〜初登/再登情報〜初登/再登のページはフリークライミングであれば、国内外を問わずボルダーでもマルチピッチでもすべて掲載していきます。単に高難度ルートだけでなく、再登数の少ない歴史性のあるルートの記録などもお寄せください。
また山と渓谷社『Rock&Snow』誌との連携で、ここに寄せられた記録は同誌編集部にも送られ、編集部の判断でクロニクル欄に掲載されます。そのため、投稿内容について同編集部から問い合わせが行くことがありますのでご了承ください。
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2007年へ※ 文中のグレードは原則的に投稿者の感じたものを記載しています。
鳳来 “エゴマニアック”
* 4月3日に田中亜貴が成功。女性第2登と思われる。
3シーズン前(去年の春)からトライしていた“ガンジャ”が登りたくて、今シーズン2回目のハイカラでした。ガンジャはたぶん40回はやっていると思います。「登れそうで登れない。それでついつい、またやりたくなってしまう。」そんなルートです。
先週は、今シーズン初日で最高到達点がマークできたので、もしもに備えてとりあえず“エゴマニアック”の部分を一回チェック。3日は大阪からのクライマーがエゴマニアックをトライされていたので、ヌンチャクが上までかかっていました。「もしガンジャが登れたら、エゴをいけるところまでつなげてみよう」と思っていましたが、本気トライ1回目は動きが硬くて×。2時間大レストして2回目……。“ガンジャ”がやっと登れました!長かった〜。嬉しい気持ち、そのまま下りたい気持ちを切り替えて、“エゴ……”のパートへ。
朝一でチェックしていた最初のパートをなぜか超えられてしまい、そのまま記憶のあいまいな上部へ。かなり焦りましたが、下からの応援のおかげでなんとか完登できました!登れた時は信じられなくて、なんだか自分の事じゃないみたいでした。
コンディションは最高で、時々吹く強い風が湿気をとばしてくれる日でした。ホームである鳳来で、ずっと目標にしていたルートだったので本当に嬉しいです。応援してくださった方、ビレイしてくださった方、本当にありがとうございました。
グレードに関してですが、個人的には“ガンジャ”は13dでいいのではと思います。他のエリアとの比較より、そのエリアでグレードのスライドがあっていることが、この辺りのグレードでは大事な気がします。“ドント・ストップ・ザ・カーニバル”、“アクシデントウルフ”の13b、“ステロイド・パフォーマンス”、“アクシデントパンダ”の13cと比較すると、“ラーマ”は確実に13c/d(『Rock&Snow』では13c)はあると思いますし、“ガンジャ”は“ラーマ”より難しい気がします(得意不得意はあると思いますが……)。
グレードが全てではもちろんないけれど、頑張ってトライしているルートに適正なグレードがつけられていたほうがやっぱりいいと、私は思います。
(2008/04/04 写真は昨秋の“ガンジャ”トライ中のもの。 撮影:世良田 郁子)

スペイン シウラナ&モンサン* 2月25日〜3月16日にかけてスペインを訪れた中原栄の報告。
シウラナ
モンサン
この他、7c+ 3本、7c 1本、7b+ 4本、7b 2本、7a+ 4本、7a 6本、6c+ 1本。
(2008/03/22)
鳳来 “バーニス”* 3月16日に尾上彩が成功女子の5.13aの年少記録としては、小林由佳の10歳(真野川・ミクロコスモス)に続く2番目の記録。
* 以下は尾上をコーチしている伊東秀和のレポート。
この春、小学校の卒業の節目を迎えるということもあり、卒業までの目標に13台を登る目標を立て、日帰りでの鳳来通いが始まりました。
2月中から通い始めたので、しばらくはあまりの寒さにアップも厳しい状況でしたが、3月中旬に入るとかなり状況がよくなり3月9日のトライではあと1歩まで迫り、リーチがかかった状況でした。
そして16日。2日前まで高熱を出していたので心配もありましたが、当日の暖かさも味方したこともあって1回目のトライで完登することができました
トライは5日間。ヌンチャク掛けを含めてのトライ数は15回程度。繋げての本気トライは7回でした。
この日を逃すと、卒業直前の1日しかチャンスがなかったので本当によかったです。カウントダウン付きの目標ということもあって、「コンペより緊張する〜」と言っていましたが、よく集中して登りきったと思います。
コーチとして同行していましたが、極寒の中の半分ダメ元でのオンサイトトライ で、自分自身もこのルートをオンサイトすることができたのはとてもよかったです(過去2人目?)。師弟共にとても思い出深い1本になりました。
(2008/03/22 写真:伊東秀和)
備中・羽山 “テルセーラ”(5.14a)* 1月29日に田中亜貴が成功。国内での女性による5.14の成功は、真達朋子(鳳来“エゴマニアック”)、中貝星子(備中“備後のユージ”)に次いで3人目か?
何年か前から、羽山を訪れた時には“門前払い”をトライしていました。今シーズンは“棲龍門”を目標に昨年末から通い始め、まずは“門前払い”を4日ほどトライ。1月8日に“棲龍門”をRP(3日、5トライ。“門前払い”へのトライを除いて)できたので、“テルセーラ”をやってみようと思いました。40mという長さから、多分得意系かなと思ったからです。
登れた日は前日までの雪で染み出しが始まっていて、コンディション的にはあまりよくなかったのですが、中間部の核心ができたので気合で頑張りました。まだ登るには時間がかかると思っていたので、登れた時は不思議な気持ちでした。(4日、8トライ)
羽山で一番長く、印象的なこのルートを登れて嬉しかったです。
(2008/02/07 02/08 補足訂正)
伊豆 城山 “ロジカルプログレッション”* 1月2日に安間佐千が“リキッドフィンガー”、“ポカプログレシオン”、“ロジカルプログレッション”の3ルートに成功。
12月30日から1月2日まで冬休みを使って城山を訪れた。目標は“リキッドフィンガー”、“ポカプログレシオン”、そしてそれらの核心をつなげた“ロジカルプログレッション”。
まず12月30日に“リキッドフィンガー”を、ヌンチャク掛けを含めて3トライで、31日には“ポカプログレシオン”を2トライで登った。この2日間は寒波が来ていたらしく強風で非常に寒く、さらに岩も湿気ていて登りにくかった。
年明けの1月2日、この日は風もなく、岩もからっとしていて、この日を逃す手はないと思い、気合いを入れて“ロジカルプログレッション”にトライ。上部で確率の悪いポケットへのデッドがあり、ここで落ちたらしばらくはまるなと思っていた。だから、このトライはかなり集中していた。リキッドを越え、指がかじかむことなくレストを軽くし、ポケットを安定して捕らえ、完登することができた。3トライ。
自分の最高グレードを少し上げることができて、またボルダー的なこのルートから得られるものが僕には多かったので、すごく嬉しい。グレードに関しては、“リキッドフィンガー”が5.13d、“ポカプログレシオン”5.14a、“ロジカルプログレッション”は5.14b/cぐらいに感じた。
(2008/01/08)