Vol.21 第42回Jam道場 久々に更新 久々に更新します。不精、すいません。 最近は常連さんが多いですが、今回は初参加のピアノさん、のお話です。 既にお上手なピアノさんは、「セッションには行くのですが、教えてもらえるようなことはない(個人レッスンはされているようです)ので、『道場』というこの企画に参加しました」とのこと。スワンでお馴染み、第三日曜セッションのベーシスト、大西慎吾さんは、とあるセッションで良く知っており、「厳しく言っていただいています」とのことでしたが。 やはり、通常のセッションでは言ってもらえることもなく、また参加者としてはハウスの人に訊くというのは、度胸がいるようです。 厳しい大西さんの助言も受け入れられると言うがんばりやさんです。それでもセッションにおいて、特にイントロを弾かねばならない歌伴に苦労しているようです。 常連のヴォーカルさんの歌伴をやっていただきました。いい感じなのですが、「安定感」に今ひとつ。ちょっと助言させていただきましたら、直ちに治ってしまったのは、流石です。 もう一方のピアノさんにも言いましたが、全ての曲、ニュアンスに応えられるように仕込んでおく、というのは、不可能なので、パターンに分けて、パターン別に、適したイントロを仕込んでおき、Keyやテンポを調整し、対応して行く、という方法を提案してみました。
つまり、@長調or短調 A最初のコードが1度、2度、4度、その他 Bテンポの、速い、中くらい、遅い(バラードなど) C4ビート、ボサ、その他 と分け、 @長調に解決しA2度マイナー7で始まるBミディアム・テンポのCボサ、である KeyがCの、(実は良く知らない)「Day
By Day」のイントロは、 仕込んでおいた(4ビートの)Satin
Dollを、(KeyがFの)イパネマの乗り(ボサ)で 弾いてみる、というようなことです。
よくわからない? ならば、是非ジャム道場にご参加ください。 面と向かって、言葉と音で説明すると、よくわかると思います。
次回は、3/15木、です。 初参加のピアノさん、またご参加ください。よかったらメール送ってください。 よろしくお願いいたします。
Vol.20 第42回Jam道場 新企画のごあんない
Jam道場のヴォーカル版Vocal教室:やってます。 ただ歌うだけではなく、ハウス・ミュージシャンによるレベル・アップのためのクリニック
スワンでもお馴染みの実力派歌手、中村泰子の、歌手のための教室。 ジャズばかりでなくポップスも。&New!特別限定4人Vocal教室 もちろん歌伴をやりたい方も是非ご参加ください 高木宏真(p,b)による伴奏者の立場からのアドバイスも。 特に、ピアノ、ギターの方大歓迎。タカギがベースをやります。BBSはこちら 毎月第4日曜15:00〜18:00
参加費¥2,500 姉妹企画: 特別限定4人Vocal教室 Vocal教室開催日に、開催 5月27日(日)13:00〜15:00 時間にご注意ください。 予約制 先着4名さま 予約&問い合わせ メールでお願いします 1人あたり約30分 参加費¥3,000 講師:中村泰子(vo) 高木宏真(伴奏担当 伴奏者指導担当) Vocal教室だけじゃ物足りない、これを訊きたい、ここを集中的にlessonしたい という前向きなあなたのために、特別集中クリニックを企画いたしました 歌伴をやりたい方も募集(人数制限無し) 不明な点はBBSなどでお問い合わせください。 他の参加者のクリニックもなるべく見るようにいたしましょう 歌のジャンルは問いません 伴奏希望者も募集しております。伴奏での参加者 参加費¥1,500 「特別限定」に関しては、歌手メインに行います。ご了承ください
Vol.19 第41回Jam道場 事後報告 2009/01/07
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
年明けに、中央アート出版社から「スタンダード・ジャズ・ガイドブック」が出ました(上、写真)。 なんだ? ぱくりか? と思った方、そうです、いや、そうじゃありません。 お馴染みの(同じ装丁)SJH収録の、スタンダード曲の色々なアプローチの仕方を、 参考CDを挙げながら、ワタクシ含め、4人のライターが解説したものです。 つまり、「ジャム定番曲演奏のための攻略本」です。是非ご覧になってみてください。
年明けにめでたく2人の初参加者がおられました。1人はハーモニカ! もう1人はピアノさんです。
ピアノさんは、アドリブも、コードのテンション・ノートの入り具合も、経験を感じさせるものでした。演奏にも余裕があり、伴奏時のコードの入るタイミングにも、そのジャズらしいシンコペーションのセンスもいいものがあります。 しかし「付点4分音符」「8分休符」のようなタイミングに、休符を待ちきれず「突っ込んで」しまいます。それが大変、惜しい!
ほかの方にも、同様な時期には多く見受けられる事例です。 しかしこれを放っておくと、癖になってしまい、「それ以外が上達」すればするほど「残念な点」として「浮き彫り」となり、残ってしまいます。
ジャム道場では、その方の「最も目立つ弱点」を指摘し、それを「その方の現技術&知識」で「最短で(最楽で)改善できるアイデア」を考え、その点を真っ先に改善していく、というやり方をしております。 「最も目立つ弱点」が改善されれば、続けて聴いている耳(リスナー)に、相対的上達度は大きい。簡単に言うと「急に上手くなった」ように聴こえるというわけです。
なんだか「詐欺師の常套句」みたいですが、「目立つ欠点」が「目立たなくなる」ことが「上っ面の上達度」を上げる、といえば、理解できると思います。
「あなた、急に上手くなったじゃない!」と言われます。 言われて嬉しいあなたのモチベーションがまた上がる、という好循環。
またしても「詐欺師」みたいですね。 しかし上っ面が上達したことによって、「2番目に目立つ弱点」が「最も目立つ弱点」に「格上げ(格下げ?)」されます。 改善されたからこそ繰り上げとなった「弱点」です。こんどはこれをやっつけます。 この繰り返しで、(上っ面だけでない、本当の)上達が見込めます。
さて、次回は2/5木曜日、(水曜が多かったですが)木曜日です。 初参加の方も、大歓迎です。お待ちしております。
Vol.18 第40回Jam道場 事後報告 2008/07/09
いやー、一年も更新しませんでした。すいません。 しかし、ジャム道場自体は、毎月1回、必ず開催し、毎回、常連さんを含む何人かの方の参加を戴いております。 ここから、スワン・ジャムの常連さんになったり、またジャム常連さんが、道場に初参加してくださったり、相互乗り入れも行われております。
第40回の初参加は、なんとチェロさんです。勿論、チェロ奏者はジャム道場初参加。その後ジャムにも参加されましたが、15年以上の歴史を誇る第3日曜ジャムにもチェロは初参加です。 数ヶ月先輩となるトランペットさん同様、すっかり常連となっております。 このチェロさん、トランペットさんに共通するのは、「感覚派」という点です。 ワタクシが「なんちゃってアドリブ」と称している方法でアドリブをされているようですが、これが結構さまになっていると言うところが素晴らしい。 「なんちゃって」といっても、奥が深い。
要するに「でたとこ勝負」ということナンですが、注目すべきは、 1.度胸 2.耳のよさ、センスのよさ 3.応用力、瞬発力の高さ です。以上がないと成立しません。かく言うワタクシも、始めは「でたとこ勝負」でアドリブしていました。 1.は必須ですが、2.3.については「持って生まれた」部分が多い。「演奏」は初心者でも、ジャズを何十年も聴いている、という場合は、絶対に有利です。
それでもハーモニーに対して音ははずれることがあるでしょう。その時にどうするか?です。 音が外れたと気がつかない人は、2.の耳のよさに該当しません。気がついた耳は「やっちまった〜!」と思う。これは嬉しい感情ではないので、次からは回避しようとする。回避方法はそれぞれの方法に基づきますが、ここで「センスのよさ」「応用力の高さ」がものをいいます。 一定のテンポで進行している最中に、この回避方法を実践するわけですから、 3.瞬発力が必要、ということになります。
お2人には、これらが備わっていると思います。これで、経験をつめば回避の方法も百発百中となるし、一度成功した回避方法は身体に染み付いて、同じ失敗はしなくなる。 つまり、ほとんどの音がちゃんとハーモニーに乗っている、というメロディになります。 特に、トランペットさんは、数多くのジャムに参加し、目に見えていいアドリブを展開するようになりました。
そんな頃、「アドリブ上達のために、コードのことも勉強しなければならないと思う」と相談をもちかけられました。 これも上達し、耳もさらに肥え、余裕が生まれたからこその課題、と言えます。
「なんちゃって」でもハーモニーに上手く乗るメロディをアドリブれるようになったわけですから、そこには、アドリブ・システムの確立があります。 この段階で、この段階になってから、理論書なるものをみると、当初に比べ、すらすらと内容が頭に入ります。 既に知っていることです。いや、できるけど「知って」いなかった内容が、自分独自のアドリブ・システムとの互換性から、容易に理解できるようになっている、ということなのです。
チェロさんも、ここで理論を学ぶとすらすら入ってくると思います。 なぜなら、80%以上のメロディは、ハーモニー(コード進行)にはまっているのですから。
ジャム道場は、もちろんですが、ジャムにも参加し、いろいろな人と、いろいろな曲(知らない曲でも!)どんどん演奏に参加してみましょう。
初参加の方も大歓迎です。初心者も大歓迎です。
Vol.17 第29回Jam道場 事後報告 2007/08/08
初参加のヴォーカルさん、歌自体はキャリアを感じさせる安定したものです。 それでも歌う前に「ジャズのジャムセッションのマナーがわからない」と言われました。 簡単に(でもないか…)説明し「とにかくやってみましょう」と始めます。 ここで安定した歌だとわかったのですが、ワン・コーラス(「Route66」なので、4コーラスということになりますか)歌い終わりピアノ・ソロになったところで、不安げな表情となりました。 次に入るタイミングに自信がなかったようです。
しかしヴォーカルさんは、「ジャムにおいて打ち合わせをしない場合の基本的な進行」をよく理解していないことを自覚しており、それを確認するためにJam道場に参加されたわけです。
初心者はわけもわからず、不安なものです。わけがわからないこと自体が不安なのです。 「不明な点があったら質問してください」と言っても自分がわかっていないポイントがわからない、どう質問していいかわからない。 これが初心者なのです。
その点ヴォーカルさんは、不明なポイントを正しく自覚していました。 その意味で“初心者”ではないといえます。
最初の演奏が終わりました。 ピアノ・ソロから後テーマを歌うタイミングを計り、合図をし、と解説して再度演奏、それを2〜3度繰り返すことで進行、合図すべきポイント、タイミングから、合図する「場所」まで理解すると、不明、不安が解消したようで、顔から不安な表情が消えました。 その安心は歌にも影響し、さらに安定した歌唱になったような気がします。
歌、楽器それ自体の技術向上ばかりでなく、ヴォーカルさんが「マナー」と表現されたジャム現場での基本的進行、指示の出し方、合図の仕方など共演者とのコミュニケーションのとり方、またトラブルになった場合の解決方法なども知っておく必要があります。 知れば、それが不安解消になり、演奏の安定につながります。
さて、次回は9月5日(水)15時からとなりました。
初参加大歓迎です。奮ってご参加ください。
Vol.16 第27回Jam道場 事後報告 2007/06/14
Jam道場はジャムにおける「応用力の向上」をメインにやってまいりました。
今回は、「多少の打ち合わせでエンディングをキメる」ということに挑戦。 編成は、ピアノ、ギター、ベース、ドラム、ヴォーカルです。ヘッド・アレンジをし、 各パートにこのようにやってみましょう、と指示し、集中的に練習し、演奏してみました。 しかしこれは、打ち合わせなし、リアルタイムでも可能なありがちなパターンでもあります。
具体的に申しますと、Vm7-Y7-Um7-X7の2小節を、3回繰り返すのですが、 ベースは、ドミナント(X度)のペダル、それを四分休符-四分音符のパターンで弾きます。和音はピアノが担当(二分音符白玉)し、 ギターは高音部、オクターヴでドミナントを弾く(鳴らし方はお任せ)、 ドラムはヴォーカルの休符に積極的におかずを入れる。
ヴォーカルが解決してからは、ベースが「例」のパターンを弾いて、 8拍目(解決してから、2小節目の4拍目)で、終わる、というものです。
活字でわかりにくいかもしれませんが、中級以上、ジャムの常連さんなら、 活字を読むだけでわかるはずです。それほどの「基本パターン」。
ジャズ演奏の終わり方は、「パターン」によるところが多い。
この曲はこの終わり方、というより、 「この手の曲(こういうテンポ、こういう雰囲気の曲)」は このエンディング・パターンが相応しいと、 演奏者の誰ともなく、「このパターンで行くよ!」というサインを出します。
そのためには、パターンを知っていなければなりません。 知っていて、どのKeyでも演奏できる技術がなければなりません。 そうしたパターンを、たくさん持っている演奏者は、強いです。
10分ほどの演奏時間で、一番印象に残るのはエンディングであったりします。 エンディング、つまり、「終わりよければすべてよし!」というわけです。
終わりさえ良ければそれで良い訳ではありませんが、 エンディングが上手くいかないと、素晴らしかったアドリブも台無しになります。
「エンディング」をキメることは、大事です。
さて、次回は7月10日(火)15時からです。
これを知りたい、これを重点的に学びたい、というポイントがあれば、参加申し込みメールの時に、明記してください。
Vol.15 第26回Jam道場 事後報告 2007/05/08
初参加のピアノさんは、「歌伴」と聞いてもしり込みをしませんでした。
「出来るな!」と思わせたピアノさんは、ロック系のコピーバンドをやってるそうです。 男性シンガーの歌う曲を、バンドで歌うのは女性シンガーであり、そのためオリジナルKeyではなく、バンドの女性シンガーに合わせてKeyを変えるということに慣れていたようです。
なるほど。
しかしそれは事前に譜面を書き直し、リハをして「移調」を行っていったのであり、 リアルタイム、もしくは歌手から渡されたKeyの違う譜面を見て直ちに演奏することと、 ちょっと様子が違います。
そういう行為においてはやはりジャズ系ミュージシャンの方が慣れているかもしれません。
しかし、ジャム常連の上手いピアニストでも、 リアルタイムの移調はなかなか出来ないものです。
ピアノさんが一番ききたかったことはこのポイントでした。
なかなか一言で説明できませんが、あえて申し上げるなら 「具体的な、○m7-○7でコード進行を認識する」のではなく、
1.曲のKeyが何であるか
2.その個所のKey(局地的なKey)が何であるか
3.局地的Keyを度数で把握する(Um7ーX7など)
4.局地的Keyは、曲のKeyから何度離れたKeyになっているか
この順で、コードを度数で把握し、 Keyを変えて演奏する場合、再度1.から順に整理して考え、 具体的にどのコードを弾くのかを考え、演奏するのです。
これが限りなく瞬時に出来るようにします。
そのためにも、違うKeyでの演奏は、どんどん買って出るようにしましょう。 違うKeyで演奏する機会は、「歌手との共演」で得られます。
ピアノさんは「枯葉」のリアルタイム移調をやってのけました。
どうやって移調をしているのか尋ねますと、 (ほぼ)4度づつ上がって行くというような回答が得られました。
これは「度数で把握している」ということです。
あとは実践で、リアルタイム移調をどんどん経験することで、慣れてきます。
次回の参加も希望されたピアノさん、是非ジャム・セッションにも参加してください。
次回のJam道場は、6月12日(火)15時からです。 初めての方でも歓迎です。
スワンへメールなどで問合せ、ご予約ください。
Vol.14 第25回Jam道場 事後報告 2007/04/04
ひさびさに報告をいたします。“報告”サボってすいません。
Jam道場は月一でちゃんと開催し続けております。ジャムでおなじみの方も、HP見て参加された方もおります。
その中からギターさんのお話しをいたしましょう。
HPをみて参加を希望されたギターさんは「ロック・ギターをやっていたのですが、ジャズも弾いてみたくて」とのことです。 楽器もストラトです。
こういう素性の方は、非常に多いです。
しかし演奏を聞かせていただくと、かなりしっかりしたギターを弾かれるのでびっくり。
Fのブルース。ロック出身のギタリストは、ロックでもブルース進行の曲はありますのでお手のものです。しかしその多くは、運指の癖がついているマイナー・ペンタトニック・スケール一発だったりします。
F、つまり「ヘ長調」のブルースですから、マイナーではないのです。 もう少し詳しく言うと、3度は「長3度」です。 しかしロック出身のギタリストの指はFmの運指位置。12小節のコード進行、というより、 Fm一発なのです。
それも一つの攻略法ではありますが、 1.F7の部分 2.B♭7の部分 3.Key
of FのUm7-X7の部分 くらいの区別はつけたいものです。
「ジャズ的に…」と考えるなら、まずこの点をおさえましょう。
1.はF7、3度は「長3度」つまり「Aの音」を使うべきスケール 2.はB♭7、7thは「短7度」で「A♭の音」になり、 1.の部分の「A」の半音下の「A♭」になります。
Fマイナー系のスケールを使うなら、この2.の部分にすべきで、そうすることで、1.の部分との対比が、「長調」「短調」と明確になります。
そして3.では、F7でもなく、「Fメジャー系のスケール」を使うということです。 そのために、直前にV−Y(Am7-D7)のコードでつなぎます。
だいたい、ロック系のX7−W7、ジャズ系のUm7−X7と、 9〜10小節のコード進行は違います。 またアタマへ戻るターンバックも、ロック系とジャズ系では進行が異なります。
バックで鳴っているハーモニー、その変化に対して繊細に反応したいものです。
それでも熱く!なってきたら、最後のコーラスは、ペンタ&チョーキングで、 「トイタトイタトイタ(G-A♭-CG-A♭-CG-A♭-C、もしくはC-D-FC-D-FC-D-F)」 と盛り上げるのもよいでしょう!
このギターさんには、マイナー・ペンタはほとんどでません。
コード感、コード進行の変化を感じさせる流麗なソロです。運指もかろやか。 この点を突っ込むと、上記の内容を理解しており、意識的にペンタを出さないようにした、 とのことです。
なるほどね。
いち早くジャズの雰囲気をつかもうと、意識してそうしている姿勢は素晴らしい。 しかし、もともと持っているペンタ・フレーズも、使い方によっては効果的ですから、何が何でも出さないとする必要はないかと存じます。上手く使い分けることで、アドリブの世界を広げましょう。
ギタリストさん また参加してください。
第3日曜のスワン・ジャムにも是非ご参加ください。
4月3日のJam道場はおかげさまで多数参加頂き、全員に満足いただけなかったかと存じます。参加人員は8人を超える場合は、締め切ることもございます。申し訳ございません。
早めのご予約をお願いいたします。
次回は5月8日(火)15時からです。 初参加の方も増えております。これをご覧のみなさまも気軽にご参加ください。
Vol.13 第14回Jam道場 事後報告 2006/05/21
Jam道場常連ベースさんのその後。
ヴォーカルとの共演は、「共演」といっても歌手の指定した曲を指定されたKeyでと、歌手サイドからの決め事が多く、事実上、「歌の伴奏をする」という形になります。まして「リズム隊」の要であるベースというものは、“演奏”を安定して進行させなければならない重責を背負ってます。
比較的知られたスタンダード・ナンバーですが、ベースさんはたまたま曲を知りませんでした。 そこで質問。「知らない曲を譜面を見ながら初めて演奏する場合、どのように臨めばよいのですか」 譜面を渡されてから演奏を開始するまでの限られた時間にやるべきことには優先順位があります。 優先順位でいうなら「曲のKey、拍子、4ビートかボサかなどのリズム・パターンを確認する」「1コーラスの小節数と、ABAB'、AABAなどの構成の確認」「4小節づつかかれており、パートの分かれ目がわかり易い譜面になっているかどうかを確認」…というところでしょうか。
知らない曲の場合、1コーラス目は、2ビート感覚で、コードのルートのみを、シッカリ発音するということに徹し、いいだしっぺさんが演奏、歌うその曲のメロディを良く聴き、テーマを奏する1コーラス目だけで、大体の曲の感じをつかむことが肝心です。
1コーラス目は、当然、コード譜をずっと目で追うことになります。
2コーラス目、つまりアドリブのコーラスからは、余裕で4ビート・ベース・ラインを弾くことができるように。
結構難易度は高いのですが、ベーシスト、コード楽器奏者は、このようにして初めての曲でもこなさなければならない場合が多く、その経験を多く積めば積んだ方が上達が期待できます。
さて、次回は、6月9日(金)15時からです。 金曜です。お間違えのないように。 他の曜日がご希望の方は、スワンJam道場係あてに、メールをください。 よろしくお願いいたします。
Vol.12 第12回Jam道場 事後報告 2006/03/04 
参加は、常連シンガーと常連ピアノさん×2。
その回の参加者で演奏してもらうところから始まるJam道場は、ベースがいなければベースレス、シンガーがいればインスト奏者は歌伴をやることになります。
シンガーの提案する「酒バラ」をピアノが伴奏。その代わり、Keyが不確定であるシンガーは「酒バラ」をオリジナルKey(F)で歌うことで、ピアニストに歩み寄りました。
2人のピアノさんは、オリジナルKeyということもあり、比較的安定した伴奏(ピアノのみ)をいたしましたが、やはり女性には低すぎるKeyです。
今度は、女性の平均的KeyであるB♭に移調し演奏(講師によるベース入り)することにいたしました。
ピアノAさんは戸惑いながらも、コード譜なしの状態で、B♭への移調を大筋でこなしました。オリジナルKeyでの伴奏時より音数も減り、より理想的な歌伴に近づいたと思います。もっとも、リアルタイムでKey of B♭のコードを探っていく過程でどうしても慎重にならざるを得ず、結果的に音数が減ったのだ、と告白しておりました。
ピアノBさんはというと、相当苦戦を強いられてしまいました。
常連である2人のピアノさんは、得手不得手のポイントはそれぞれですが、総合的に見て同じくらいにレベルが高い(ともに、仕事でピアノを弾くという経験もお持ち)ことを断っておきます。
リアルタイム移調は、ハッキリ言ってレベルの高い技術です。
そこで2人にどのようなシステムを用いて、リアルタイム移調を行ったのかを訊ねました。
Aさんは「度数方式」。そのKeyにおけるU―X、X−T、この小節では何度転調する、というように考える移調方法。
Bさんは絶対音感があり、覚えているメロディを「その音」から弾き始めるという移調方法。ドラーソラドレーラーはKey of B♭に移調する場合、ファレードレファソーファーと歌うそうです。目の前にKey of Fの譜面があると、それに影響され弾きにくいといいます。コードについても同様に、ハーモニー(サウンド)を覚えていてそれを1つ1つのコードに対して探っていく、というような方法と説明されました。
ワタクシはAさん方式であり、Bさん方式は別世界の言語のように思えます。
Bさんは「B方式」での「コード移調」が上手くいかず「絶対音感があっても役に立たないンです」と言いますが、そんなことはありません。>
要するに「自分が使いやすい移調システム」を、自分の中に確立すれば良いのです。
「リアルタイム移調」が出来るならば、方式はどんなものでも構わないのです。
もしコードのシステム、移調について“白紙状態”であれば、ワタクシは「度数方式」を、ギター、ベース、ピアノには勧めます。しかしBさんは絶対音感を持ち、どの鍵盤からでも「酒バラ」の「メロディが弾ける」システムが確立しているのですから、そのシステムで「コード移調」も出来るように“ヴァージョン・アップ”すれば良いのです。
不案内の「B方式」ヴァージョン・アップ方法を上手く説明は出来ませんが、現在確立しつつある自分の方式を用いて、ジャムなどで移調演奏を数多く経験していくことは、確実に効果があるといえます。仕事の現場ではまずいですが、“お客さん”として参加するジャム・セッションでは失敗を恐れる必要はありません。ピアノがたとえ“絶句”してもベースなどが演奏を続けてくれます。演奏自体が崩壊してしまうことはありません。見失ったら、弾かずに、落ち着いて復活のタイミングを狙います。
「荒療治」と言えますが、荒療治が最も効果があると思います。
「リアルタイム移調(譜面無し)」を強いられる状況に置かれることは、頻度の高いことではないかもしれません。多くは「歌伴」ですが、その場合はシンガー持参の譜面があります。リアルタイムで出来なくっても…、そうかも知れません。
しかし、「リアルタイム移調」が出来るということは、自分の中に確固たる「コード・システム」を持っているということ。
応用力・瞬発力がものを言うジャズにおいて大きな武器になる、と考えます。
次回Jam道場は、未定ですが、日時が決まりましたらUpいたします。
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