| めいん | いろいろ | 歩きませんか? | りんく |
連載1:山と無線を楽しむ奥多摩
JJ1LBD
1.甲武相国境の尾根道(その1)
奥多摩湖の南西に聳え立つ三頭山から笹尾根を進み三国峠、そして陣馬山から城山湖北の初沢山に続く長大な尾根道は、直線で実に40kmに及んでいる。甲武相(山梨県・東京都・神奈川県)各所からこの山陵に登る道は多く、適当な所から登り、適当な所から下山できる。そして、歩き始めてから1〜2時間もすれば各山頂に立てる。
奥多摩周遊道路の奥多摩湖側入口から右手を見上げると、ロープウエイの「みとうさんぐち駅」がある。ガラスが割れ、取り残された「みとう号」がある。奥多摩湖を挟んで向い側が「かわの駅」で、ここには「くもとり号」が置いてある。かわの駅には、モーター類が埃を被った動力室がある。1961年10月製造を記載した銘板がある。JJ1KAEから情報があり、「1962年3月に営業開始、1〜2年で営業停止」となったことである。
| 「みとう号」 02/12/03 |
1-1 伊予山 979.1m 三等三角点
西多摩郡奥多摩町
91年04月20日 JK1YGR
03年05月01日 ---
最初の伊予山への登り口は、奥多摩周遊道路の奥多摩湖側入口の少し先、右側に数段の石段があり、「三頭山」への標識が立っている。一気に高度を上げて行く。この尾根は糠指尾根(ぬかざすおね)と呼ばれている。最初は植林の中を登るが、2回程広葉樹に変わる。伊予山(いよやま)山頂は尾根道に沿ってあり、奥多摩湖側が広葉樹、反対側は植林である。広葉樹の僅かな隙間から奥多摩湖を見る。
![]() |
|
| 伊予山山頂 01/05/03 |
1-2 糠指山(糠指ノ峰、キタミノ峰) 1183m
西多摩郡奥多摩町
91年04月20日 JJ1TKS 7M1JKB
03年05月01日 ---
伊予山からは広葉樹の道、3回程度の下りと登り。右側にはムロクボ尾根、背面には赤指尾根や石尾根を見る。最後のきつい登りで糠指山(ぬかざすやま)である。
![]() |
![]() |
|
| 糠指尾根のつつじ 01/05/03 | 糠指山 01/05/03 |
1-3 入小沢ノ峰(檜尾ノ峰、シンナシ尾根ノ頭)
1302m
西多摩郡奥多摩町
北都留郡小菅村
91年04月20日 7L1UOY JK1WWD
03年05月01日 ---
糠指山から僅かに下って右側にムロクボ尾根を分ける。ムロクボ尾根はすぐに階段の急な下りで下り切って左に旧道を見るが大きく崩れている。このまま下れば三頭橋に下る。
さて、ムロクボ尾根の分岐から下ると、標識には「ツネ泣坂」の記載がある。木々を利用してロープが渡してありきつい登り。登り切って小広い入小沢ノ峰である。右へ金風呂に下る道を分ける。
![]() |
|
| ツネ泣坂 |
1-4 三頭山中央峰 1527.4m
西多摩郡奥多摩町
西多摩郡檜原村
北都留郡小菅村
北都留郡上野原町
87年07月31日 JF1WFC JS1KIF
91年01月06日 ---
00年06月04日 JA1FMU
01年04月29日 ---
01年12月25日 JA1SEM JO1SFD
07年08月15日 ---
1-5 三頭山東峰 1527.5m 三等三角点
西多摩郡奥多摩町
西多摩郡檜原村
87年07月31日 ---
91年01月06日 JF1JUG JR1FGJ JO1FSD 7K1KLU JJ1SSO 7L1TYC JQ1BXQ
7K1LQV 7L1PUO JQ1HGT JR1MSY 7L1GRT
00年06月04日
03年05月01日 ---
07年08月15日 ---
08年06月25日 ---
1-6 三頭御前 1470m
西多摩郡奥多摩町
00年06月04日 JG1LGB
07年08月15日 ---
08年06月25日 ---
入小沢ノ峰から更に登って行く。広葉樹の明るい道で気持ち良い。右に鶴峠への道を分ける。大きな石の間を登る。そして中央峰を巻くようになる。中央峰と東峰の間の御堂峠に立つ。三頭御前は真直ぐ行き、左側に「行止り」と書かれた所を登って行く。三頭御前には小祠があり、石尾根を見る。東峰は三角点からちょっと外れた展望台からの展望が良い。大岳山等を見る。中央峰は富士山、反対側は雲取山からの石尾根が見える。ここも展望が良い。
| 三頭山東峰 15/08/07 |
御堂指尾根:
三頭御前から東に登山道を下る。左に「この先行止まり」「三頭山山頂」「鞘口峠約40分」と書かれた標識が三段にある。ここを左に入る。低木が顔にかかる。下って行く。明るいが急な下り、右側が植林になる。低いので隙間から砥山等を見る。1246峰からは左方向に進む。右側は植林、広葉樹の中を下って行く。下り切ると右側に下る道がついている。真直ぐに登る。植林は良く枝打ちされている。僅かに下って登ると小広い1072m峰に出る。左右に尾根があるが斜め左に進み下る。急だが広葉樹の明るい快適な下り。左に赤いテープを見つける。真直ぐ行くと崖。左を下って行く。サイグチ沢につけられた道に出る。右に行き、石段を下って奥多摩周遊道路。
さて、三頭山の東側は「都民の森」になり、整備されている。三頭山一帯にはぶなの木が多い。中央峰から下るとすぐに、L字形に曲ったブナの木がある。「このブナの木はどうして曲ったのでしょう。小さい頃に人に踏みつけられた。雪の重みに耐えられなかった。光を探しているうちにこのような形になってしまった。皆さんもこの木と対話して見ませんか」 そしてムシカリ峠、ブナダワと呼ばれていた所である。興味あるのは「森の太い樹
ブナの中で第一位 幹周3.43m 高さ28m 都民の森管理事務所」と言うことで、ここ周辺でブナの木の第一位がこの峠にある。
| ムシカリ峠 15/08/07 |
ムシカリ峠から大滝:
ムシカリ峠から左に下る。三頭沢は1991年の台風12号の土石流で地表が削り取られ、岩石の明るい沢に変わったとのことである。途中レンゲショウマ、タマガワホトトギス等の愛らしい花を見る。三頭大滝で落差33m、迫力がある。更に下って森林館。
![]() |
|
| 三頭大滝 24/12/01 |
1-7 大沢山(大沢ノ頭、椈山) 1482m
西多摩郡檜原村
北都留郡上野原町
91年01月06日 JF1OLL
01年04月29日 JJ1QKM JP1IEO
01年12月25日 ---
ムシカリ峠から少し登って、三頭山避難小屋がある。建替えられ素晴らしく良い小屋になった。避難小屋の付近で「さるなし」を持ち切れないほど取ったという登山者に会ったことがある。口に含んだときのあの甘さが何とも言えない。目を皿のようにして探すのだが、もう誰かが取ってしまった後とも思うし、時期もあろうし、なかなか見つからないものである。避難小屋からひと登りで大沢山となる。ベンチが二つ、座って富士山の展望を楽しもう。
| 三頭山避難小屋 29/04/01 |
1-8 蜂指沢ノ頭(金山) 1380m
西多摩郡檜原村
北都留郡上野原町
94年04月30日 7L1FNS JF1GGX
01年12月25日 ---
大沢山から下って蜂指沢ノ頭(はちざすざわのかしら)である。その昔、数馬側の蜂指沢では金を堀ったという。その源頭を金山と呼んだとのことである。
1-9 熊倉山 1334m
西多摩郡檜原村
94年04月30日 7L3IUE
蜂指沢ノ頭から東側の尾根道を行くと、すぐが熊倉山(くまぐらやま)である。そのまま行くと、まず左へ大滝への道を分ける。更に長い階段を下り切ってから左へ曲って行けば、都民の森駐車場へ行く。しかし、かまわず真っ直ぐ、厚い落ち葉を踏んで下って行く。道ははっきりしない。尾根の高いところ、高いところを注意して下って行く。若葉の中の三葉つつじがいい。前方が落葉松(からまつ)になった右側が1114m峰である。静かである。所々に赤いテープが付けられている。右側の道がはっきりしているので行くが、また分からなくなってしまう。いずれにしても尾根の高いところを行くと、そのうちはっきりした道になり、青い屋根の森林保守休憩所がある。そのまま下って行けば奥多摩周遊道路の数馬入口の手前に出る。
1-10 槇寄山(牧寄山、千間平)
1188.2m 三等三角点
西多摩郡檜原村
北都留郡上野原町
90年07月31日 7K1FTH JS1MWD JF1OLL 7K1LPS 7K1EVE
92年06月27日 JA1II
03年09月14日 JG0SQD
05年05月05日 ---
蜂指沢ノ頭から大きく下る。下り切ってクメケタワで西原峠、笛吹峠方向を示す標識がある。僅かに登り、平らな広葉樹の中を行く。笹の間を過ぎて明るくなる。右へ原に下る道を見る。更に僅かな登りを行く。登り切って槇寄山(まきよせやま)である。南方面が切開いていて見晴らしが良い。左背面には木々の間から三頭山が聳えている。03年09月14日に、ここで南アルプス北俣岳移動のJG0SQDと交信したのは感動であった。
| 槇寄山 05/05/05 |
槇寄山から下ってすぐが西原峠(郡内峠)、南秋川の数馬仲ノ平と上野原の郷原を結んでいる。西原峠から仲ノ平に下る道は広葉樹が多く明るい道である。途中「国定忠治が遠見した木」がある。ここあたりから植林の中を下る。左に大平への道を分けて前方が開け民家になる。車道を下り仲ノ平バス停。数馬には「数馬の湯」が営業しており、3時間、800円である。
1-11 笹ヶ峠ノ峰 1121m
西多摩郡檜原村
北都留郡上野原町
92年06月27日 7K2CBY JGOHHB 7L2KTY
05年05月05日 ---
05年07月18日 ---
さて、西原峠から東方向に行く。前方が開けて茅戸(かやと)の原となる。三頭山、石尾根、浅間尾根、御前山、大岳山・・・素晴らしい展望である。広葉樹を抜けると、南方向の開けた田和峠となる。上野原の田和、上平への道がある。更に進み、数馬峠(上平峠、笹ヶ峠)で左は数馬の仲ノ平へ、右は上野原の田和、上平への道である。南方面の植林が育ってしまい見晴しが多少悪くなった。数馬峠から仲ノ平へ下る道はその行程殆んどが広葉樹と落葉松、明るい下りである。仲の平のキャンプ場に下る。
| 笹尾根 |
さて、数馬峠から1っ目のピークを右に見て、次が小さいピーク、3っ目ピークを右に登る。笹ヶ峠ノ峰(ささがたわのみね)である。植林と広葉樹の山頂であるが、薄暗い。
1-12 大羽根山 956m
西多摩郡檜原村
92年06月27日 JS1GLT 7M1MJG
05年07月18日 ---
07年12月16日 ---
08年02月17日 ---
笹ヶ峠ノ峰から僅かに進んで、左に下り登山道に出る。「大羽根山を経て浅間尾根バス停へ」と記載した標識がある。最初は植林、そして広葉樹の中を下る。僅かに登って広葉樹の中に大羽根山を示す標識がある。「一石バス停」(現在は「浅間尾根登山口」)を示している。急な道を下て行く。左側に回り込んで、湿地があり僅かに水が流れている。更に明るい道を下る。右側の植林が良く手入れされている。下って右側にトタンの作業休憩所を見る。ここから少し登るとはっきりした道が付いている。何年もの落葉が重なって厚い。下って南秋川浅間尾根登山口バス停の脇に降りる。
| 大羽根山 17/02/08 |
1-13 丸山 1098.2m 二等三角点
西多摩郡檜原村
北都留郡上野原町
92年06月03日 JG1MFR JO1FUG JH4EMK
94年11月19日
7K3KDO
06年12月16日 ---
07年12月16日 ---
さて、大羽根山を示す標識から更に進もう。笛吹(うずしき)峠 (大日峠・丸山峠)である。左側に南秋川の笛吹へ、右側に上野原の上平への道を分ける。登りになり十字路となる。左は笛吹へ、まっすぐは笹尾根、右へ登ると丸山である。丸山山頂からは三頭山、富士山等々の山々で展望が良い。
| 丸山 16/12/07 |
1-14 入沢山 1050m
西多摩郡檜原村
北都留郡上野原町
94年11月19日 JM1RFK
06年12月16日 ---
丸山から下って登った、入沢山はやや広い山頂である。下って、小棡(こゆずり)峠(大立峠)で、南秋川の笛吹と上野原の小棡を結ぶ峠である。
1-15 土俵岳(土表岳・笹平ノ峰)
1005.2m 三等三角点
西多摩郡檜原村
北都留郡上野原町
90年06月03日 JA1XCF JH1JQV JG6KTY JH1RRB JJ6KTR JN1DIF JO1FMK
96年05月06日 7K4MLF 7K4QLF 7K4MLE JF1DCR JM1BTF
06年12月16日 ---
暫くの登り下りで土俵岳である。五万分の一と二・五万分の一地図は「土表」であり、ほかの地図および山頂の標識は「土俵」である。土俵岳から下ってすぐに日原(ひばら)峠である。南秋川の笛吹および人里(へんぼり)と上野原の猪丸を結んでいる。
日原峠から檜原街道:
日原峠から下ってすぐに水場がある。植林の中をたんたんと下る。標識があり、左は「事貫・笛吹」、右は「和田」を示している。和田方向に下る。植林が広葉樹に変わる。御前山方向を見る。明るい下りである。再び植林、下り切って北秋川にかかる橋を渡る。登って桧原街道。
| 土俵岳 16/12/06 |
1-16 トヤド浅間
831.0m 三等三角点
西多摩郡檜原村
91年04月30日 JQ1OHD
94年05月14日 JM1IMO JM1BFQ 7K3AVH
07年06月30日 ---
08年05月18日 ---
さて、日原峠から広葉樹の道を行く。この下には90年に完成した甲武トンネルが通っている2〜3の登り下りで浅間(せんげん)峠(栗坂峠)に降りる。あずま屋とベンチがある。「浅間」という名は富士山が見えるという場所を示し、奥多摩にも同じ名がいくつもある。はて、この浅間峠は?少し南側に寄ると広葉樹の間から富士山が見える。ここには色々な標識があり、その中の一つに上川苔青年団が大正14年11月に設置した、50cm高さで20cm角位の四角い石に次の記載がある。
北へは「小宮戸倉ヲ経テ五日市ニ至ル」
南へは「山梨県棡原村ヲ経テ上野原ニ至ル」
西へは「山梨県棡原村三二山ニ至ル」
この峠の北東の方向には、トヤド浅間がある。山頂に行くには浅間峠を北へ少し下り右側の尾根に入る。黄色や赤のテープが目印。はっきりした道ではないが3回の登り下りで、北側の開けた山頂となる。最後の3回目の登りがきつい。山頂から北の対面に松生山(まつばえやま)が良く見える。ここは、浅間とは付いているが富士山は見えない。この山頂は南秋川の檜原街道の上川苔から良く見える。特に、植林の濃い緑と広葉樹の緑がはっきりして目立つ。
![]() |
|
| 甲武トンネル 14/05/94 |
トヤド浅間手前からトヤド沢出合:
浅間峠から上川乗の下り、右側のトヤド浅間に行く道に入って最初のピークに「自然環境保全地域特別地区」と書かれた茶色の看板がある。ここから右に下る。急な下り、下ってまた急な登り。広葉樹の明るい所である。左側に植林を見るようになり正面にトヤド浅間を見る。またも急な下り、相変わらず左は植林、右は広葉樹。暫く下って行くと植林の中を下る。相変わらず急な下りで、トヤド沢に下る。右に行けば熊倉沢右俣右沢であり、陸軍滝の落ち口である。横切って下れば熊倉沢右俣の二俣。そのまま下って熊倉林道終点。
トヤド浅間から京岳バス停:
山頂から東の方を見ると同じ位の高度の場所があり、お社がある。ここから左に進む。最初はゆったりした下りだが、急な下りに変わる。植林の中である。少しゆったりして再び急、右の方に進む。ずっと植林の中、薄暗い。それなりに急な下って行くと左右に付けられたはっきりした道がある。左に行く。ジグザグ等下りながら行くとお墓がある。下って舗装道路、右に進み僅かで檜原街道の京岳バス停に出る。
トヤド浅間から熊倉林道(1):
お社から真っ直ぐ行く。下りになって植林の中、道ははっきりしない。左に寄り、植林の若木と成木の間を下る。はっきりした道が出てくる。見晴が良く、左は浅間尾根、正面は臼木山、右は万六尾根だ。少しゆっくりした下りに変わる。左右の道を横切る。そしてジグザグに下って行く。下り切って熊倉沢沿いの熊倉林道、左に行けば矢沢林道と合流する。
トヤド浅間から熊倉林道(2):
お社から少し進むと黄色いテープが巻かれている。薄暗い植林の中を下って行く。少し緩やかになって732m峰、テープが巻かれている。ここから右側は広葉樹になる。木の間から長尾尾根等を見る。左右に横切る道がある。真直ぐ、左右共広葉樹で明るい。急な下りに変わる。真直ぐ下ると崖になるので右側を慎重に下る。かなり急である。下って熊倉沢左俣出合いの熊倉林道。
![]() |
|
| めいん | いろいろ | 歩きませんか? | りんく |