横浜市保土ヶ谷区天王町のカイロ・整体院 横浜天王町カイロプラクティック。
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症例集:背中の痛み

性別:男性 年齢:29歳

主訴:背中の痛み。

医師による診断:

なし

経 緯:

  4日前の日曜日にテニスの試合があり、試合が終わった辺りから身体を右にひねった状態で反らすと痛かったが、一昨日辺りから座っているだけで背中が痛く なった。
今はそれほど痛くないが、長い時間座っていると背中が痛くなる。


所 見:

  左の腰部も張っていたが特に右足首周囲の緊張が強い。
気になったので「過去に膝関節を痛めるか足関節の捻挫を繰り返し、ろくな処置もせずに放置しなかったか?」を聞くと、高校の時に足首の靭帯を半断裂したこ とが分かった。
 靭帯を半断裂した右足関節の安定性を補う目的で足関節周囲の筋肉が緊張し、そのために足関節の柔軟性が失われたのだろう。
  詳しく筋肉の状態を調べると脹脛の緊張が強く、その緊張が膝関節にまで伝わり膝の外側の筋肉まで固くなっている。
 脹脛をちょっと摘むだけで痛がるほど固く足首の柔軟性はほぼ失われていました。

診 断:

 背中の痛みは過去に受傷した足関節の靭帯半断裂影響で下肢の筋肉が緊張して下肢の柔軟性が失われたことが大本の原因。
この状態でスマッシュやサーブを打とうとすれば、下半身が反りの動作に参加出来ない分、背中の患部に無理な力がかかる。
その結果、痛みを発する。
 施術においては半断裂した靭帯に影響が出ない程度に筋肉をほぐし、かばって歩いているせいでズレた足関節、膝関節、骨盤を、腰椎を矯正する。
    

処 置:

  前右前・後脛骨筋、腓腹筋、外側広筋をほぐす。
 右距骨回外偏移、踵骨の内反、脛骨の外旋偏移、骨盤右前方偏移、第五腰椎右回旋偏移、第4腰椎左回旋偏移を矯正。

結 果:

右回旋+伸展位で最も痛みを訴えていたが、今現在は痛みなし。サーブを打つ真似をしてもらうと反れる角度が増していた。
 反れる角度が増したにも関わらず痛みはなかった。試合中は足関節用のサポーターを着用し、アキレス腱のストレッチを入念にやる事を指導してこの日はお帰 りいただいた。
経過及び計画
 前回から一週間後2回目の来院時には痛みは殆どなかった。現在はテニスの試合前を中心に来院し、定期的に右足関節の矯正と歩き方の改善、指導を行ってい る。

コメント:

 スマッシュやサーブの動作で背中を痛める主な原因はスマッシュやサーブを打つために振りかぶった時と反らした時です。
多くは振りかぶったときに痛める事が多いために、背中から頚、右肩甲骨から前腕、手関節にかけて主に上半身の緊張が強い。
反らしたとき痛める時は、下肢の緊張が強いく、足が突っ張った状態で背中を反らしたときよく痛めます。


 スマッシュやサーブの動作は背中を反らすと同時に、膝関節と足関節がそれぞれ曲がる事で骨盤を沈ませます。
膝関節と足関節を曲げる事で背中のそりの限界を補い、更に後ろに反れるようになります。
しかし、足関節と膝関節を過去に痛めていると膝や足関節の柔軟性がなく、膝を曲げる事が出来ません。
特に脹脛の筋肉が固い場合は膝関節の屈曲を邪魔するので骨盤が沈まず背中のそりの限界を補えません。
結果、更に反らすために無理に背中を反らすので痛めます。


 このような症状で一番役立つ診断法が歩行をチェックです。
この患者さんの右足首に何らかの問題がある事は問診で聞く前、歩行の観察時に既にある程度分かってました。
歩行に僅かばかりの異常が見られそれを見逃さなかったからです。
その異常とは歩行時に右の立脚周期が短く、同時に右への体幹の動揺が少ないことでした。
 立脚周期が短いのは恐らく障害側が片足立ちになるために、荷重がかからないように庇うためではないかと考えられます。
 また、立脚相の時に右足首へ体重が掛かると、右足首の距骨は外側へ逃がすために回内位になり、その動きと連動して体幹は僅かに右へ動揺します。
しかし、このとき右足首が緊張して固くなっていると距骨が回内出来ないために荷重を外側へ逃がす事が出来ません。
同時に体幹の右への動揺も減少します。
 これが膝だとむしろ右側への体幹の動揺は増す傾向になります。
 歩行のどの周期でどのような歩き方をしているかを観察すればどこに問題があるかをかなりの確率で絞れます。
逆に歩行に変調を来せば、症状を発症する可能性が高くなるという事にもなります。
正しい姿勢と正しい歩行こそが腰痛や肩こり等を予防するためのだ一歩です。





 
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