非戦の誓い (2006.8.8)


−−平和のための折り鶴会−−


 連日の猛暑にめげず八月八日、六人参加の「折り鶴会」は、軽い世間話で始まりました。

 背中を押してくれるはずの子供たちにかじられ細くなっ た脛の話に大笑い。二百円の借用申し出あり、断るのに苦労 した話が続き、勝ち組・負け組 の話題、戦争体験へと移り、参加の皆さんの顔に緊張が増 します。

 一息入れようとアイスクリーム、果物をいただき血圧降下へと意を注ぎます。

 小休止のあと戦争に係わる ひと言発言となりました。六一年前の一九四五年八月十五日の敗戦前後の苦労話が続出し ます。

 空爆で戦時下大阪は火の海、焦土と化し、その大火災の影響で京都に黒い雨が降り、戦火による異常な現象に京都市民 はびっくりし恐怖を感じた。

  京都上空を通過してB29爆撃機は、敦賀、福井、金沢、富山と北陸主要都市を攻撃、次は京都の番と「空襲警報」発令の都度、昼夜の別なく屋内 の床下防空壕に避難する。

 敗戦後、冷静に考えれば床下避難 は危険極まりない。公の指導であり、このような幼稚な発想で、今、国民保護法を推進されているかと思えば恐ろしい極みである。

 照度の大阪から省線電車(今のJR)で京都へ来た時、戦争の被害なく建て並ぶ家々を見てほっとした。然しての京都の馬町・西陣に爆弾が投下され多くの方々が被災し苦難の傷跡が残る。鍋釜、ふすまの取手まで戦争協力で供出した話。

 戦後も物資食料不足は極限状態、戦争終了後も戦争の苦難は延々と続 いた。道徳は極度に低下、人を押し退け、人を蹴散らして 自分を守る。

 人も犬・畜生と変わりなく戦争とは、破壊するのは家屋・資産だけでなく、人間関係・良心・道徳などの世の中の有形無形のすべてを 破壊する。

 戦後荒廃した社会のなかで労働者の権利を守るたたかいのなかで平和の大切 さを知り、今日まで平和のため に走り続けた体験も語られ、 八月十五日の終戦記念日を数日後に控えた折り鶴会を終了した。

 災害と同じく戦争は忘れた頃にやってくる。平和憲法九条を守り、再び戦争の誤りを 繰り返さないよう、微力ながら参加の六人は決意し、非戦の誓いを新たにした。

 この日誕生した四八羽の折り鶴も、非戦の誓いに同意したことは間違いない。次回の折り鶴会は9月5日(火)。