【キリスト教入門講座】 1999.5.21
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キリスト教の始まり(1)
☆ 「キリスト」とは
イエス・キリストと普通呼びますので、「キリスト」という呼び名が、イエスの姓だと思っている人がいました。キリストは、「メシア」という言葉のギリシャ語訳です。メシアは、神の約束されたイスラエルの救い主で、ダヴィデ王の家系から出てくると信じられていました。ダヴィデ王というのは、イスラエルの民衆から大変人気のある王様で、その意味では、イスラエルの人にとっては、自分たちを苦境から具体的に救済してくれる人だったのです。そのせいもあってか、イスラエルの人々は、今でもイエスをキリストとは認めておらず、いつか必ずメシアがやってくるはずだと信じています。
☆ イエスという人物
キリスト教では、もちろん、イエスを神と考えるのですが、同時に、私たちと同じ人間として生きた方だという事も大切にしています。イエスは、ガリラヤという地方を中心に活動し、エルサレムで十字架につけられ殺されました。このガリラヤという地方がどのような所だったのか、エルサレムでしかもローマの法律にしたがって処刑されたという事には、どのような背景があったのかを考えて行きます。詳しくは、「福音のはじめ」を取り上げる回に考えて行きますが、今回は、十字架の出来事を中心に概観していきます。この出来事は、一般の歴史の中でも記録されています。
☆ キリスト教の始まり
イエスの復活については、初めは信者の中にもそれを疑問視する人たちがいました。しかし、時が経つうちに、「イエスが復活して、...に現れた」と告白する事が、一般のユダヤ教徒とキリストを信じるものとを区別する大切な基準になっていきました。その意味で、「イエスの復活」の出来事をもって、キリスト教の始まりと考えて行きたいと思います。