地蔵盆でにぎわう人に「平和の大切さを知って」と

−第24回「山科・平和のための戦争展」開催される−


 第24回「山科・平和のための戦争展」(同実行委員会主催)が、8月22日・23日の両日、京都市山科区四ノ宮の円光寺参道で行われました。見学者は両日で約2000人でした。

 今年の展示は、3つのテーマで行われました。

◆戦争とは−−人間を否定するこんなにも惨 (むご)いもの
◆私たちの 現在(いま)−−安倍内閣の 『美しい国』とは
◆未来へ−−核兵器廃絶と憲法9条の理念と力
 で構成していました。

  戦争の非人間性については、アフガニスタンやイラクなどで使われたクラスター爆弾の実物大模型を展示し、原子爆弾や劣化ウラ ン弾による被害の写真、 解説パネルで告発しました。

 安倍首相が進める戦争する国づくりを批判する 展示では、改悪された教育基本法や改憲のための国民投票法の問題点などを写真やパネルで明らかにしました。戦前に山科区内の学校が戦争賛美の教育を行った写真や、沖縄戦での集団自決に日本軍の強制があったことを削除する教科書検定のパネルなども展示されました。米軍再編に3兆円も日本の税金が投入されるとする資料や、陸上自衛隊保全隊が国民の動向を監視していたことなどの展示の前には「人ごとではない」と息をのむ来場者もありました。

 核廃絶については、アジ アで広がる平和の流れなどを紹介しました。また、「『憲法を守る』ではなく『憲法で守る』」という安斎育郎さんのメッセージも紹介し、見学者に平和について考えてもらう企画もありました。「絵手紙」のコーナーでは、広島の原爆ドームの絵に「父をかえせ 母をかえせ」というメッセージが添えられた作品もありました。

 会場には、「六地蔵参り」の縁日にきた若者や親子連れなどがたくさん訪れ、イラク戦争で使われた爆弾の模型や、がんの急増など劣化ウラン弾被害の写真に見入ったり、スタッフからの説明を熱心に聞いていました。
 参加者は、「イラク戦争の写真を見てひどいと思いました。戦争はダメ。なくすためにどうしたらいいのか、難しいけれども勉強していきたい」 「侵略戦争を美化する勢力に、憲法9条の改悪を許すわけ にはいかない」と話していました。

 両日で「憲法改悪反対署名」が341筆、感想文も67通寄せられました。