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僕の歩いた道にはいつもバイクがあった

ヴィンテージ(Vintage:ある時期の収穫品)

 

デンマークのNimbus号、米国のPierce号とHendarson号等々に大きな影響を与えたという、ベルギーのFN号直列4気筒です。どんなバイクだろう、手持ちの色々な資料を探しましたが、その中で「The Illustrated History of Military Motorcycles: David Ansell」の28-29ページに多少詳しい記載がありました。一方、06/12/97に英国南部New MiltonのSammy Miller Motorcycle Museumを訪れましたが、1906年FN号498ccが展示されていました。

   
   1906年FN号(Sammy Muller Motorcycles Museum)

 

 

(18)FN号


FN(Fabrique Nationale Des Arms de Guerre SA、後のFabrique Nationale SA, Herstal)は一時期バイク、自動車を生産した会社である。1889年には最初の自動車を組立て、1901年には最初の単気筒バイクを完成した。133cc単気筒で自転車のフレームに取付られた。直列4気筒は1904年から1923年まで生産され、4回のモデルチェンジを行なっている。

 

1904 362cc 45x57mm 3HP single speed

1904年、FN社はパリのモーターショーで直列4気筒エンジンのバイクを展示した。このバイクはPaul Kelecomの設計によるもの。ダブルクレドールのフレームには、補助ペダルを備えた自動吸気(atmospheric inlet valves)3.5HP363cc(45x57mm)エンジン、シングルスピードの減速機が乗せられ、シャフトドライブにて後輪に伝達した。潤滑油はオイルタンク内に設置されたハンドポンプ、一体構造の鋳物のクランクケースには小さな雲母の確認穴があった。前部側にボッシュのマグネトーを配置していた。

 

1906/7 412cc 48x57 3.5HP/1800rpm and 4HP/2000rpm single speed

 

1908/10 497cc 52.7x57mm 5HP 1&2 speed

4気筒型は1910年にはボアアップして5HP493cc(52.7x57mm)となる。

 

1915 747cc 52x88mm 7HP 4 speed

更に1915年には8HP748cc(52x88mm)3速の減速機となり、オーバーヘッドインレット、サイドエギゾースト(overhead inlet side exhaust valves)のエンジン、潤滑油はウエットサンプ、多板クラッチ、等大きく変更された。そして、1923年まで生産された。

 

これらの4気筒型は、信頼性評価は高く、ヨーロッパのベルギー、ドイツ、ロシア、スイス、その他の国で販売された。



1922年型

 

 

 

本文と写真は以下の資料から採取した。

1. The Illustrated History of Military Motorcycles: David Ansell

2. The Encyclopedia of The Motorcycle: Hugo Wilson

3. The Encyclopedia of The Motorcycle: Peter Henshaw

4. Sammy Muller Motorcycles Museum

5. 100 Years of Motorcycles: Massimo Clarke

ヴィンテージバイク研究会

28/07/02
21/08/11

 

 

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