『トラフィック』

★★★★
マイケル・ダグラス
ドン・チードル
ベニチオ・デル・トロ
デニス・クエイド
キャサリン・ゼタ=ジョーンズ


アメリカの裏社会に根深く浸透し、 巨大な陰の経済を掲載する麻薬密売ルート。 その中でも、アメリカとメキシコを結ぶ巨大な麻薬コネクション “トラフィック”をめぐって、 様々な欲望や陰謀に満ちた事件が繰り広げられる。

深刻な麻薬問題を、リアルな描き方で見事実現。 不正や善意、裏切り、様々な感情をこれだけ盛り込んだ作品だからこそ、 “すごい”って思う。 アメリカとメキシコの麻薬で結ばれた関係には、 あまりに近く、複雑なようで単純な印象を持たされた。 2時間28分の長い上映時間でも、 全く気にならないくらいにおもしろかったです。

3つの方面から追求していってるけど、混乱はなかったです。 警察から主婦から、たくさんの人が出ても。 各ストーリーには、映像やカメラの効果がしっかり整う。 細部にまでこだわった作りには感動です。 嫌いな人もいるけど、私はラストが大好き。 それまでの過程がしっかり描かれてて、 この結末もいいんじゃないんかな。

メキシコとデルトロのシーンはいかにもドキュメンタリーで、 映像的にもデルトロをさらに美しく見せてました。 いいなーデルトロ。一つ一つが絵になるんです。 現実に対する苦しみが見事に演じられてるトコロとか、 もっともっとファンにならざるをえませんわ。 ラストはこの顔で感動させられた。

マイケル・ダグラスの印象がどんどん良くなっていく最近です。 「ワンダーボーイズ」から、 良い映画に出ることの意義をわかったんじゃないかいうくらいです。 奥さんと子供のおかげなんでしょうか。 単に格好良い役じゃおもしろくない。 おまけに、キャサリンゼタも良い役つかんでました。

アカデミー賞で「エリン・ブロコビッチ」とダブルノミネート、 「トラフィック」で監督賞を受賞したスティーブン・ソダーバーグの力量というものが、 十分に見せつけられました。 早速次が楽しみですよ。


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