フランスの日々・その2

1997年1月から1998年2月まで、約1年間フランスに留学し、グリーンツーリズムの専門学校に通いました。バカンスの度にフランス各地の友達の家や別荘に遊びに行き、いろんなフランスを歩きました。感動を忘れないうちに、デジタルカメラで撮った写真でページを作ります。私の“フランスの日々”です。

 

グリーンツーリズムの学校の研修旅行でパリへ。フランスのグリーンツーリズムの大御所、アンリ・グロローさんを訪問し、講義を受け、一緒に昼食をとりました。右から二人目がグロローさん。惜しくも数年前交通事故で亡くなられました。いいおじさんだっただけに、とても残念です。私が時々披露する「グリーンツーリズムと従来の観光の違いの5つのポイント」を教えてくれたのも、この時のグロローさんの講義でした。感謝しています。
グリーンツーリズム学校の研修旅行でパリに続いてベルギーへ。同じフランス語圏なので、結構不自由なしです。「ベルギーといえばビール!」と、みんなして夜の街に繰りだして、小便小僧(マヌカン・ピス)の近くのバーで、思い思いのビールで乾杯しました。
学校の友達・マリーエレンのジット(民宿)に出かけました。場所はラングドッグ。スペインよりの南フランスです。マリーエレンは乗馬用の馬15頭を持ち、乗馬教室と宿を経営していました。広い広い庭は、公道入り口まで車でちょっと走ります。庭の中に森と湖があり、写真の場所も庭の中。フランスにはこんな馬の民宿が多く、慣れたお客さんは近くの山の中を馬で散歩したりして過ごします。私は馬場を駆け足する程度。とてもおとなしい、頭のいい馬で、私が指図しなくても次に何をしたらいいのかぜーんぶわかってる感じでした。馬の背中があったかったです。
学校の友達・ステファニーのおじいちゃんとおばあちゃんの家に泊めてもらって、ブルターニュに短期滞在。ステファニーの自転車を借りて、海を眺めながらサイクリングしました。ずっと山の中ばかりで海を見ていなかったので、久しぶりの解放感でいっぱいでした。ついうれしくなって、当時まだフランスでは珍しかった携帯電話(もちろnフランスで契約したものです)で日本の友達に電話してしまいました。大西洋の波の音を聞かせたつもりが、どうやら強く吹いていた風の音しか聞こえなかったらしい…。
語学学校時代の友達・カリンを訪ねてスウェーデンへ行きました。この時6月。白夜の季節です。この写真は夜11時のストックホルムです。夕焼けがゆっくりゆっくり濃くなっていきました。夜中の3時間くらいだけ暗くなるんだとか(眠ってしまって確認できず)。夜8時くらいから晩ごはんを食べに出て、帰ってきてもまだこんな感じ。明るいから仕事が終わっても、改めてまた遊べるとカリンは言います。事実、仕事帰りにみんなで水浴びに出かけることもあるとか。季節によって暮らしががらっと変わるのも、めりはりがあっていいなぁーと、ちょっとうらやましくなりました。
ストックホルムを離れて、さらに北へ。カリンの妹ハンナが夏の間ロッククライミングのインストラクターとして北極圏の山奥で働いているのを訪ねました。そこはケブネカイセというスウェーデンで一番高い山のふもとにある、質素なリゾートステーション…のようなところです。コテージがあり、スタッフが大勢いて、夏の間だけ山の遊びを提供する場。人里離れていて、近くの村からヘリコプターで飛ぶか、半日歩くかしないと行けません。見渡すかぎりの大自然です。これは夜中の12時すぎ。なのに、まるで夕方みたいに向こうの山にはまだ太陽の光が。さすが北極圏です。一緒に行った台湾人の友達・ヤッチンと二人でおおはしゃぎしました。
ハンナに勧められて、ヤッチンと二人、地図を片手に近くの湖を目指してハイキングに出かけました。「簡単よ、ものの3時間もあれば着くよ」と言われて歩き始めたものの、まわりはろくに目印もない大自然。スタートでうっかり微妙に違う方向を目指してしまって、かなりそれてしまいました。途中からヒザくらいまで雪に埋まり(6月なのに)、さらに真っ白なもやに包まれ、すごい急斜面を横切りながら、下にゴーッ!という明らかに急流の音を聞き…と、とんでもないサバイバルハイキングを経験しました。ドイツから来たという男の子数人と途中ですれ違い、片言で励ましあいながら、なんとか目的の湖に到着。その直前にパーッと視界が開けたらそこにはすごい氷河が!おそろしくも美しい世界でした。でも次回は絶対ガイドさんと行く!
スイスにも行ったのです。ビジネスで日本から知人が来ている、という友達にくっついて。さすが、ビジネス!スイスの4つ星に宿泊していて、お部屋拝見に寄りました(これはホテルの一階にあった広間)。いつも農家民宿とか、コテージとか見慣れた目には、そりゃキレイだけど一泊数万円も払ってしかも部屋にはほとんど寝に戻るだけなんて、すさまじく世界が違う感じでした。ここはスイスのローザンヌで、ここもフランス語が通じたので、不自由しませんでした。やっぱり言葉が通じて自分で動けるって、いいなぁ。
素敵な天蓋つきベッド。でも、これって田舎の民宿なのです。フランス第二の都市リヨンの南にある、小さな村です。リヨンから移り住んだ布をコーディネートする仕事をしている夫婦が、古い建物を買い取って自分たちで修繕し民宿にしていました。さすが仕事が仕事だけに、お部屋も素敵でした。部屋に風呂・トイレ付きで一泊二食で一人5000円程度。ご主人が好きで作るというお料理もおいしかったです。ここは馬もいて、馬と一緒にお散歩もできるんだとか。私はゆっくりできなかったので、散歩はしなかったけど…。