連載11:山と無線を楽しむ奥多摩

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5.石尾根(その1)

東京都の最高峰、雲取山からは二つの尾根が派生している。石尾根は東側に延び、長沢背稜・県界尾根は埼玉県との県界を行き青梅丘陵まで続いている。石尾根は展望に優れ、奥多摩の中でも人気のあるコースである。

 

5-1 雲取山(雲採山) 2017.7m 一等三角点

    西多摩郡奥多摩町

    秩父郡大滝村

    北都留郡丹波山村

    87年 4月29日 JQ1QUY JF1PXW JA1VOR JE1RKB JO1GOY JA1EIF JAØJK JK1FBA JM1OXE JQ1IWV JO1HCZ JA1HEL

    92年 8月22日 JA1WQD JA1KQY

    98年10月25日 JK1JMM 7K2VOM JA1QYA JF1OLL 7M2DYC JM1NLW JR1XAM JJ1CCE JM1AJY JL1TIC JO1ZBX JL3CYU

    02年05月25日 7L3NOO 7M2STE JA1MJH JG1LGB
    07年11月04日 7K3AOH
雲取山山頂からの展望は非常に良く、関東平野、富士山、南アルプスそしてそれに連なる山々が美しい。立派な雲取山避難小屋が建っている。ここに泊って思いっ切りQRVしたいものである。雲取山に登るコースは多い。

 

@青梅街道の鴨沢から奥多摩小屋を経由して 雲取山

A埼玉県大滝村の三峰神社から               雲取山

B日原川から大ダワを経由して                 雲取山

C日原川の唐松橋から野陣尾根を経由して   雲取山

D青梅街道のお祭りから三条の湯を経由して 雲取山

E青梅線の奥多摩駅から石尾根にて          雲取山

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通常は@、Aのコースが良く登られる。Bのコースはバイクか自動車で林道の終点まで行けば、夏時間で3時間程度である。


石尾根から雲取山を見る 25/10/98


5-2 小雲取山(小雲採山) 1937m

    西多摩郡奥多摩町

    北都留郡丹波山村

    92年8月22日 7L1TTH JM1DRJ 7K1KXR JF1VXB

雲取山避難小屋から防火帯(山火事発生時の延焼を防ぐために、木を切断または植えておらず、草花が生い茂っている)の一面、お花畑を南に下る。富士山とそれに連なる山波が美しい。下ってすぐに小雲取山の右側を巻くようになる。小雲取山山頂を目指して低い笹を歩く。山頂を探すがはっきりしない。

 

5-3 権衛ノ頭 1845m

    西多摩郡奥多摩町

    92年08月22日 7M1LZR JK1CQB 7L2FBH

    98年08月16日 - - -
    07年11月04日 - - -

小雲取山から道が2つに分れる。南へ急降下する道と、東へ行く道である。まず、東へ行く事とする。落葉松が美しい。足元は低い笹である。標識があり東に野陣尾根、南に石尾根を示している。東の野陣尾根を行く。右手には落葉松の間に富士山が見え隠れする。自然林の中に入って行く。最初のピークが権衛ノ頭(ごんえのかしら)である。

 

5-4 サワラノ平 1708m

    西多摩郡奥多摩町

    92年8月22日 - - -

    98年8月16日 JHØLVE
    07年11月04日 - - -

権衛ノ頭から更に東へ、一つピークを越す。そしてなだらかな下りである。足元は苔、左手には長沢山を初めとする県界尾根が連なっている。相変わらずなだらかな下りである。そろそろ急になると思われる手前が、サワラノ平である。「林班界標・東京都水道局水源林」と書かれたひし形の標識が3枚立っている。急な道をどんどん下る。自然林が美しい。多少緩やかになったと思われる所が1414m。そして再び下る。右側に石尾根の椈坂(ぶなざか)からの道を合わせる。再び下って、激しく流れる沢の上に立つ。ここに掛る吊り橋の唐松橋を渡り、登ると日原からの林道に立つ。この野陣尾根は通称「富田新道」として知られ、この道を作った雲取山荘の故富田治三郎の偉業をたたえている。

 

5-5 ヨモギ尾根の頭 1820m

    西多摩郡奥多摩町

    北都留郡丹波山村

    98年8月16日 7N2KBB JM1EPH JF1OLL

さて、野陣尾根に入らず標識から南、石尾根方向に下る。落葉松が美しい。右に小雲取山から下った道を合わせる。そして、左に巻道を分けるが直進して尾根を登る。七ツ石山、三頭山そして富士山と、なかなかの展望である。ここがヨモギ尾根ノ頭、但し西側の展望はない。

 

ヨモギ尾根ノ頭から七ツ石山を正面に見て下る。左から巻道を合わせる。そして、すぐが奥多摩小屋である。更に進み、ヘリポート、ずっと防火帯でありいろいろな花が咲いている。そして椈坂、ここで3方向に分れる。正面は七ツ石山へ、左は唐松谷に下り、右はノボリ尾根経由鴨沢に下る。

 
ブナ坂から唐松谷:

ブナ坂から唐松谷を下ろう。スズ竹の道を下る。自然林で明るい。右に七ッ石山を見る。下り切って沢の源流。橋を渡って右に下って行く。大きな谷、自然林が美しい。沢と離れたり、近づいたりしながら下って行く。やがて左から野陣尾根の道を合わせる。下って吊橋。少し進んで登ると林道である。
 

5-6 七ツ石山 1757.3m 三等三角点

    西多摩郡奥多摩町

    北都留郡丹波山村

    89年10月22日 JS1MWD JK1KMD JH1LLA

    93年 8月12日 8J1TAM JK1AFI JA1AB

    98年10月24日 ---
    08年08月22日 ---

ブナ坂から息を切らして七ツ石山山頂。振り向くと今歩いて来た雲取山避難小屋、小雲取山、ヨモギ尾根ノ頭が見える。また、南側は富士山、三頭山、御前山、大岳山等素晴らしい眺めである。山頂付近には山名の通り大きな石が幾つかころがっている。東に下ってすぐ左に七ツ石明神を見る。更に下って大きな石の所に「元治元年甲子九月」の記載がある石碑がある。そして、七ツ石小屋への道を分け、再度七ツ石小屋への道を分ける。


七ツ石山 22/08/08


5-7 千本躑躅(大躑躅峯・蝟谷ノ峰) 1704m

    西多摩郡奥多摩町

    93年 8月12日 8J1TAM 7M2ALE

    98年10月24日 ---

登山道と分れて防火帯を行く。お花畑の千本躑躅(せんぼんつつじ)で、北側を除いた展望は格別である。富士山が美しい。千本あるかどうか分からないがつつじが群生している。千本躑躅から南側の急な斜面を下れば、十字路で元の石尾根の登山道である。


千本躑躅から三頭山方向を見る 25/10/98 


5-8 赤指山 1380m

    西多摩郡奥多摩町

    93年8月12日 JR1DDL

十字路を通り抜け赤指尾根を下る。落葉松の道が何時しか植林に変る。左側の峰谷への道を分け、右側を登って行き、赤指山(あかざすやま)山頂。

 

5-9 ネドウチノ山ノ神 1332.5m 三等三角点

    西多摩郡奥多摩町

    92年05月04日 JE1JHK JM1FAD

    93年08月12日 ---
    04年06月05日 ---

赤指尾根の植林の中、下ってネドウチノ山ノ神である。三等三角点で足元には小祠が置かれている。自然林と植林に囲まれて展望は良くない。ここに「赤指山」の標識があるが同意しがたい。僅かに下ると左下に林道が見える。もう少し下り、榧ノ木尾根、三頭山を見る。林道を横切るが、ここから富士山を見る。横切って少し登るが、後はゆっくりした下りである。自然林が美しい。途中2箇所に特撮カメラがある。左手に落葉松、間から榧ノ木尾根を見る。下って林道、正面に更に下る道を見る。

ネドウチノ山ノ神の三角點 05/06/04

 

5-10 尾平山 (大平山) 1074.6m 三等三角点

     西多摩郡奥多摩町

     90年05月03日 JK1MOV

     96年08月01日 JR6TSQ
    04年06月05日 ---

林道を横切り、下って行く。唐松の中を歩くが、落葉松の油(やに?)のにおいが何んとも香ばしい。右に下る道を2箇所見る。「本州製紙小河内社有林」の看板を見る。正面の急な登りを行く。登り切って1104峰である。ここから下るが道が植林の中はっきりしない。真っ直ぐ進み僅かに登って、植林と落葉松の尾平山(おでいらやま)である。明るい山頂ではあるが見晴しは無い。三角点の石の脇には山名と標高を書いた「井の頭平2.5.20」とT.Yuiさん97.10.17標識がある。ここは無線のロケーションが極端に悪い。96年08月01日にはラッキーにもEスポで具志川市のJR6TSQと交信した。

植林と落葉松の間を下る。左側が植林に変ったら左側に大きくトラバスする。はっきりした道がついている。下り切って炭焼窯の跡がある。ここから右へ下る道がある。しかし、途中が崩れてしまい無くなってしまう。それなりに下って行くと、「くな」の集落である。2軒だけであり、1軒は住んでおらず、もう1軒は高修寺というお寺である。もう1軒あったが、廃屋となり片付けられた。更に下ると青梅街道の小留浦(ことずら)に出る。沈んでしまう奥多摩湖から移したという、東京都重要文化財の芝居の迴り舞台が保存されている太子堂がある。


尾平山 01/08/96


5-11 雨乞山(雨乞場ノ峰) 981m

     西多摩郡奥多摩町

     90年05月03日 JE1IAQ JAØQD

炭焼窯の跡から真っ直ぐ自然林の中に入って行くと雨乞山(あまごいやま)である。木々の隙間から僅かに奥多摩湖が見える。1964年の渇水時に雨乞いをしたとのことだが、これが最後。小河内ダムにより造られた奥多摩湖は1957年に完成し、堤高149m、面積4.3Km2、貯水料1億8540万m3であり、東京都の上水道源となっている。

 

5-12 高丸山(鳥居山) 1733m

     西多摩郡奥多摩町

     90年08月14日 JA1UZG JM1WCO JN1AMN 7K1FQC JL1KSU JO1OJM 7K1NUA

さて、千本躑躅から石尾根を行く。防火帯を下り、登山道を合わせる。再び登山道と分れて防火帯を行く。高丸山はお花畑で、ここでの展望も良い。

 

5-13 日陰名栗山(中ノ谷ノ峰) 1725m

     西多摩郡奥多摩町

     90年08月14日 JM1NYF JA1HKB JF1DTX JH1RUA JH1HNV

防火帯を下り、そして登ると日陰名栗山、ここも同じくお花畑で展望が良い。東へ下って尾根道と合わせる。正面に新築された鷹ノ巣避難小屋が見えてくる。

鷹ノ巣避難小屋から峰谷:
鷹ノ巣避難小屋から南側は浅間尾根、下るとすぐ水場がある。更に下り、木々の間から左に榧ノ木尾根、右に赤指尾根を見る。自然林の気持ちの良い尾根である。落葉松、植林を歩き、浅間神社になる。大小合わせて5つの建物がある。鳥居を2回くぐって左に曲がり林道に出ると、奥の集落。更に林道を下ると峰谷のバス停である。

 

5-14 鷹ノ巣山(入奥山) 1736.6m 二等三角点

     西多摩郡奥多摩町

     77年04月  日 ---

     93年05月15日 JO1NCJ JA3CG  7N1NRS 7M1SOK 7N1LSE 7N1ITM JA1CZR JA6JFO JO1FCD

     98年07月18日 JF6BGO 7N2KBB 7L3KBB 7K4ULZ

     98年10月24日 JR1OYX 7K4NWW JR1XAM JG1RRU JJ1CPE JA1CQT 7L4KBK 7L4FRE JJ1EGH

     00年07月21日 JA1GYK
     07年10月23日 JE1GCJ JA1GYK
     08年10月13日 ---

鷹ノ巣避難小屋から、お花畑の防火帯に沿って登って行く。振り向くと日陰名栗山、高丸山、七ツ石山、ずっと奥には奥秩父の山々、右には三頭山が見え、切れる息を励ましてくれる。鷹ノ巣山山頂からは北側を除いて奥秩父、富士山、丹沢山塊、大岳山、御前山、三頭山、東京方面、もちろん富士山まで、素晴らしい展望である。


鷹ノ巣山山頂 23/10/07


北側の下りは稲村尾根である。すぐに急な下り、下って直ぐがヒルメシクイノタワ1562m、更にどんどん下る。そのうち左に下る分岐点になる。しかし、真っ直ぐ登るとすぐに稲村岩の上に立つ。頬を撫ぜる風が気持ちいい。小さなお社が二つ置いてある。日原を見下す。そして川苔山、天目山、八丁山など360度の展望である。この稲村岩は日原から際だって見える。

 

分岐点から下って、左に通行止めの巳ノ戸林道への道を分ける。巳ノ戸橋を渡り、登り切ると舗装道路に出て、中日原である。

5-15 お伊勢山 1338m

     西多摩郡奥多摩町

     96年11月10日 JA1CRT

 

5-16 八丁山(巳ノ戸山) 1280m

     西多摩郡奥多摩町

     95年06月11日 7K2LFP JE1QXX

     96年11月10日 ---

鷹ノ巣避難小屋から北側には巳ノ戸林道(みのとりんどう)があった。途中の巳ノ戸沢が崩れてしまい、この沢道コースは廃道になってしまった。石尾根の橙色の「保安林」の看板の所に、黄黒のロープで通行止めとなっている。21/7/00にこの道を降りて見たがすぐに分からなくなってしまった。仕方なく、ヒルメシクイノタワまで降りて同じく道を探したが、5つ目の赤いテープが見つからない。たぶんそのまま降りれば巳ノ戸林道に出たかも知れない。従って、ここでは中日原からの登りにて記載する。

 

中日原から下り、巳ノ戸橋を渡る。鷹ノ巣山の方向を示す標識を見ると、右へ登る道がある。2回廻り込むと、屋根の付いた物置場にはエンジンの草刈機が置いてある。植林の薄暗い中を登って行く。小さな階段を登ると、苔むした小屋がある。水が流れていて大きな釜がひっくり返っている。薄暗い植林の中を登って行くと、炭焼き跡がある。黄色のテープが巻かれた木を見付ける。ここを左に曲がり登って行く。やがて小広い所にでる。植林と自然林の間を登る。鉄条網で仕切られた柵がある。暫く柵に沿って登る。柵と別れて再び植林、次に自然林の中を登る。常に高い所を登ることが重要である。やがて、岩が目の前に、岩に座ると北、東、南が開けている。タワ尾根、蕎麦粒山、川苔山、鷹巣山・・・展望が良い。落葉松の美しい中を登って、八丁山(はっちょうやま)である。山頂は晴れれば木洩れ日もあるが、木々に囲まれて薄暗い。

八丁山11/06/95


八丁山から南西へ、2回目のピークがお伊勢山である。狭い山頂で、自然林に囲まれているが、木々の隙間から鷹ノ巣山や県界尾根が見える。下って、スズ竹を掻き分けると左右が開け、明るい鞘口ノクビレである。前には鷹ノ巣山が大きくそびえている。左は以前使われていた巳ノ戸沢を下る道である。途中沢が崩れ、道を失うこともある。それでも慎重に下って行けば橋を渡り、稲村尾根からの道に合流する。