ボルボ850エステートのセットアップ
リグの取り付け
操作部は運転席のダッシュ下です。 この位置だと周波数表示もハンドルの内側から見えます。
もっとも、ハンドルを少し右に切っている状態ではハンドルが邪魔で、周波数表示が見えませんが、普通に直進している状態では問題ありません。
この位置は、センターコンソール付近に比べればちょっと見にくいのですが、無線機を右手で操作できるのは便利です。
センターコンソールがカーナビで占領されている方にはおすすめです。
それに外車は良く使うウインカーがハンドルの左側なので、左手は空けておいた方が良いです。
本体は従来同様、後部トランクに釣り下げ方式で設置してあります。
IC-706はセパレート方式なので設置場所が比較的自由に選べますが、本体とのコントロール線には回り込み防止のためコモンノードフィルターを入れてあります。
アンテナ
FM(VICS)/144/430/PHSアンテナ
144/430Mhz用(広帯域受信対応タイプ)で短めのアンテナです。地下駐車場へ入れることを考えて、地上高が2.1m未満になるように、長さを選びました。
144/430Mhzのホイップはデュープレクサーを通して1GHz以上を分割し、1GHz以上の出力はカーナビ用のPHSデータカードのアンテナと静電結合させます。
静電結合といっても、単純に同軸の芯線と網線をDP状にして、データカードのアンテナ部分にビニールテーブで固定しただけで、とっても簡単。
このような単純な仕組みでも、従来通信が不可能だった住宅地を走行しても通信ができるようになりました。
アンテナ本数が1⇒3本になります。
なお、最近のPHSはハンドオーバーが優れていて、高速道路でも携帯電話と同じように使えます。
1GHz以下の周波数は再度デュープレクサーを通して、 FM放送周波数帯と144/430Mhzで分割します。
FM放送周波数帯はDVDカーナビのDGPSのアンテナとして利用し、144/430は706へ接続します。
デュープレクサーを組み合わせると、愛車が「ウニ」(4本以上?)のようになることを避けることができます。
現在、私の車は「ツノ」(2本まで?)が生えている程度すぎません。hi
今回は手持ちのデュープレクサーを組み合わせて使いましたが、トリプレクサーがあれば、一つで対応できるでしょう。
なお、試しにカーナビのTVアンテナとして使ってみましたが、都市部ではゴーストが多くて使えませんでした。
TV受信用としては水平偏波アンテナが良いようです。
HFアンテナ
HS-22L改+AH-4ですが、短縮コイルを変更しました。短縮コイル・・・という考え方をやめ、丸めたエレメントと考えることにして、AH-4のマッチングを最大限利用する方向で考えました。
コイルの直径を22cmにし、巻き数2回です。
コイル部分は伸ばすと1.2m程度となります。
また、給電方法も変更しました。 以前は、モービルマウントのコネクターから芯線のみを取り出してAH-4に接続していました。
ところが、アンテナ編でも書いたように、周囲の状況によってはローバンドでモービルマウントのLコネクター内部が電圧腹になるためか、Lコネクター内部で放電が発生してしまい、チューニングできないことがありました。
そこで、写真のようにホイップエレメントの根元部分を水道ホース用のクランプで締め、クランプにハンダ付けしたアンテナワイヤーでAH-4に接続するようにしました。
この方法だと、放電が発生するホイップの根元をバイパスする形で給電されるため、3.5メガでも安定してチューニングが取れるようになりました。
なお、念のためにLコネクター内部のメスコネクターの芯線部分の金属は全て除去して放電を防いでいます。
アンテナ基台
144/430用
市販のルーフレール用を改造して使っています。
850のルーフレールは細いので、市販の状態では締め付けることができませんでした。
そこでホームセンターで金具とボルトナットを購入して、フィットさせるようにしました。
アンテナも60cm程度ですし、強度的にも問題ありません。 タワーパーキング入庫時を考慮して、可倒式基台にしてあります。
HF用市販品改造基台
なんせ長いアンテナですから、市販のルーフレール用では強度が足りず使えません。
そこで、パイプマウント用で最大のものを使って自作金具でルーフレールに固定しています。
850のルーフレールは○や□ではなく剏^です。
そこで固定用は付属のUボルトではなく、ホームセンターで適当な金具とボルトを見つけてルーフレールにベルト状に締め上げて固定しました。
アンテナが大型なの、アンテナ基台の下部は車のルーフ上に置くようにして、垂直荷重はルーフで受け止めるような形にしてあります。
もちろん、基台下部には1mmのゴムを接着してルーフを保護しています。
850エスケートの ルーフのプラスチック部分はルーフよりも4mm程度高くなっていて、ルーフレールの内側よりも6mm程度外側に位置します。
そこで、基台とルーフのプラスチック部分に6mmのスペーサーを入れて、アンテナが垂直になるようにしました。
このような形だと、ルーフレールの自作ベルトで基台を締め上げると、基台がルーフレール側に寄るような形になります。
結果的にルーフレールとルーフのプラスチック部分の2点で締め上げられることになり、しっかりと固定できます。
詳細は写真と図面をご覧ください。
AH-4の塗装と同軸の車体への引き込み方
車体の色はダークオリーブマイカという色で、光の加減で緑から青に見えます。大変気に入っているのですが、AH-4の色が白なので目立ってしまいます。
そこで一念発起して本体を似た色で塗装し、同時にコントロール線と同軸の二つの引き出し口を一つにしてしまいました。
写真上部の同軸用の引き出し口はパテ埋めしました。車の場合は同軸も短いのでロスを気にせず、同軸は2D-2Vを使います。
こうやって見ると、ステンレスの取りつけ金具がイカンですね。こっちも塗装しようっ・・・と。
AH-4のコントロール線と一緒に下の引き出し口から引き出しています。
細い同軸を使うのは、社内への引き込みを楽にすることも意図しています。実際に運用して5D-2Vとの違いは全くわかりません。
AH-4を暗色に塗装すると、夏など、強い日差しで内部の温度が上昇することが予想されます。
気休めかもしれませんがAH-4上部には断熱材をタップリを入れてあります。
最近、AH-4の上蓋と下蓋を触って確認していますが、かなり温度差が感じられ、断熱材の効果はマズ マズのようです。
アース
AH-4のアース端子は、ルーフレールの車体への取り付けネジへ平網線に圧着端子を付けて共締めにしました。
AH-4のアース端子から15cm程度です。
ルーフレールの取り付けネジにテスターをあてて、車のボディと電気的に繋がっていることは確認しました。
オートチューナーでSWRがストンと落ちることから、良好なアースとして動作していると思います。
但し、ルーフレール本体はプラスチックで覆われているため、アースとして利用できません。ルーフレールに基台を取りつけても、アースは別ボディへ配線する必要があります。
計画ではボンネットやドアをボンディングして、ノイズを少なくするつもりだったのですが、リグとアンテナをセッティングしてみるとノイズが非常に少ないのです。
レジェンドとアンテナ(+チューナー)・リグは同一ですが、良く運用する21メガで、レジェンドの時はノイズで常時S2-3程度振っていたのですが、今回のボルボ850ではノイズではSメーターが振りません。
街中をドライブすると外来ノイズでSメーターは振りますが、郊外を走るとノイズが消えて、メーターは振りません。
706のノイズプランカーはOFFにすると、少しイグニッションノイズがありますが、それでもS1程度なんです。
最初は706のアッテネーターが入っている(笑)とか、同軸ケーブルが断線しているとか、AH-4が壊れた・・・とか心配しました。
色々と調べてみましたが、やはりノイズが非常に少ないのです。
前のレジェンドは15年前の車、今回は5年前の車ですから、10年間で車が進歩したのか、今回のセッティングがアタリなのか、ボルボはノイズが少ないのか・・・・?
とにかく理由はわかりませんが、ノイズが少ないことは嬉しいことです。
そんなわけで、ノイズを減らすためのボンディングはしませんでした。