背部痛・腰痛・坐骨神経痛の症例 


 症例2:61歳 女性
1)症状 右腰の痛み、右下腿前外側の痛み・しびれで強く歩行困難な状態。
2)病院での診断 腰椎椎間板ヘルニア(第4/5腰椎椎間板が脱出、分離し脊柱管の1/4以上を占拠、それにより馬尾が圧迫されている状態:MRI真)による坐骨神経痛。
3)当院への来院経緯 手術を避けたいという気持ちから患者さんの紹介で来院。
4)当院の診断 腰痛は仙腸関節のずれによるものと判断。下肢痛は仙腸関節のずれによる関連痛、第5腰椎のずれによる関連痛+神経根性痛、椎間板ヘルニアによる馬尾神経圧迫の複合的関与と判断。治療の反応を観察しながら判断の修正をすることとする。
5)当院での経過 初回の治療で右腰の痛み大幅に軽減、下腿の痛みとしびれは変化せず。2回目の治療で下腿の痛み・しびれも減少。6回(1ヶ月)の治療で、わずかな下腿のしびれを残し、痛み消失。
6)院長の見解 結果として、当初の予想通り腰痛は仙腸関節性、下腿の痛みは仙腸関節+腰椎性であった。わずかなしびれのみが椎間板ヘルニアの圧迫による影響と思われる。この症例のように強い腰痛+下肢痛・しびれがあり、明らかに椎間板ヘルニアがあっても、症状の主因が椎間板ヘルニアでないということは少なくありません。まずは、的確な手技療法を受け、改善がみられない時のみ手術を考慮するというのがベストの選択と私は考えます。


MRI写真(T1強調像

椎間板へルニア[水平断]



椎間板ヘルニア[矢状断]


   



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