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三人よれば学習会 (2006.10.20) −−陵ケ岡・鏡山地域の学習会−− |
2006年10月20日(金)、月例の陵ケ岡・鏡山地域の平和学習会が行われました。今年はシリーズで「平和新聞」に掲載されていた「憲法講座」をテキストに学習を進めています。 今回は、「第8回 日本国憲法制定の意義(2)日本にとっての憲法9条」と「第9回 日本国憲法制定の意義(3)日本国憲法の歴史的意義」を学習しました。 最初にテキストを読み合わせて、その後自由討議を行いました。 今、改憲派は「九条は『押しつけ』られたものだ」とか「東京裁判は『勝者の裁き』だ」などと言って、日本国憲法や戦後の国際秩序をおとしめるような議論がされています。はじめにこの問題が討議されました。 新しく総理大臣になった安倍首相は、「5年を目途に改憲をする」と明言しています。そして、改憲の理由の第一に「現行憲法はGHQ(連合国軍総司令部)が日本に押しつけたものである」という「押しつけ憲法論」を展開しています。 しかし歴史的事実をていねいに見ていくならば、国民主権にしろ、平和条項にしろ、人権条項にしろ、現行憲法の柱は、平和と民主主義の人類の流れと国民の願いに沿ったものであることは明らかであり、「押しつけ憲法論」は、1960年代に内閣に置かれた憲法調査会でも、2000年に国会に設置された憲法調査会でも論議されましたが、結局「押しつけ」だったという結論は出ませんでした。 むしろ安倍首相の改憲論は、日本の中国・アジア侵略の戦争の歴史や反ファシズム勢力の勝利という当時の国際政治の背景を抜きにして、ポツダム宣言受諾に伴う軍国主義の否定・日本の民主化という歴史的事実に目をつむり、『詫(わ)び証文』『勝者の裁き』などの言葉を使って論理や論証なしに国民の「感性に訴える」というプロパガンダであり、それだけに危険な改憲論であるという点です。 安倍首相は憲法前文を「詫(わ)び証文だ」とし、「戦後レジームからの脱却」のための改憲論を主張します。その歴史観は、戦前と戦後の歴史の「連続性」を強調し、「軍国主義から平和主義へ」「ファシズムから民主主義へ」「君主主権から国民主権へ」といった歴史の発展を無視して、人類の貴重な到達点の一つである平和と民主主義を基調とした現行憲法を否定し、戦前の日本に回帰しようとするものです。 学習会では、そうした問題点が浮かび上がりました。 また、同時に北朝鮮の核実験の実施に関連して、国内で、「非核三原則の見直し議論が必要」「周辺事態法の発動を」(自民党幹部)や、「解釈改憲の拡大で対応を」(読売社説)など、危険な動きが広がっていることに危惧の念が表明されました。 今、日本は「歴史的な転換」「曲がり角」の時期にきていると言われます。こういう時期だからこそ、私たちがしっかりと学習をして、日本が方向を見誤らないためにも、平和と民主主義、人権尊重の視点をもっていかなければならないと話し合いました。 次回は11月17日(金)に学習会を行う予定です。 【A】 |