〜初登/再登情報〜
※ 文中のグレードは原則的に投稿者の感じたものを記載しています。
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備中 羽山 “空知” (5.14d)第4登
* 10月の中原栄に続き、こちらも地元岡山出身の杉田雅俊が成功。グレードについては、「(よくわからないが)自分の中では一番難しかった」とのこと。
以前、“空”を登った時に一度トライしています。
そして大分のジャパンカップ後、備中入りし、初日はムーブ確認、2日目にヌンチャク掛けを入れて4回トライ。この時は最後の2手で落ちました。中間のレストポイントであまり休めず、腕が張って落ちるという感じでした。
そして3日目。1回目のトライでは、また同じ所で落ちてしまいましたが、次のトライで完登することが出来ました。うまく核心前のレストで休めるかどうかがポイントでした。
開拓の時から初登されるまでを知っているので、自分の中では価値のある1本だと思っています。地元にこういった難しいルートがもっと出来て、岡山からたくさん強いクライマーが育つとうれしいですね。
(2007/12/11)
小川山 不可能スラブ “伴奏者”
* 中嶋徹が12月9日に成功。室井登喜男による初登後の再登状況は不明だが、再登されていても極めて少ないものと思われる。ちなみに初登の日付も2001年の同じ12月9日。
本格的なトライは3日間、12月1日に隣の“頭痛”(三段)を登ったことによりスラブに自信が付き9日に登ることができました。グレードは良く分かりませんが“頭痛”や“地獄変”より明らかに難しいので五段でいいと思います。
(2007/12/09)
奥日向神 寿老人エリア開拓
* 長友敬一らにより、福岡県の日向神に新しいエリアが開拓された。グレードは5.10台が中心。詳細はウエブサイト“K1ヒュッテ”にある同エリアの紹介ページをご覧下さい。
(2007/11/27)
万江川 “ダチュラ” 第2登
* 小山田大による初登後、5.14b(発表グレード)という難しさに加え、地域的また気候的な条件の悪さから10年にわたって再登がなかったが、11月18日に樋口 純裕がレッドポイントに成功した(上の写真は核心に入るところ)。
とにかく嬉しかった。登れたときは絶叫しまくった。魂が蒸発するような瞬間でした。
クライミングを始めて1年目(6ヶ月)で運よく5.13が登れたので2年以内には5.14を絶対登ろうと思い、今年も3月くらいからトライをしていましたが、5月になるとぬめりのシーズンが到来。結局2年以内では達成することはできず、すごく悔しい思いをし、秋のシーズンが到来するのを待ちわびていました。
先週の日曜日から通い始めたのですが、今シーズンは雨も少なかったので岩場は絶好のコンディションを用意してくれていました。11日(日)ヌンチャクかけを入れ4トライ、17日(土)3トライ。そして18日は1便目は体もよく動き最後の核心に入るときもかなり余裕があったのですが、デッドを出すとき足が引っかかってしまいフォール。2便目もあえなくフォール。今週もだめかと思いましたが、暗闇迫る夕暮れまでレストをとりました。
この間に指の感覚がなくなるのではないかと思われるぐらいまで気温がさがりました。トライ中は自分の気持ちを奮い立たせるために何回も気合をいれ、最後の核心に入ったときは1手ごとに雄たけびをあげ、最後のカチにデッドしてかろうじて指先がかかったときは渾身の力で耐えました。
完登までには数多くのトライが必要なルートでしたが、九州のクライマーにとって歴史的なルートが登れて幸せです。グレードは、初めての14ルートなのでよくわからないのですが、5.14aは間違いなくあると思います。
(2007/11/20)
鳳来 “バチュラレット” 第2登
* 11月13日に柳本 健嗣が成功。発表グレードは四段+だが、柳本はグレードは「わからない」とコメントしている。
3年前にこの課題に出てくる左手一本指でパキッてしまい、大きな借りがあったが、ついにこの課題を登ることで借りを返すことができた。兎にも角にも左手一本指からのランジの一手が強烈に悪く、今までトライした課題の中で最もハードな一手であり最も打ち込んだ課題だったので、登れた時は最高に嬉しかった。最近、友達のクライマーがある別の課題で指をひどく痛めてしまったのだが、また指を治して、いつの日かその課題を登って借りを返すことを願っている。
(2007/11/16)
備中 羽山 “空知” (5.14d)第3登

* 10月21日に中原栄が成功。
2006年1月1日、“空”(5.14b)をRPしたときに僕は、次は“空知”としか頭に浮かばなかった。しかしトライしてみると空知は空とは違い格別に難しく、心技体が必要とするルートであることにきづいた。
1年半がたち2007年6月から空知のムーブをさぐり、夏の暑い日も関係なしで時々トライした。ムーブも完璧にこなせるようになり、ついに10月21日、ついに空知のRPに成功した。
「嬉しい!」の一言です。登れた瞬間、3年前の阪井さんが開拓される姿や、平山ユージさんが本気トライされる登りが頭をよぎりました。いずれ未来のプロジェクト、本当のライン、“空知ダイレクト”(推定5.15b/c)を登ることを夢みています。
空知をRPできて、1つの区切りになりました。僕は少しづつですが、皆様のお陰で成長していることは確かです。まだ一度もヨーロッパで登ったことがありません。早くヨーロッパで登りまくり、強くなりたいです!住みたいです。世界のクライミングを学ぶために、遠征費をサポートをしてくださるスポンサーを募集中です!将来間違いなく世界一のクライマーになってみせます!大器晩成型です!どうかこの通り是非ともよろしくお願いします!
(写真:Yamada Masayuki 2007/10/23)
御岳 忍者岩 “亀返し”
* 6月17日に尾上彩が成功。合計2日のトライで、以下は初日に同行した伊藤達也のコメント。
どちらかというとパワー系の課題の為、彩には厳しいかと思ったのですが、アドバイスをしつつ見ていた所、着々と手数を伸ばしていきました。しかし、この日は雨が降ってきて上部が濡れてしまい、危険回避の為、トライを断念させました。2日目は仕事の為一緒に行けませんでしたが、完登の報告を受け、とてもうれしかったです。これからもどんどん色々なタイプの課題をトライしていってほしいですね。
(2007/6/24)
小川山 林の中のボルダー ウイスキーボトル “地獄変”
* 6月2日に中嶋徹が成功。
2日間のトライ。1日目にダイクへの一手以外のムーブをすべて解決し、2日目にマントルっぽいムーブでそこを解決して登りました。ダイクから上は簡単(三級くらい)ですが不安定なムーブなのでとても恐ろしかったです。マット無しで登った室井さんは凄いです。少し易しめと言われていますが、今まで登った課題(三段4本 二段13本 初段41本)と比べると四段でいいと思います。
(2007/6/4)
小川山 マラ岩“メランジ” 第3登
* 5月19日に小澤信太が成功。
トライ回数は去年10回はやっている。今年、一回目の本気トライで登れてしまった。去年は10〜11月にかけてトライしていたが、その時はやはり寒すぎたようで、指の感覚がなくなって落ちていた。
グレードはたぶん5.14の真ん中あたりだろう。ボルダーなら四段〜四段+に感じた。僕の手順で12手だった。内容はボルダーと考えてもいいと思う。ホールドは遠目。リーチのある人には易しく感じられると思う。
(2007/5/23)
小川山 屋根岩(矢根岩)5峰“デリウス”
* 5月3日に中嶋徹が成功。
ムーブを作ってからすぐ登れてしまった。5.13が2回で登れたのにはビックリした。トポにはパワールートと書かれているがバランスが必要で好きなタイプのルートだった。
(2007/5/6)
小川山 “フィロソフィ”、“ラブリートラヴァース”
* 安田あとり(12歳)、尾上彩(11歳)が成功。二人とも外岩で初めての初段。
* “フィロソフィー”は5月3日に安田、5月4日に尾上が完登。
レストポイントが無いので、最後までつなげられるかがポイントでした。コメント:昨年の秋に3日トライしましたが、終了点でフォール。冬を越して久々のトライ、昼食(焼肉)をはさんでしっかりレストした後、午後一本目のトライで完登しました。外岩初の初段。きれいなスタティックムーブで登れました。(安田)
* さらに二人は5月5日、入口岩の“ラブリートラヴァース“(左から右)にトライ。
午後2時からトライ開始、2人で試行錯誤、ムーブを固めていく。5時に安田が、5時半には尾上がそれぞれ完登、2人とも2本目の初段となりました。初の初段から日もあけず、午後の数時間のトライで完登できたのも友達同士、応援しあう事ができたから力が出せたように思います。
(2007/5/6)
鳳来 ハイカラ岩 “バーニス”
* 渡部 桂太(13歳)が、4月15日に成功。
途中2ヶ月空いたが、通算7日間で20トライ目。自分にとっては通過点でもあると同時に、重要な入口でもある。鳳来のガンコ、ハイカラへのアプローチは、いいトレーニングになる。
(2007/4/16)
鳳来 “アンピテーション2”、“3”、御岳“蟹亀返し”
* :渡辺数馬が、3月27日に“アンピテーション2”と“3”を1日で登った。“アンピテーション3”は四段-とコメント。このほか渡辺は御岳の“蟹亀返し”(四段-)にも成功している。
強烈な1本指のホールドがハング内にあり、トライした後はその1本指ホールドから僕の血がたれていました……。ですが、僕は1本指ホールドが好きなので楽しかったです。
トライ日数は2課題とも3月27日のみ。“アンピテーション2”はムーブを1時間くらい練習した後4、5トライ目で完登。“アンピテーション3”は「2」完登後、2トライ目で完登。
(2007/4/5)
城ヶ崎 “シンデレラボーイ” オンサイト
* 樋口純裕(14歳)が“シンデレラボーイ”のオンサイトに成功した。クライミングを始めて2年目にして、5.13クラスのオンサイト成功である。
JFAユース選手権終了後、かのウッシー監督の下、関東岩場合宿に佐賀県ユースチームは突入しています。シンデレラボーイへのトライは、九州の岩場ではあり得ない、多すぎるチョーク跡でオブザベーションが上手くできなかったこと、中間部の身長のない人間にとってはつらい深いフットホールドでのトラバースに苦労しましたが、なんとかオンサイトできました。このルートのオンサイトとリキッドフィンガーのRPを合宿の大きな目標にしていたのでその一つが合宿初日に達成できて本当にうれしいです。
(2007/3/28)
湯川 “白髪鬼” 初のレッドポイント
* 昨年の12月24日にピンクポイント第3登に成功した中島徹が、3月10日にレッドポイントでの初登に成功した。保科雅則によるピンクポイントでの初登が'88年。吉田和正によるピンクポイント第2登後は、'03年の杉野保による“Rock&Snow”の“Old But Gold”取材に際してのトライを除けば、記録を見ない。橋本覚によるトップロープ初登からほぼ20年目にして、ようやくのレッドポイントである。
* スポーツクライミング全盛の中で、若い世代によるこうした悪条件のルートへの挑戦と成功が、日本のクライミングの間口を拡げてくれるきっかけになることを願う。
掃除などを合わせて18回のトライ、プロテクションはピンクポイント時より2つ減らして8つ(3つ固め取りしたストッパ−は1つとカウント)です。とても難しかったけれど、レッドポイントできてとても嬉しかったです。応援して下さった方々に感謝しています。
グレードはレッドポイントを前提にした場合13c/dは確実で、それより少し上だとも思うので5.13d Rにしたいと思いますが、5.13台をあまり登っていないので再登者の意見をお待ちしています。
使用プロテクション:エイリアン黒×2、青×2、緑×1、トリプル#0×1、キャメロット#5×1、ストッパー#4×2、#3×1
(2007/3/11)

アメリカ フエコタンクス “Diaphanous Sea”
* 3月4日に茂垣敬太が、グレードV12のこの課題にフラッシュで成功。詳しくはcaliboy.exblog.jpを参照。
核心はスタートからの4手ぐらい。150度ほどの綺麗な岩をカチとピンチを使い、遠いジャグへとデッドポイントする。その後は落ち着いて登れば悪くないが、フラッシュだったので気が抜けなかった。
ホールドが欠けた後はまだ3人ぐらいしか登っておらず、フラッシュはもちろん世界初です!今回の目標はV13を登ることと、V12のフラッシュだっただけにとても嬉しいです!
(2007/3/9)
鳳来 “アンピュテーション2”
* 中島 徹が3月3日に第2登(?)に成功した。グレードは三/四段。
2年間のトライ、指が凄く痛かったけど登れて嬉しかったです。今までむいたことの無いくらい皮を厚くむきました。今度は四段を目指して頑張ります。
(2007/3/5)
※ 当初、編集上のミスで“アンピュテーション”となっていましたが、“アンピュテーション2”の誤りでした。お詫びして訂正いたします。また、昨年第2登されていると言う情報もあります。正確な情報をご存じの方は、JFA事務局までご一報いただければ幸です。
塩原 “カタルシス”第2登
* 小澤 信太が2月28日に成功。トライ日数、6日(練習の1日含む)トライ回数は15回ほど。体感グレードは、“ハイドラ”が四段+なら、“カタルシス”は2ランクは難しいと思うので五段−以上とのこと。
この課題は一手一手をこなす為の足使いが重要です。完全なルーフでフットホールドは細かく、繊細なフットワークを要求され、意識的に足を切るムーブ以外で足が切れることは許されません。僕の手順だと、カランバに合流する左手の一本指ジャムまで7手。一つ一つのムーブを完璧になるまで練習し、本格的にトライをはじめて5日目の2トライ目で完登することができました。ホールドが冷たく感覚が全くなくなり、かなり危なかったのですが、気合いでガバをつかみ慎重にトップアウトしました。
間違いなく僕にとっての最難課題だと思います。しばらくはボルダーに集中して、どんどん成果をだしていきたいです。
(2007/3/2)
備中 羽山 “空”
* 小西大介が2月22日に成功。
前年に、6回トライ。2月14日から、岡山に帰って本格的に空のトライを始めました。雨で登れない日も多く、染みだしが心配だったのですが、その点は大丈夫でした。
登れた最終日は3トライしました、朝と昼の2便はちゃんとレストできず、最後のデッドポイントで落ちました。それから2時間後、今日はダメかと諦めかけたトライでしたが、トラバースの後うまくレストもでき、細かいアンダー地帯も楽にこなせて最後は落ちてはダメだと気持ちをこめてガバをとりました。とても嬉しかったです。14回目での完登でした。
(2007/3/2)
塩原 “ハイドラ”
* 小澤 信太が2月10日に成功。第5登(?)。「ホールドが変化してしまい、グレードダウンしたようです。でも、グレードに関係なくとても素晴らしい課題です。」とのこと。詳細は小澤のブログ“小澤工房”を参照。
(2007/2/11)
城ヶ崎 浮山橋 “スコーピオン”
* 2月3日に村岡 よう子が成功。グレードは5.12aだが、ナチュラルプロテクションのルーフクラックであり、女性の再登はそう多くないと思われる。なお、村岡はこれが初めての12台のルートとのこと。
(2007/2/10)
鳳来 “イニシエーション” 第4登
* 1月26日に柳本 健嗣が成功した。グレードについては「わからない」とコメントしている(発表グレードは四/五段)。
手数は6手。つなげてくると5手目のガストンを取るのが非常に悪く、そこで何度も落とされた。トライ日数は6日。
登れた時は体が無意識に発動し、気付いたら核心である左のガストンがとまっていたという感じ。非常にすっきりした綺麗なラインであり、登れてよかった。
(2007/1/28)
御岳 “タナトフォビア”
* 小山田大による“タナトフォビア”(四段-)が相次いで再登された。まず2007年1月7日に、宮内 博史、続いて1月11日、渡辺 数馬が成功。
スタートのガバからリップを乗り越してガバをつかむまで、中継を入れて16手ありましたが、人によって手数は違うと思います。昨年に4日程度トライして、今年1日目の3トライ目に登りました。核心の遠いホールドは、初期の頃から二度変化していますが、現在の状態は下方向にも少し引けるので、一番最初の状態に近いと思います。(宮内 博史)
スタートの棚から12手。オリジナル5手からネクロフォビアにリンクする。いつもホールドに水が染み出していて、「課題を見ただけ」が2日、トライは3日。トライ3日目の1トライ目に完登。(渡辺 数馬)
(2007/1/11、1/12 加筆)

龍頭泉 駐車場エリア “アウタースペース” 初登
* 2007年1月3日、樋口 純裕が龍頭泉のプロジェクトの1本であった“ビッグクランチ”(5.11d)から“ビッグバン”(5.12a)の核心につなぐルートをRP。ルート名を“アウタースペース”とした。グレードは5.13bで、スケールは16m。
* 樋口は1ヶ月ほど前に1日このルートにトライしていて、ムーブは解決していた。この日、クイックドローのセットを含め4回目(通算6回目)で完登。
* “ビッグクランチ”は5.11dのルートであるが、ピンチと縦ホールド主体のルートで休みづらく、このルートの終了点の後に最大の核心であるデッドポイントが出てくる。その後、“ビッグバン”に合流するまでのトラバースと、小さなカチホールド主体の“ビックバン”の核心もパンプした腕にはつらかったとのこと。
(2007/1/4)
| 龍頭泉 駐車場エリア “アウタースペース” 初登 |
| 御岳 “タナトフォビア” |
| 鳳来 “イニシエーション” 第4登 |
| 城ヶ崎 浮山橋 “スコーピオン” |
| 塩原 “ハイドラ” |
| 備中 羽山 “空” |
| 塩原 “カタルシス”第2登 |
| 鳳来 “アンピュテーション2” |
| フエコタンクス “Diaphanous Sea” |
| 湯川 “白髪鬼” 初のレッドポイント |
| 城ヶ崎 “シンデレラボーイ” オンサイト |
| 鳳来 “アンピテーション2”、“3”、御岳“蟹亀返し” |
| 鳳来 ハイカラ岩 “バーニス” |
| 小川山 “フィロソフィ”、“ラブリートラヴァース” |
| 小川山 屋根岩(矢根岩)5峰“デリウス” |
| 小川山 マラ岩“メランジ” 第3登 |
| 小川山 林の中のボルダー “地獄変” |
| 御岳 忍者岩 “亀返し” |
| 備中 羽山渓谷 “空知” 第3登 |
| 鳳来 “バチュラレット” 第2登 |
| 万江川 “ダチュラ” 第2登 |
| 奥日向神 寿老人エリア開拓 |
| 小川山 不可能スラブ“伴奏者” |
| 備中 羽山渓谷 “空知” 第4登 |


