日本美術情報センターの設立とめざすもの
美術分野において,これまで一番おろそかにされてきた「美術情報の共有化・ネットワーク化」を推進するとともに,その担い手である「文献資料に精通した実務者」を育成するために,NPO法人日本美術情報センター設立準備室が,2005年9月,美術情報編纂に深く関係する人たちによって創設されました。
本格的な美術年表,美術家年譜,文献目録の作成やデータベースの構築などの事業を通して,これらの目標を実現しようというもので,あわせて,個々の美術家,美術家団体や,美術館,画廊,新聞・放送・出版メディアの活動や事業を美術情報・美術資料の面から支えていくことをめざして行きます。
したがって,一般の人たちを対象としたものではなく,美術分野にかかわる人たちや団体・機関に対する情報サービス機関という性格をもつことになります。
会報
『会報』の刊行は,現在jaicの活動の中心になります。この会報は,本会活動の周知と,美術情報に関する情報の共有化をはかることを目的に創刊されたものです。掲載される記事は,会員の編纂した「美術ドキュメンテーション」と,会員や美術情報関係者の執筆する「美術ドキュメンテーションについての論考,エッセイ」のふたつに分かれ,jaic活動の成果の発表の場となっています。
美術ドキュメンテーション
美術雑誌総目録・総目次
『美術』(みづゑ改題)総目録(橘川英規) サンプル>>>
『三彩』総目録(第1−90号)(村田真知)
日動画廊『繪』総目録(岩瀬行雄)
機関紙『東京展』総目次(橘川英規)
中部日本美術協会『中美会報』目次(橘川英規) *4号分のみ
共同研究「県展・市展の検証」
予備調査の成果(富井玲子)
北海道編(岩瀬行雄)
北海道美術協会,新北海道美術協会,全道美術協会
東京都編(笹木繁男)
東京展
愛知県編(橘川英規)
中部日本美術協会
論考,エッセイ,用語解説,資料紹介
資料調査こぼれ話 (笹木繁男)
新刊旧刊 (中島理壽)
新聞旧聞 (岩瀬行雄)
用語考 (中島理壽)
日本語美術書誌・資料の英文化 (富井玲子)
iページについて
本会報のページ付(ノンブル)は「普通一般的なもの」と「i,ii,iiiとなっているもの」との2本立てになっています。この後者のページ付について説明をしておきます。会報では,通常16ページ立ての場合,真ん中に「美術雑誌総目録」を連載していますが,この部分を抜き取り,後で「美術雑誌総目録」だけをまとめて綴じることができるようにと,ページ付を本文のページ付と別立てにしました。そして,iで始まるこの部分のページ付を総称して,私たちは「iページ」と呼んでいます。携帯電話のiモードを念頭においたネーミングですが,iモードのように,このiページが,これから編纂されるであろう書誌が活用されるようにしたい,そんな願いを込めた呼称です。どうか私たちの試み,実験について,忌憚のない意見や批判をお寄せください。
『会報』総目次
第23号(2011年6月10日)
「戦後日本美術を作家とともに歩く」について(笹木繁男) 2
戦後日本美術を作家とともに歩く 太平洋戦争と敗戦:横山大観と藤田嗣治の場合 藤田嗣治 3
オンデマンド書籍「jaic叢書」創刊について 24
第22号(2011年6月10日)
郷土美術に光を当てる2冊―『名古屋画廊の70年』と『愛知洋画壇物語』(橘川英規) 1
共同研究「県展・市展の検証」 3.愛知県 中部日本美術協会(橘川英規) 3
訃報 2010年11月1日〜2011年3月31日(村田、橘川) 6
編集後記 8
『繪』総目録(3)(岩瀬行雄) i
第21号(2010年12月7日)
共同研究「県展・市展の検証」 3.愛知県 中部日本美術協会(橘川英規) 1
久隅守景文献目録(笹木繁男) 6
訃報 2010年6月1日〜10月31日(橘川、村田) 13
編集後記 16
『繪』総目録(2)(岩瀬行雄) i
第20号(2010年7月13日)
新潟市美術館問題その後(笹木繁男) 1
追悼、砥上賢治(三上豊) 9
追悼記事について(三上豊) 9
訃報 2010年1月1日〜5月31日(岩瀬、橘川) 10
編集後記 12
『繪』総目録(1)(岩瀬行雄) i
第19号(2010年2月26日)
日本語美術書誌・資料の英文化(第9回)文献の題名(2)―「あわや探しそこねた」経験談(富井玲子) 1
正義の風景画(笹木繁男) 6
訃報 2009年5月1日〜12月31日(千) 8
編集後記 12
『三彩』総目録 第1-90号(13)(村田真知) i
第18号(2009年7月3日)
新潟市美術館問題を考える(笹木繁男) 1
訃報 2009年3月1日〜4月30日(千) 7
編集後記 8
『三彩』総目録 第1-90号(12)(村田真知) i
第17号(2009年7月3日)
日本語美術書誌・資料の英文化(第8回)文献の題名(1)―「探せる」という発想からの概論(富井玲子) 1
訃報 2008年9月1日〜2009年2月28日(千) 5
編集後記 8
『三彩』総目録 第1-90号(11)(村田真知) i
第15・16特別合併号(2009年3月31日)
共同研究「県展・市展の検証」 2.東京都
ドキュメント・中村正義と「東京展」―「第1回東京展」開催のドラマ(笹木繁男) 1
第14号(2008年10月10日)
日本語美術書誌・資料の英文化 第7回 固有名詞の〈翻訳〉:団体・グループの英語名称(2)(富井玲子) 1
共同研究「県展・市展の検証」 2.東京都 ドキュメント・東京展
文献再録 (笹木繁男) 6
〈新刊旧刊〉大原富枝著『彼もまた神の愛でし子か―洲之内徹の生涯』(岩瀬行雄) 14
訃報 2008年5月15日〜8月31日(千) 15
編集後記 20
『三彩』総目録(第1−90号)(10)(村田真知) i-viii
第13号(2008年6月30日)
共同研究「県展・市展の検証」2東京都編 「東京展」と中村正義 (笹木繁男) ドキュメント・東京展 1
年表/文献 (笹木繁男) 8
機関紙『東京展』総目次/『東京展パンフレット』目次 (橘川英規) 19
訃報 2008年1月1日〜5月15日(千) 22
編集後記 20
『三彩』総目録(第1−90号)(9) (村田真知) i-viii
第12号(2008年2月8日)
中島理壽編『美術家書誌の書誌』の刊行 (橘川英規) 1
中村正義《舞妓》の発見 (笹木繁男) 4
中山とし子著『画廊とともに60年 忘れえぬ10人の画家たち』 (岩瀬行雄) 6
共同研究「県展・市展の検証」I北海道編3全道美術協会(全道展)第1回〜第60回(2) (岩瀬行雄) 6
訃報 2007年10月20日〜12月31日(千) 19
編集後記 20
『三彩』総目録(第1−90号)(8) (村田真知) i-viii
第11号(2007年10月26日)
50年振りに遺族の手元に帰った《建築中の家》 (笹木繁男) 1
日本語美術書誌・資料の英文化 第6回
固有名詞の〈翻訳〉:美術館の英語名称(補遺)、団体・グループ名の英語名称 (富井玲子) 3
〈新刊旧刊〉日本と名古屋の現代美術史 (橘川英規) 5
共同研究「県展・市展の検証」I北海道編3全道美術協会(全道展)第1回〜第60回 (岩瀬行雄) 7
訃報 2007年7月21日〜10月19日(千) 15
編集後記 16
『三彩』総目録(第1−90号)(7) (村田真知) i-v
購読者の皆様へ vi
第10号(2007年7月12日)
特別寄稿『靱ギャラリー』の制作を終えて (三上豊) 1
個人で編纂すること――『美術手帖』を編みつつ (橘川英規) 2, 8
共同研究「県展・市展の検証」I北海道編1新北海道美術協会(新道展)第1回〜第36回 (岩瀬行雄) 3
編集後記 4
『三彩』総目録(第1−90号)(6) (村田真知) i-iv
第9号(2007年4月7日)
中村正義の没後30年を迎えて (笹木繁男) 1
近況報告にかえて (富井玲子) 2, 8
共同研究「県展・市展の検証」 I北海道編1北海道美術協会(道展)第1回〜第25回 (岩瀬行雄) 3
編集後記 4
『三彩』総目録(第1−90号)(5) (村田真知) i-iv
第8号(2006年12月8日)
共同研究「県展・市展の検証」について (富井玲子) 1
〈新聞旧聞〉藤本四八先生のこと (岩瀬行雄) 2
美術情報展望(2)人物に関する情報 (橘川英規) 3
編集後記 4
『三彩』総目録(第1−90号)(4) (村田真知) i-iv
第7号(2006年8月31日)
固有名詞の〈翻訳〉:美術館の英語名称 (富井玲子) 1
〈新聞旧聞〉山尾薫明氏のこと (岩瀬行雄) 2
美術情報展望(1)連載を始めるにあたって (橘川英規) 3
編集後記 4
『三彩』総目録(第1−90号)(3) (村田真知) i-iv
第6号(2006年6月30日)
イタリックの効用 (富井玲子) 1
「生誕120年藤田嗣治」をみて考えたこと(1) (笹木繁男) 2
雑誌を調べるためのツール (橘川英規) 3
〈新聞旧聞〉岡田穀のこと (岩瀬行雄) 4
編集後記 4
『三彩』総目録(第1−90号)(2) (村田真知) i-iv
第5号(2006年4月25日)
ローマ字表記による姓名の順番 (富井玲子) 1
資料調査こぼれ話〔3〕 藤田調査の覚書き (笹木繁男) 2
〈新聞旧聞〉豪華本のこと (岩瀬行雄) 4
編集後記 4
『三彩』総目録(第1−90号)(1) (村田真知) i-iv
第4号(2006年4月20日)
『美術』総目録(4) (橘川英規) i-vii
用語考(3)美術家団体の定期展 (中島理壽) 1
iページについて 1
訂正と補足:MACにおけるマクロン入力 (富井玲子) 1
編集後記 1
第3号(2006年2月20日)
jaic設立記念フランス美術紀行写真展を終えて (岩瀬行雄) 1
日本語のローマ字表記について(続) (富井玲子) 2
追悼 あるカメラマンの死 (笹木繁男) 3
jaic会報既刊目次 定期購読のご案内 編集後記 4
『美術』総目録(3) (橘川英規) i-iv
第2号(2005年12月30日)
日本語のローマ字表記について (富井玲子) 1
資料こぼれ話(2)瀧口修造の戦中期〈ある展覧会カタログから〉 (笹木繁男) 2
『美術』総目録(2) (橘川英規) 5
文献ノートから:京都・如雲社(じょうんしゃ) (村田真知) 13
用語考(2)著述と自筆文献 (中島理壽) 14
〈新刊旧刊〉『美術批評』に迫る,初の本格的な論考 時代の空気を読む――池田龍雄著『夢・現・記』と宮澤壯佳著『池田満寿夫―流転の調書』 (中島理壽) 14
〈トピックス〉ホームページ「國領經郎の藝術」の開設 14
jaic創立記念―フランス美術紀行写真展〈グレー,ブレア島,そしてオーヴェールへ〉 (岩瀬行雄) 15
後書 16
第1号(2005年11月10日)
NPO日本美術情報センター設立準備室の発足とニューズレターの創刊(中島理壽) 1
活動の始まりに際して (橘川英規) 1
資料調査こぼれ話(1) 浜田台児(1916〜)の戦争画 (笹木繁男) 2
〈新刊旧刊〉『サンサシオン1923〜33 名古屋画廊の青春時代』の刊行 2
『美術』総目録〔1〕 (橘川英規) 3
〈新聞旧聞〉平塚市美術館の大貫松三展と阿修羅のアトリエ (岩瀬行雄) 7
用語考(1) 参考文献 (中島理壽) 8
編集後記
企画展
広く美術ドキュメンテーションの新しい可能性、美術に関わる画像や映像の保存の必要性を一考していただく機会として、資料による企画展を開催します。
第1回展
岩瀬行雄フランス美術紀行写真展〈グレー、ブレア島、そしてオーヴェールへ〉2006年1月18日(水)−28日(土) 銀座・光アート 詳細>>>
22号、23号同日刊行!
2011.6.10.
22号 A5判 本文8頁、iページ8頁、定価300円。
・橘川英規「『名古屋画廊の70年』と『愛知洋画壇物語』」
・橘川英規「県展・市展の検証:中部日本美術協会」
・岩瀬行雄「『繪』総目録(3)」
・「訃報 2010年11月1日から2011年3月31日」
23号 A5判 本文24頁、iページ8頁、定価400円。
・笹木繁男「戦後日本美術を作家とともに歩く 藤田嗣治」
日本美術情報センター
104-0061 東京都中央区銀座5-10-10オリジナル第一ビル5F 光アート内
jaic-in-ny
Please direct inquiry in English tojaic.in.ny@gmail.com