沖縄里帰り日記


−−T・K−−


 2月18日、平和祈念公園へ行きました。「平和の礎」には国籍や出身地域、身分などにかかわらず沖縄戦で亡くなったすべての人の名前が刻まれています。同行した友人の義父の名前を捜しました。ちょうど命日だったので名前を見つけた時は感激もひとしおでした。「平和の礎」に隣接する「沖縄県平和祈念資料館」も沖縄に来たらぜひ訪れてほしい場所です。閉館間際だったので、ゆっくり観ることはできませんでしたが、何度観ても悲しみと怒りがこみあげてきます。

 こんな悲惨な戦争かあった沖縄に、広大な基地かあり、日々戦争の準備が強化されている現実があります。2月20日、米軍の最新鋭ステルス戦闘機・F22Aラプタ10機が米空軍嘉手納基地に配備されたと聞き、「道の駅かでな」へ向かいました。

 (配備の2日後)屋上からは嘉手納基地が一望でき、見渡す限りの基地です。テレビ局のカメラマンに教えてもらい、双眼鏡でF22を確認することができました。

 後の報道で知ったことですが、その日の午後、早速飛行訓練が行われたとの事、騒音もひどかったが、民家に近い北側の滑走路の補修が済んで使用されるようになったらもっと騒音被害は大きくなるだろうと言われています。

 戦闘機の騒音は想像を絶するもので、頭上を通っている時は、隣の人と会話もできないほどです。「道の駅かでな」には資料室もあり、嘉手納の歴史と基地の全容がわかるようになっています。騒音を実体験できるコーナーもあるので、行かれたらぜひ体験してみてください。

 『沖縄の負担軽減』を口実に全国各地で米軍の演習が行われていますが、実態は全くの逆です。現にこのF22の配備だけでも、乗員ら250人が嘉手納基地に増員されているのですからーー。

 平和新聞などでも報道されているように、沖縄では、上陸訓練や降下訓練など危険な訓練が県民の生活しているすぐそばで行われています。私のいとこは、キャンプシユワープと大浦湾をはさんだ場所で農業をしていますが、明け方まだ暗い時間に、パンパンという音で目覚めたが、至近距離で狙われているように感じて恐ろしかったと話していました。

 2月の沖縄はオフシーズンだと思っていましたか、那覇の国際通りは観光客であふれていました。今、沖縄ブームとか。人々は何を求めて沖縄に来るのでしょうか。たくさんの人が沖縄を訪れてくれるのはいいけれど、少しでも沖縄の歴史や、厳しい現実を知ってほしいと切に思います。(T・K)