合唱劇
地の歌 風の歌 北米大陸先住民族の口承詩による
2000年 合唱団じゃがいも第5回委嘱作品 作曲:林 光 訳詩:金関 寿夫
初演:2000.10.14山形中央公民館ホール(第27回定期演奏会)

合唱劇地の歌 風の歌(委嘱初演)
北米大陸先住民族の口承詩による
テキスト
音 楽 林 光
指 揮 鈴木 義孝
構 成 加藤 直
照 明 安達 俊章
ソプラノ 竹田 恵子(こんにゃく座)
林 光
ことしは、賢治にひと休みしてもらって、北米先住民の口承詩とつきあうことになった。
といっても、金関寿夫さんの日本語訳を抜きにして、この作業はありえない。
かれら先住民の驚くべき詩は、それを愛し、よく知り、しかもみずからも詩人である金関さんの、簡潔にして明快な日本語を通して、はじめてぼくたちのものになる。
金関さんの、翻訳と紹介・解説がすばらしいのは、かれら北米住民の世界へぼくたちを閉じ込めるのでなく、そこを起点として、世界じゅうの、先住民・無文字社会・早く栄えすぎた文明、のなかの詩への、ひらかれた関心をぼくたちの中に呼び起こしてくれるからだ。
事実、これらの詞華集を前にして、思わす夢見た構想(今回のではない)は、南北アメリカ大陸の先住民たちにとどまらない、ぼくたちの南島や北方や、とおくケルトの歴史もさかのぼり、時空を越えて、自然と一体となって生きる人びとの口承詩の一大ページェントをくりひろげることだった。
今回の、限られたテキストによる試みを、珍しく再演となった「かしわばやしの夜」がおぎなってくれるだろう。
T たれかが どこかで (テトン・スー族)
たれかが どこかで 話している
U 狩りの歌 (ナバホ族)
V 青い夜がおりてくる (パパゴ族)
青い夜がおりてくる

W こよみ (ルーシュー族)
1月、犬が寒がる月
X 岩 (オマハ族)
Y 子守唄 (チムシアン族)
この娘は摘みます野いばらを
そのためこの娘は生れたの
Z ハイダの子守唄
[ フクロウの歌 (ホピ族)
\ 空のはた織り歌 (テワ・プエブロ族)
ああ わたしたちの大地の母