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「悪魔の飽食」ヨーロッパ公演へ −− Fさん (「山科・平和しんぶん」181号より)−− |
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池辺先生、森村先生と一緒に ヨーロッパ旅行ヘ (2007年)7月21日から29日まで ヨーロッパヘ旅行します。行き先はポーランドとチェコ、 「悪魔の飽食」を歌う合唱団 のツアーに参加するため。 原作者の森村先生が名誉団長で作曲者の池辺先生が団長となり、作曲者自ら指揮をさ れます。池辺先生はN響アワ ーでご存じのとおり、博識でかつユーモアがあり5分間に2回は爆笑が起こります。 し かし、集中力は凄く、練習中は全員の意識を統一させる力 に圧倒される場面がしばしばです。日頃は温厚でめったに怒った顔を見せられることは ありませんが、一度大分市での公演の時に舞台の準備が遅 れ、練習中に工事のトンカチの音が耳障りなほど聞こえて きたことがありました。池辺 先生は突然「こんな状況ではとても練習できない」と席を 蹴って指揮棒を放り出し舞台の袖に引っ込んでしまわれました。 結局舞台の工事は練習 が終わってから夜遅くまでされたそうですが、良い演奏を創ることの真剣さを私たちも 感じ取りました。なお、先生が爆発されたのはあの時一回 だけということです。決してかんしゃく持ちということで はありませんので念のため。 「悪魔の飽食」の公演について 旧日本軍が生んだ悪魔の部隊といわれている七三一部隊を描いた(告発した)[悪魔 の飽食]を森村誠一氏が発表 し大きなセンセーショナルを巻き起こしたが、これを森村氏が作詞し、神戸市役所合唱団と池辺晋一郎氏が編詩、池辺氏が7章からなる組曲に作曲したもの。 ハルピン郊外20キロの地に極秘で生体実験を含む様々な実験を行い、その実験の犠牲者となった「マルタ」と呼ばれた人たちは終戦時には全員殺され生存者は一人もいない。 七三一部隊の元高級幹部などは、戦後日本の医学界やエ リート官僚として栄達の道を歩んだものも多い。 七三一部隊の実情から歌いはじめ、戦争の悲惨さを忘れずに未来に語り継ごうとしめくくった7章からなる合唱組曲で、この重たいテーマを見事に音楽という芸術に昇華させ、生きる意味・根源の問題を忘れさせてはいけないとの メッセージを送っている。 「全国縦断コンサート」につ いて 1995年の埼玉公演から始まり全国各地で演奏してきた、特筆すべきは開催する地で市民合唱団を組織し、本番ではいままで開催してきた全国各地の合唱団が、練習を重ねてボランティアで参加、作 曲者自身の指揮で歌うことで す。 毎年一回以上各地で実施、今年は3月に横浜のみなとみらい大ホールで18回目の縦断コンサートを400人の大合唱で歌いました。 私も今年で10回月の参加となりました。7月にはヨーロッパ公演に参加の予定をしてお り、公演で全国を回れること を楽しみにしています。 20世紀の二大戦争犯罪である 「七三一部隊」と「アウ シユビッツ強制収容所の大量虐殺」 この悲惨な歴史的事実を忘れないために、平和のためのささやかな活動を日本ばかりでなく世界へも発進していきたいと思っています。 (注:この文章は2007年7月7日付けの「山科平和しんぶん」181号に掲載されました。HPアップが遅れて申し訳ありませんでした。) |
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