個人の活動>第5回地震・火山こどもサマースクール Mt.Rokkoのナゾ (速報)


第5回地震・火山こどもサマースクール Mt.Rokkoのナゾ (速報)

2004年10月日本地震学会秋季大会で発表


受付番号 S18-08141556-6562A          

第5回地震・火山こどもサマースクール Mt.Rokkoのナゾ (速報)

・数越達也(須磨友が丘高),地震・火山こどもサマースクール実行委員会*,スタッフ一同
"Secrets of Mt.Rokko": The 5th Schoolchildren's Summer Course of Seismology and Volcanology. Preliminary report.
Tatsuya SUGOSHI (Suma-tomogaoka-h.s.), Planning & Executive Committee for Schoolchildren's Summer Course of Seismology and Volcanology*

* 委員長:橋本 学 (京都大学防災研究所)、委員:数越達也(兵庫県立須磨友が丘高校)、小山真人(静岡大学教育学部)、木村博樹(兵庫県企画管理部防災局防災企画課)、藤森 龍(財団法人阪神・淡路大震災記念協会人と防災未来センター)、魚谷文清(財団法人阪神・淡路大震災記念協会人と防災未来センター)、中川和之(時事通信)

要旨
 2004年8月7〜8日の2日間、人と防災未来センター・六甲山などを会場とし、一般から募集した児童・生徒を対象として表記のサマースクール (主催:社団法人日本地震学会、特定非営利法人日本火山学会、阪神・淡路大震災記念人と防災未来センター、兵庫県)を企画・実施したので報告する。なお、詳細な情報とスタッフ名簿については http://www.mmjp.or.jp/zkkss/rokko/を参照してほしい。

経緯と企画概要
 日本地震学会と日本火山学会などは、“第5回地震・火山こどもサマースクールMt.Rokkoのナゾ”を神戸市で開催した。この催しは、1999年函南町の丹那断層、2000年北海道の有珠山、2001年伊豆大島、2003年富士山をフィールドに、主に地元の児童・生徒を対象として開催してきたものである。いずれも過去に大きな自然災害に見舞われた土地であり、被災地で児童 ・生徒によりよい地震・火山教育を行いたいというのが企画の目的である。
 これら一連の企画の教育方針や実施上の工夫は、次の通りである。
1. 第一線の専門家が、こどもの視点にまで下りて、地震・火山現象のしくみ・本質を直接語る。
2. 災害だけでなく、災害と不可分の関係にある自然の恵みを伝える。
3. 初めから解答を与えてしまうのではなく、まず課題を与えて考えさせ、与えた材料を有機的に結びつけることによってこどもが自分なりの答がみつけられるようにリード・サポートする。

Mt.Rokkoのナゾ
 小学校5年生から高校3年生までの児童・生徒が日本各地から21名参加した。企画・運営には全国よりボランティアで研究者・教師・学生などが51名参加した。8月7日神戸市灘区にある人と防災未来センターへ集合し、開会式とオリエンテーションを行い、2日間を通じて取り組む四つのナゾを与えた。
(1)なぜ,六甲山はここにあるのだろう?
(2)なぜ,神戸で地震が起きたのだろう?
(3)六甲山を作った大地の営みがもたらす恵みは何だろう? 
(4)私たちはこの地でどう暮らしていけばいいのだろう。
その後、地震・火山に関する講義と実験を行った。
8月8日午前中は布引地域と六甲山上で野外観察を行なった。午後は人と防災未来センターでパネルディスカッションを行ない、その後閉会式を行った。閉会式では参加者全員に“なまず博士“の認定証を授与した。
 野外での地形・地質観察や室内実験をゲーム形式での説明をしながら児童・生徒に体験させることによって、火山・地震災害や断層運動などの基礎知識を学び、大地の営みについての理解を深めさせた。観察地点では、案内者の一方的な解説とならぬよう、参加者を年令を分散させて構成したチームに共通の課題をあたえ、よい質問やよい回答をしたチームにはカードをあたえ、集めたカードの枚数を競わせるゲーム方式をとった。
 最後に,パネル・ディスカッションにおいて4つのナゾに対するこども達自身で考えた回答を参加者が発表した。

謝辞:当事業は阪神・淡路大震災10周年記念共同企画事業および2004年度防災教育チャレンジプラン採択事業の助成金により実施された。



無断の引用・転載・再配布を禁止します。

ページのトップ