犬に小判
−− 平和のための折り鶴会
−山科平和しんぶん 198号より−



 青空は広がり絶好の快晴。秋の名残の木々が美しい。今年の最後をしめくくる折り鶴会は、ひとりのゲストを含めて6人は近況を報告しながらツルを折りはじめました。その近況報舎の一部を 「犬に小判」と題しましてお粗末の一 席。

 (犬も歩けば棒にあたる) (豚に真珠)(猫に小判) と申しますが、今回の(犬に小判)は初語りであり初耳と存 じます。女性会員の語りによりますれば、以下の次第となりますので、お時間までお付き合いを。

 ある日、鞄を置き部屋を離 れ戻りますればさあ大変。愛犬が鞄の中より命から二番目 に大切なお札(小判) を取り出して遊び食い千切っており 追い払い散乱した札を集めましたが (覆水盆に返らず)で つなぎ合わせども元の姿にほど遠くさんたんたる有様。千円札三枚、万円札二枚の行く末はいかがあいなりますか。 チョンチョン。

 ひたいに汗し て大奮闘。千円札三枚は何とかつなぎ合わせて形になり交換できましたが、高価な小判 の万円札は完全復旧ならず 銀行の談によりますれば、ある機関の鑑定結果により可否の運命が決まるという極めて厳 しい回答で、その決定まで枕を高くして休めずという「みぞゆう」(麻生総理)の事件 となり、定額給付金、健康保険料の年金から天引き等、金にまつわるお話で、世間が騒がしく、飼い犬も金に関心を 寄せ犯行に及んだものと思われます。

 「犬に小判」と題し ますお粗末の一席、この辺で 失礼申し上げます。

 今年もあ とわずか、平和を守る会員の皆様も飼い犬に充分ご注意をいただき、つつがなく今年も終えられよいお年をお迎えくださり引き続き折り鶴寄席にご ひいきを賜りますよう、伏してお願い申し上げ、本日の「折 り鶴寄席」お開きとさせていただきます。チョーン、チョ ン。

 本日誕生した58羽の折り鶴もこの話を聞き「僕達も人間の大切なお札を持って遊んでみたい。お金と鶴。金ヅル と言われても僕達ツルはお金の都合はできないよ」。 次回 1月8日にて。