テイスティングノート: その他の赤


  1. '94 Dom. de Latour Buitte Boisee, Cuvee Marie-Claude
    Minervois, Languedoc=Russion, France
  2. '92 Ch. Montus cuvee prestage, Alan Brumont
    Madiran, France.
  3. '93 Dom. de Trevallon
    Les Baux, Coteaux d'Aix en Province, Province, France.
'94 Dom. de Latour Buitte Boisee, Cuvee Marie-Claude
ベルベット様の、紫の濃いダークチェリー色。縁にかけて赤。凝縮度を感じる。 香りは、バニラ、杉等のオークの程良い香りに、ダークチェリー等の黒い果実 (酸の少ないもの)、カカオ、タバコなど。グリセリンのせいか、松ヤニ等のねっ とりした香りを感じる。味わいは、香りの印象程は甘くなく、細かい控えめな タンニン、明確なキレのある酸、やや多めのグリセリンが支配的。どちらかと いうと痩せ型の女性を想起させる。余韻に熟れ切っていない赤〜黒の木の実。 ダークチェリーと木イチゴを混ぜたような。丁寧に作られてはいるが、惚れ 込む程ではない。16度程度で。20度近くなると、カカオの香りが表に。味わい ではタンニン分と果実味が表に。しかし単調。
'92 Ch. Montus cuvee prestage, Alan Brumont
ビロード様の照りのあるガーネット〜ルビー。桁外れた凝縮度を感じる。グラ スにへばり付いて離れない脚。カシスのコンフィ、なめし皮、タバコ、ココア などが塊となって鼻を襲う!! 味わいの印象はずっと軽く、ダークチェリーの 酸味からはじまり、徐々に甘い果実味、ココアなどが喉の奥から立ちのぼる。 やがて、おいしいグロゼイユ、ダークチェリー等の赤黒い果実の甘さ。抜栓2時 間後 23 度程度になると、味わいに奥行きが加わる。脚の長さにふさわしい広 がり。ココア香がより顕著に。舌触りの滑らかさは特筆される。これだけ酒体 が膨らんでも滑らかさが変わらない、高貴かつ強靭なワイン。
2日目、18度程度では、杉の香り、じゃこう、強烈に熟したオークの香り、葉 巻、腐葉土。最初の味わいには強烈な渋み。温度が低いせいか。やがて舌が慣 れるに従って、ダークチェリーやタバコなど、前日の印象が復活。しかし、高 い酸のせいか、なめらかながらすっきりした印象。
タナ(Ch. Montus cuvee prestage の使用品種)のタンニンは、 カベルネの様な硬さもなく、メルロの様な重厚さもなく、また、ピノノアール の様な鋼の強さもない。軽い、爽やかな酸味を感じるタンニン。
妙な相性を示したのが、ほうれんそうの おひたし に、かつをぶしをかけたも の。かつをの鉄分がワインの青味を引き出した。ベリーの香りに隠れていたミ ネラルの豊富さを顕在化させた。ワインの方はかつをの味わいを引き出してい る。
'93 Dom. de Trevallon, Les Baux, Coteaux d'Aix en Province
ベルベット様のガーネット〜赤。薄いが長い脚。17度程度では、 グルナッシュの甘草の香り。 犬の毛の蒸れた匂い、セップ等の湿ってひねた印象。温度が高くなる(20度程 度)カベルネソーヴィニヨンのタバコの香りに。温度によって表情がガラリと 変わる。味わいには、軽いながら明確なタンニン。グルナッシュの軟らかさと カベルネの硬さを足して2で割ったような、人の手によって作られた印象。16 度程度では低すぎる。

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