ヴァイナハテン in Freiburg − 24/12/00

海外でクリスマスを体験するのは初めてである。
ベッカー仲間は、クリスマスを家族や仲の良い仲間と過ごすようである。
村で一人で過ごすクリスマスはちょっと寂しい。フライブルクにはドイツで知り合いになった日本人がいる。クリスマスイブを日本人5人で過ごすことになった。
ドイツの通常の週末は、お店など殆どがお休みしてしまう。レストランや駅内のお店などが何とか営業している程度である。日本でもおなじみ365日24時間開いているマクドナルドが駅構内にある。それが24日午後6時、そのマクドナルドも閉まってしまったのである。今年のイブは日曜日、電車や公共の乗り物も全て止まってしまった。日本の正月より静かである。
町が止まっていくのを横目に友達の部屋に向かった。フライブルクの駅から近いその部屋は5人で過ごすには十分な広さであった。
夕食の準備を早々に始める。手巻き寿司である。
ドイツは連日狂牛病のニュースが流れていて、庶民の肉食離れは、肉屋を閉店に追いやっているほどである。
そのため、寿司のネタの魚が売れていて、以前に比べドイツの魚屋が充実しているようである。
準備が整い、グリューワインの乾杯から始まった。
グリューワインは、ドイツの甘酒といった所で、寒い所で暑いグリューワインを飲むのがいい。香辛料がきついとかなりむせる。
作り方は簡単、ティーパックで紅茶を入れる要領でOK。
ティーパックのようになっているGluehfixを沸騰された赤ワインの中に入れ砂糖で味を調整し出来上がり。
準備に多少手間取ったが、空腹のピークで食べることが出来、最高においしく頂けた。皆もかなり空腹だったようで黙々と食べた。
日本人同士のパーティーは久しぶりなのだが、ドイツ人との時の方が良く話しているように思う。
ミュンスターでコンサートとアドヴェントのミサが夜の10時から始まる、30分前には片づけを済ませ部屋を出た。
しっかり着込み、手袋、マフラー、帽子を着用しているのだが寒さが体に染みる。町中は人影もまばらだったのだが、ミュンスターについてみると、かなり広い教会内が人であふれていた。座る席は無く、立つにも場所が無かった。人をかき分けいい場所を探しているうちに、教会の最前列まで来てしまっていた。するとちょうどコンサートが始まった。下手に動くことが出来なくなり、結果的に最高の場所でミサを見れることになった。
コンサートは地上から20メートルほどのロフトのような場所で演奏されているため、音だけは聞こえるのだが誰も見ることは出来ない。
その後、祭壇の当たりの人の動きがあり、会場全体が一瞬静けさに包まれた。しばらくして、祭壇右手から司祭の人達が現れた。最前列にいるために、目の前を通り過ぎていくのが良く見える。最後尾は今日のメイン司祭者で、子供たちにやさしく声をかけながら現れた。太陽のようないい笑顔である。
ミサの進行は、入り口近くで手に入れた冊子にのっとっていた。そのため、キリスト教とでない我々にも良く分かる。改めて周りを見回すとドイツ人ではない人が多い。口パクの人や進行状況を把握してない人も多くいた。
ミサはカソリック形式で行われ、バチカンと同形である。荘厳に進められていたのだが、周りの人と握手をするときがある。この時は、緊張した空気が一瞬和やかになった。
12時少し前には終了した。出入り口は3個所あるのだが、すごい人数がいたため出るまでには多少の時間を要した。
部屋に戻り、テレビをつけるとバチカンのミサが始まった所であった。時差はドイツと同じなので12時からミサが始まったことになる。今体験してきたことをテレビで見るということは興味を引いてみることが出来るものである。
結局12月26日までドイツは完全にお休みとなっていた。