2004年スマトラ沖地震・津波 関連情報

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2004年スマトラ沖地震・津波 マレーシア復興関連情報(4)
(2005年7月25日〜12月31日)


■このページの構成

復興の状況
 ■州別の復興状況
 ■連邦政府/マレーシア全体

(このページに記載されている情報は、一般報道情報などから得られた情報を抜粋・要約して項目別に整理したものです。抜粋部分には、表記の統一や明らかな誤りの訂正のため、表現を一部変更している箇所があります。もとの記事の正確な表現等が必要な場合は、個々の情報に添えられている典拠をもとにもとの記事を参照してください。)


復興の状況


州別の復興状況

■クダ州

クダ州コタクアラムダの恒久的住宅は間もなく着工を開始する コタクアラムダの津波被災者への恒久的住宅は間もなく建設が終了し、遅くとも来年初頭までに入居できるとマフジール・カリド・クダ州大臣代理は保証した。州大臣代理によると、ナジブ副首相が近々クダ州を訪れ、恒久的住宅の建設を開始する準備を完了する予定とのこと。カンポン・プルマタンカトンとコタクアラムダの海岸沿いにはいくつかの村落の住民が住む津波仮設住宅がある。州大臣によると、現在の仮設住居から1km離れた20ヘクタールの土地に134棟の住宅が建設されるとのことで、これについて7月25日にクアラルンプールの国家住宅社(Syarikat Perumahan Negara Berhad: SPNB)で協議する。土地を平坦にする作業が近々終了し、5−6ヵ月後に恒久住宅の建設が完了する見込み。カンポン・プルマタンカトンの津波仮設住居センター長であるモハメド・ユスフ・アワン氏によれば、同センターには115世帯が住んでいる。(Bernama 2005.7.25)

お祭りムードに染まるコタクアラムダ仮設住宅  コタクアラムダの津波被災者仮設住宅のドアを、子供たちがお年玉を期待して訪れている。都会の子供たちは緑色のお年玉袋の中にお札が入っているのを目にするだろうが、仮設住宅の子供たちはお年玉袋の中に硬貨がジャラジャラしているだけで幸せな気分になる。村人は以前コタクアラムダのあちこちに散らばって住んでいたが、今ではみなまとまって一緒に住んでおり、子供たちが大勢で互いの家を訪れやすくなった。それがさらにお祭りムードをかもし出している。テーブルに出された食べ物はそれぞれの財政状況によって異なるが、オープンハウスの伝統はそのままである。チェ・ザイトン・サアド(36)は、新しい家が2006年6月に完成予定であるため、仮設住宅を全面的に改装した。外装やカーテン、造花はみな紫色をモチーフにしている。「家を飾るのに300リンギ、食事に200リンギ、衣服に200リンギそれぞれかかりました」。ザイトンには4人の子どもがいる。前の夫は仮設住宅の長である。ザイトンの家を訪れるものは、紫色のモチーフに合うよう、紫色の服を着てくるように言われる。 元漁師のアブ・ハッサン・モハマドとその妻アニマー・ハシム(60)はシンプルなまま客人を迎える。アワン・イスマイル(61)とその妻ファリダ・モハマド・レジャブ(56)がかつて住んでいたカンポン・クパラジャランの住居は、津波記念として政府によって保存されることになるだろう。(Star 2005.11.5)

■ペナン州

ペナンの仮設住宅もお祝いムードでみなぎる  仮設住居でも、ハリ・ラヤのお祝いムードは消沈することがない。国内の津波の生存者としてはおそらく最年長のワン・ザイナブ(116)は、バトゥーフェリンギの津波被災者向け仮設住宅でハリ・ラヤを迎えた。仮設住宅には最愛の子どもたちや孫たちが訪れ、ワン・ザイナブの頬には喜びの涙が伝っていた。この後数日間、さらに多くの親戚が訪ねてくる予定とのことだ。津波がワン・ザイナブさんの住んでいたカンポン・マスジドを破壊してから、彼女はこの100戸の仮設住宅の1つに住んでいる。恒久的な住宅は2006年8月に完成する予定。ワン・ザイナブさんには10人の子どもと何十人もの孫やひ孫がいる。バイダー・バハロン(65)もこの仮設住宅に住む1人だ。彼女は以前住んでいたカンポン・マスジドの家を恋しがっている。「わたしたちは運命を受け入れ、新たな始まりを期待しなければならない」。バイダーは聖ニコラス視覚障害者センターの仕立て人だった。ハリ・ラヤの間、センターの卒業生が訪ねて来る予定だという。「お年玉(duit raya)」をもらうために家の戸をたたく子供たちの姿が仮設住宅のあちこちで見られた。(Star 2005.11.6)

ペナン州大臣、支援未達の訴えは証拠が必要  コー・ツークン・ペナン州大臣は、ペナンの津波被災者でまだ何の支援も受けていない人は、政府にその旨を届け出ることができるが、津波によって生活が影響を受けたことを示す証拠を提出しなければならないと語った。「津波から11ヶ月経ったにもかかわらず、いまだに漁師たちから何も支援をもらっていないという苦情を聞いている」とタンジョントコン漁業協会で行われた式典で語った。コーによれば、苦情を登録するためにそれぞれの漁業組合の部会を通じて彼らをマレーシア・漁業開発局(LKIM)に呼び、苦情を一つ一つ調査するとのことだ。苦情の提出期間は終了したが、一部の人びとが妨害を受けたと訴えているため、苦情を聞かねばならないと語った。ペナン州農業・農産業委員会のアズハル・イブラヒム委員長によると、政府はテロックバハンの被災漁民に290万リンギ(約8120万円)を、タンジョントコンの被災漁民に48万885リンギ(約1346万円)をすでに支出している。(Star 2005.11.21)

連邦政府/マレーシア全体

マレーシアとインドネシア、情報の共有を可能とするシステムを構築中  ジャマルディン・ジャルジス科学・技術・開発大臣が11月23日にマレーシア核技術研究所にて行われた科学・技術・開発省のハリ・ラヤ・オープンハウスにて語ったところによると、マレーシアは3週間後に早期津波警報システムを設置する予定とのことだ。これは3台の津波検出装置からなり、南シナ海サバに近い地点に2台、アンダマン海のランカウィから500キロ離れた地点に1台それぞれ設置する。これらのシステムは少なくとも津波の2時間前に警報を発してくれる。スマトラの地震検出システムを向上させるため、マレーシアはインドネシア政府を資金的に支援しているという。地震が起こったとき、いつでも即時の情報が得られるようになるとのことだ。(Star 2005.11.24)

科学・技術・開発副大臣、噂を信じないよう呼びかけ  コン・チョーハ科学・技術・開発副大臣は、12月から1月にかけて津波がマレーシアを襲うというEメールやSMSの警告を信じないように呼びかけた。コン副大臣は、地震が発生することやその規模を予測することは誰にもできないとし、「東京で大きな地震が起こるかもしれないということは誰でも言える。だがそれが来年なのか100年後なのかは誰にも予測できない。詳細にデータを分析し、この地域で次の地震が起こるとしたらそれは少し北方寄りで、マラッカ海峡に大きな影響を及ぼしうると予測した専門家がいるのは事実だ。だが津波が発生しうる日時についてメッセージを送るなどして、パニックを起こすのは無責任である。津波を警告するメッセージを受け取ったら、それは無視してかまわない。事実ではないのだから」と語った。数週間前、タイの地震気象学者のスミス・ダルマサロジャ博士は、震源地がアンダマン・ニコバル諸島付近へと北方に移動したため、マレーシアとシンガポールが津波の危険性にさらされていると警告した。博士は5年前に津波がプーケットを襲うだろうと予測したが、政府はその警告をまともに受け止めず、博士は頭がおかしいなどと批判した。70歳になる博士は現在、タークシン首相に任命され、タイ国家災害警報センターのセンター長を務めている。博士の警告を引用し、12月と1月には海岸に近づかないよう警告したEメールが先週からマレーシア中をかけめぐっている。マレーシア国民大学の副学長であるイブラヒム・コム氏も、過去数週間にそのような警告メッセージをSMSで2回受け取ったという。地震を研究する地質学の専門家であるイブラヒム氏は、気象局からのメッセージでない限りその種のメッセージを信じないように人々に呼びかけている。(Star 2005.12.7)

早期津波警報システムの設置は2006年はじめを予定  マレーシアとインドネシアは2006年はじめまでに早期津波警報システムを設置する。1900万リンギの費用をかけたこのシステムは、インドネシアのロンド島に設置される。ロンド島はランカウイから500km、バンダアチェから60kmに位置する。このシステムは、地震観測機、高波観測機、海面ブイ、水深400〜500mに設置される深海ブイとツナミーター(tsunameter:津波観測装置)、高波観測機などによって地震・津波を観測し、その結果を統合・分析し、警報を発する仕組みになっており、津波が発生する1時間前に警報を発しうるとされている。また海面に異常な変化がないかを随時観測するため、海岸沿いのいくつかのポイントにカメラが設置され、相互にネットワークでつながれる。深海ブイとツナミーターからのデータはマレーシア気象局とインドネシア気象地質庁(Badan Meteorologi dan Geofisika)が共有する。このシステムはユネスコ政府間海洋学委員会が調整を行っているインド洋津波早期警報システムの一部を構成することになる。(Star 2005.12.25)

津波早期警報システムのブイ第1号を設置  インドネシア政府との数ヵ月にわたる計画・協議を経て、マレーシアで最初の津波早期警報システムのブイが設置された。ヤップ・コックセン・マレーシア気象局長によれば、2月までにそのほかのブイも設置を終了するとのこと。このシステムによりインド洋で津波が発生した場合、マレーシアに津波が到達する1時間前に警報を発することが可能となる。2つ目のブイは1月にスルー海に、3つ目のブイは2月に南シナ海に設置される予定である。これらのブイからの情報は、衛星を通じてプタリン・ジャヤにある気象局の地震津波警報センターに送られる。(Star 2005.12.31)

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スマトラ沖地震・津波 災害対応過程研究会 (JRT-DMS)