陸上自衛隊今津駐屯地へ


−−音羽・音羽川地域学習会(山科平和しんぶん173号 2006.11.より)−−

 11月の学習会は、この日(19日)、陸上自衛隊今津駐屯地創立54周年記念行事が行われ、駐屯地内に入れるということで現地で学習をすることになりました。

 8時21分発の湖西線で今津へ、駅からは自衛隊の送迎バスで駐屯地へ。

 受付で自衛隊の宣伝パンフが渡され、装備品展示場では、74式戦車や馬鹿でかいパトリオットミサイルの発射装直などが展示され、子供達や家族連れが記念写真を写していました。

 式典後の戦車のパレード、ゴーという大きな音をたてて目の前を数十台の戦車が通り過ぎる様子は異様なものでした。  その後の訓練展示、タッタッタッと機関銃の音、ズドーンと体に振動が伝わり耳をつんざく大砲の発射音。硝煙の臭いが立ちこめる会場はさながら戦場のようでした。

 「人殺しのためや訓練に大金を使って、この金を福祉に回したらいろんなことができるのに」「こんなばかでかい音がするのでは、周囲の住民は大変」「こんなことで平和が守れると思っているのは大間違い」などと話し合いながらの半日でした。

 参加者の感想を紹介します。

○記念式典での観覧官の訓示や来賓の挨拶では異口同音に「国を守る崇高な任務を果たされんことを祈念する」という主旨の言葉が続きました。

 その後行われた訓練展示は「崇高な任務」どころか「人間を殺すマシーン」の大パレードでした。

 砲撃の空砲も、耳をふさがなければならないほどの轟音で、見学していた子供達が「恐い!」と言って泣きだす始末です。この異様な光景を異常と考えさせない教育こそ、教育基本法改悪のねらいです。

 総裁就任時の安倍総理の言葉を思い出しました。「国が危機に瀕した時に、命を捧げるという人がいなければ、この国は成り立たない」という発言です。

 「殺人マシーン」が世界からなくなれば、国が危機に瀕することはなくなることを総理大臣たるものは認識すべきです。  [N]


○基地視察で軍事大国としてここまできているのかと驚いた。

 専守防衛上、気兼ねして[特軍]と言っていたのにいつのまにか[戦車〕と呼ばれており居並ぶ展示場の戦車は国を守る兵器でなく堂々たる攻撃形の兵器に間違いありません。

 戦車を使っての訓練展示は高音を発し子供が泣き叫ぶありさま。自衛隊の強化は平和国家建設には障害となり血税の無駄遣いです。

 記念式典に嘉田滋賀県知事が出席していたら「もったいないもったいない」と式辞を述べていたと思う。

 数々の戦争する兵器を見つめる駐屯地のもみじは良心に恥じたのか真っ赤に染まっていた。  [Y]