小さなおりづる風景

山科平和しんぶん 2008年6月25日号(第192号)より




 土曜日の午後、高齢の親に顔を見せに来た息子と一緒に おり紙でツルを折ることになりました。

 平和を学ばせたい息子なのに孫はヒロシマや沖縄は恐がるらしく 「沖縄のきれいな海で泳ぎたい」というらしい。

 娘夫婦はお墓の話を した。墓石には昭和20年8月フィリピンにて死す。22才。ニューギニアにて死す。32才など。ほんまにその地 なのか、その年月なのか。ど うしてそのようにはっきり刻めるのかという。

 息子が言った。小野田さんという終戦を知らなかったあの人はもしかしたらお墓になっていたかもしれないんやなあと。娘は戦死された人々のことを思うお花や線香が今も手向けられていたといった。

 息子がツルを折るとは思いもよらなかった事で、しかも孫にもおらせるようしむけてほしいという雰囲気だったので、平和の守り手がふくらんできそうでとてもうれしく思いました。

 娘が 「おばあちゃんがツル折ったはるし見てあげてよ」 といってくれたのがきっかけでした。色紙買ってテーブル に置くことから始まります。 ためしてみてください。とて も気持ちがよかったです。

         [ローバ]