の記録を残す取組1

平成7年度
公式震災記録集「復興をめざして」
 …学校関係記録、避難所関係記録、体験文
  震災対策委員会 編集(2000部発行)
生徒記録集「芦高生は震災後何を考えどのように行動したのか」
 …震災当時の高校1年生が半年後に書いた震災体験集
  大森秀樹(生物教諭)他 編集(1200部発行)

平成8年度
生徒体験集「芦高生の見た震災復興」
 …震災当時中学3年生が1年半後に書いた復興調査集
  他にウェブサイト開設の記録・ウェブサイトへの感想など
  数越達也(地学教諭)他 編集(1000部発行)


震災の記録を残す取組2

平成9年度
 …震災後2年間のPTSDの調査結果
 震災当時中学1・2年生が2年半後に書いたこころの復興の記録
  生徒作品集「芦高生のこころの復興」

平成10年度
 …震災3年半後の復興調査・4年目の影像記録
  生徒作品集「芦高生の見た震災復興2」

平成11年度
  …震災4年半後の復興調査・5年目の影像記録
  生徒作品集「芦高生の見た震災復興3」

平成12年度
  …震災5年半後の復興調査・6年目の影像記録 
   CDROMで配布

平成13年度
  …震災6年半後の復興調査・7年目の影像記録 
   CDROMで配布(予定)


震災の記録の発行


左より、「復興をめざして」(1996)、「芦高生は震災後何を考えどのように行動したか」(1996)、「芦高生の見た震災復興(1997)、「芦高生のこころの復興(1998)、「芦高生の見た震災復興2」(1999)、「芦高生の見た震災復興3」(2000)



2年生 地学檻での取組


1学期 5月 兵庫県南部地震に関する授業(3時間)
    7月 震災復興の調査・研究を夏休み課題とする

2学期 9月 震災10カ条の制作(1時間)
    10月 夏休み課題をHTML形式に制作(10時間)
    12月 地域の写真記録を冬休み課題とする

3学期 1月 冬休み課題をHTML形式に制作(3時間)
    3月 1年間の授業の成果を生徒作品集として発行する。
        (2001年よりCDROMで配布)


地域復興状況の調査研究課題


阪神淡路大震災後の
1 地域の復興状況の調査研究
2 我が家の復興状況  
3 気持ち、行動の変化
4 日本の地震の研究、防災対策はどう変わったか。
5 母校(小中学校)の復興


神戸市東灘区本庄町

1995年1月18日
2001年1月7日
2001年1月提出作品より


震災を調査することへの生徒の感想

  
1997年9月調査(県立芦屋高校53期生地学選択者63人)


ウェブサイトへの反響

電子メールによる感想
 (卒業生・地震・防災関係者・理科教師)

相互リンクの依頼
  (学校教育関係・震災の記録関係など)

授業への利用
 (小野市立小野中学・滋賀県立東大津高校・東京都調布市立第二小学校・静岡県立清水東高校・千葉県立松戸六実高等学校など)



アクセス件数の変化



防災教育の4つのキーワード



実践の成果

1. 傷ついたこころが癒せた。

2. 次に災害 が発生したら自分たちがお返しをする番だという意識が芽生えた。

3. 自然現象に対する理解が深まった。

4. 災害に対する意識が高まった。

4. 著作権に関する意識が高まった。

5. 情報活用能力が向上した。



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