第2次調査対象団体と提言内容

団体名
提言内容
目標年度
大阪府住宅供給公社 関与の段階的縮小 平成19年度から
(財)大阪府育英会 団体の存続
大阪府都市開発株式会社 上場準備、株式の売却 平成19年度から
(1)対象の団体
 第2次調査として今回は大阪府指定出資法人のうち、大阪府住宅供給公社、(財)大阪府育英会 (株)大阪府都市開発株式会社を対象とした。
(2)調査・検討の経過
開催会
年月日
開催場所
検討・調査時間 内 容
第1回 12月14日 府庁 2.5時間 検討・調査方針とスケジュール
第2回 12月25日 府庁 2.5時間 各団体所管課からヒアリング
第3回 2月9日 府庁 3時間 各団体についてチーム協議
第4回 2月12日 府庁 3時間 報告書についてチーム協議
(3)調査表
 調査表は、対象団体の設立の経緯と事業内容、財務内容が明らかになるよう、対象団体に送付し、この調査表に基づいて(平成16年度の決算概要を基本に)ヒアリングを行った。事業調査は、@その必要性、A民間との代替可能性、B市町村との代替可能性、C府本体での執行可能性等、を判断するための材料として、また、財務調査は、いわゆる「隠れ借金」がないか明らかにするため、@基金、資本金、出資金等の状況、A借入金、貸付金、債務保証の状況等を中心に、チームが団体に対する評価を明らかにできるよう作成した。
(4)見直しの基準
 それぞれの団体は、何らかの行政目的を達成するために、府自身が執行するよりも府が出資等する外郭団体に委ねた方が合理的であるという判断に基づいて設立されたものと考えられる。しかしながら、外郭団体は役人の単なる天下り先という批判が常にあること、また、設立以来50年近くを経、すでに役割を終えていると考えられる団体、また、民間に任せたり、府本体が執行するほうがより効率的ではないかと考えられる団体があること。他方、総務省が平成15年12月に都道府県知事に通知した「第3セクターに関する指針の改定」で、「出資法人等の経営悪化は設立団体の財政運営に大きな影響を及ぼす場合もあることから、地方公共団体は第3セクターの健全な運営の確保に万全を期し、もって住民の信頼に応えて行くことが不可欠であり、点検評価の結果を踏まえつつ、必要に応じて、事業の見直し、廃止、民間譲渡、完全民営化等を行うことが望まれる」と、同様の指摘していることに鑑み、対象団体の事業内容が今なお府の行政目的に適っているか、ゼロベースでの見直しを行った。
(5)各団体についての検討結果
  1. 大阪府住宅供給公社

    【府の関与】

     31,000(千円)全額を出捐。

     常勤役員4名(うち府派遣1名、府OB3名)、非常勤役員6名(うち府OB1名)

     職員355名(うち府派遣117名)。

     補助金864,547(千円)、委託料16,086,379(千円)、貸付金 31,536,993(千円)。



    【事業内容と検討結果】

     一般賃貸住宅、特定有料賃貸住宅(借上げ、公社建設型)等の賃貸住宅事業(建替え、管理)、宅地開発事業(津田サイエンスヒルズ、南河内・健康ふれあいの郷、水と緑の健康都市を含む)を行っているほか、府営住宅等の管理受託事業を行っている。

     賃貸住宅、府営住宅等の管理業務は、委託料は府が負担する必要があるが、民間へのアウトソーシングが可能である。

     「「新経営計画」の検証と対策」(平成18年11月)でも指摘されているように、最大の赤字要因である借上特定優良賃貸住宅については、貸主との契約終了をもって事業終息を図るべきである。保有地は基本的には早期売却、あるいは定期借地方式を導入し処分すべきである。


    賃貸住宅事業
    宅地開発事業
    住宅管理受託
    団体の必要性
    段階的に×
    ×
    ×
    民間の代替可能性

    【提言】

     段階的縮小(人員削減について数値目標の明確化)の後廃止、または民営化。



  2. (財)大阪府育英会

    【府の関与】

     基本金731,900(千円)のうち60,500(千円)を出捐。

     常勤役員2名(うち府派遣1名、府OB1名)、職員17名(うち府派遣4名)。

     補助金984,086(千円)、貸付金 47,725,578(千円)。

    【事業内容と検討結果】

     大阪府民の保護する学生、生徒で経済的理由により修学が困難な者に学資を貸与するほか学校教育等の振興を図るための助成を行っている。
    団体の必要性は認めるが、制度を維持するために貸付金の回収率を高める努力が必要。

    【提言】

     団体の存続


  3. 大阪府都市開発株式会社

    【府の関与】

     資本金4,000,000(千円)のうち1,960,000(千円)(49.0%)を出資。

     常勤役員5名(うち府OB3名)、職員345名(うち府派遣5名)。
     
     補助金18,075(千円)。

    【事業内容と検討結果】

     鉄道事業(泉北高速鉄道の運営)、駅売店、駅舎附属店舗の運営、及び東大阪・北大阪流通センター等の運営(トラックターミナル、流通倉庫、配送センター)を行っている。

     株式会社は利潤獲得を目的としており、府の出資には馴染まないことに加え、公的な関与が必要と考えられた設立当初の目的は既に達成されていることから、完全民営化すべきと考えられる。

    【検討結果】

     上場準備。株式の売却

(6)今後の調査予定
 自民党大阪府議会議員団の「大阪府出資法人等調査プロジェクトチーム」は、他の出資法人等についても順次調査を継続して行く予定である。


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