00/12/28 0:30

 頭があまり働かないので。
 今年特にお世話になったものを集めてみた。



 何かを肯定することをかたくなにこばんでいるようなラインナップになった。




 

00/12/25 22:11

 もうすぐ21世紀だというのに、散漫すぎる。大事なことが何一つ考えられない。

 いま、21世紀に持っていきたいものは?と問われたら、クリームメロンパンしか思いつかない。しかも、赤坂プリンスホテル裏のパン屋で売っているものに限る。

 パン生地のビスケット調のかたさ、かすかなこげ目、カスタードクリームの色、甘さ、はみ出し方、すべてが絶妙だ。


 2001年はこのパンのように、かすかにやけどをしながら、適度にはみ出して生きるべきか。ヤマザキの大きいメロンパンにはまったくシェアは及ばないが、一部マニアにバカ受けなパン。

 そして2002年にはクロワッサンのようにぐるぐる巻きになりながらどこかへ収束していく。もう甘くもないし、はみ出してもいない。


 やけくそでパンで将来を占ってみたら、意外にしっくりくることを発見。自分しかしっくりきていない、いつも以上に閉じこもった世界観だということは十分承知だ。







00/12/22 18:36

 「今週末の予定はどうなの? あ、こんなこと聞くとセクハラになっちゃうのかな」
 こんなことを言ってくるのは、たいてい30歳過ぎぐらいの男だ。バブル社員め。

 そんなときは、弟でもつれて表参道あたりをスシ詰めになりながら歩きたい。そこで先輩カップルに会う。

 「いやーこれは弟なんでー」
 「うそつけよー」

 などと思わせぶりなノリになりながら、ほんとに弟。


 地味に世間をあざむくシナリオ。







00/12/21 23:14


 イチローの生きざまに憧れているという男の人がいた。そういえば、すきのない感じとか、完璧主義っぽいところとか、似ているかもと思った。

 ので、「言われてみると、似てるかもしれないですねー」と言ってみたところ、うれしそうだった。別に自分としては誉めたつもりではなかったので、なんだか罪悪感におそわれた。


 有名な誰かに憧れることには異論はないのだが、それを公言してしまうことは微妙だと思う。中田とかキムタクに憧れていると公言する人がいたとしたら、たちまち評価は怪しくなるかもしれない。

 でも、トルシエに憧れている人なら、たちまち評価はアップするかもしれない。異国の地で遠慮なくフランス語を使い、ひょうひょうと生きるトルシエ。マスコミにたたかれても持ち上げられてもひょうひょうとしている。

 ただ単に、自分はすきのない人が苦手でひょうひょうとしている人が好きというだけの話だった。







00/12/17 23:33

 師走の日曜夕方5時。銀座三越のティファニーを窓の外から見た。

 吐き気がするほど混んでいる。混雑を構成するのはもちろんカップル。

 そういう流行りはもう過ぎたのかと思っていたが、まだ健在だと改めて感じた。
 皆で同じようなことをしていて、なぜ気持ち悪くならないのか謎だ。
 なんか、狂ってる。






00/12/16 0:17

 うんちくをたれる男は多い。
 あと、分かったようなことを言う男も。

 どちらもたまらなくつまらない。







00/12/13 23:25

 取材のテープを聞いていたら、自分も「本音ベースで」という言葉を使っていた。ぜんぜん気づかなかった。


 「この部分は使いませんから、本音ベースで話してくださいよ」


 なんか、いかにもな感じの自分。








00/12/12 20:25

 「本音ベースで」という言葉をよく使う上司がいる。


  「原稿いつできる? 本音ベースで」

  「もしかして、会社やめたいの? 本音ベースで」

  「男いないの? 本音ベースで」


 この人自体がいつも本音ベースの直球さ。マスコミ人の特質として優れているし、文句をつけるつもりはない。

 問題は、上記のような質問に、私が本音では答えにくい場合が多いということだ。








00/12/11 19:57

 某化学系の会社で、「血液サラサラ、黒酢を飲む会」というのがあるという話を聞いた。

 魅力的な名前の会だが、黒酢で血液がサラサラになるとは知らなかった。

 味にやみつきになっているので、いまだに毎日「はちみつ黒酢ダイエット」を飲んでいるが、あまり血がサラサラになっている感じはしない。ストレスのためか手荒れもひどいし、全体的に健康ではない。

 むしろ、血ではないドロドロしたものが体内を渦巻いている感がある。21世紀を目前に、こんなドロドロな自分が嫌だ。








00/12/10 11:45


 飯島愛の「プラトニック・セックス」を読んだ。
 同期の女子に熱心にすすめられなかったら読まなかったと思う。

 読みごたえはある。積木くずしのような小中学校時代とか、ホステスから始まって、金のためにどんどん深みにはまり、しまいにはオヤジに体を売るようになっていく過程とか。オヤジとするときの嫌さとか。AVの契約金とか、わがまま放題ふるまって、やりたくないシーンをどんどん削除したとか。

 文章は飯島愛が書いたとは思えないが、嘘は書かれていないとわかる。たまに、本人が書きとめていた日記や、猛烈に好きだった同棲相手との交換日記の文章が出てくる。それはかなりバカっぽい文章なのだが、妙にリアルでせつない。


 この本は「赤裸々」ということで、話題になっているし、売れている。確かに赤裸々なのだが、単に「私ってこんなすごい過去があるのよ」というだけではない境地で書かれている。

 一番それを感じたのは、以下のところだ。

 飯島愛は、ものすごく金持ちで不細工な謎の男から借金を踏み倒していた。その男が変死したことを知ったときの文章。

  死んでしまったから、恩を感じただけだ。


 ここまで自分を繕わない正直さは、すごい。


 以上、書評でした。








00/12/06 22:50

 ネットの掲示板に書き込めないのは、自意識過剰だからなのだろうと自己分析している。


 仕事がらみでなかば無理やり会員登録させられたサイトでは、掲示板が熱くにぎわっている。文句なしにすばらしいコミュニティーだと思う。
 こういうのを見ると、私はネット敗北者なのかと感じずにはいられない。

 考えてみると、大勢の飲み会もわりと苦手なので、ネットだけの問題ではない。
 敗北というのもあまり意味はない。そう宣言することで楽になれるような気になっただけ。







00/12/05 21:24

 東京タワーに上った。はじめて。


 足もとの建物には、ろう人形館、トリックアートギャラリー、不思議な散歩道などの施設が入っていて、昭和30年代のトレンド満載という感があった。ろう人形館については「おみのがしなく」と力を入れているふうだったが、あえて見逃した。

 建物の屋上には、汚れたパンダのぬいぐるみの乗り物が点在していていて、そのさびしさには少々ぐっときた。そんなタワー全体は、意外にたくさんの人でにぎわっていた。


 「ここはあらゆる興奮が渦巻く東京エンターテイメント・ワールド」とうたっている。どうしたら渦巻く興奮を味わえるのか、東京タワーじゃなくてもいいから教えてほしい。








00/12/04 23:02

 早く正月になってほしい。公然とだらだらしたい。

 クリスマスみたいにアクティブなイベントはどうでもいい。








00/12/03 13:40

 原稿を書こうと思って休日に会社へ行ったら、「9:00〜17:00、停電」の張り紙。会社にさえ入れなかった。社内イントラネットの掲示板を見ていなかったので知らなかった。

 これは計算外とあせる気持ちと併行して、停電じゃ仕方ないという開き直りの気持ちがあふれ出る。家に戻って少し書いてはみたものの、取材のメモやビデオがないのであまり書けない。あきらめてコラムに転換した。


 停電ってやるべきことをチャラにしてくれるところが素敵だ。最近読んだ「停電の夜に」という短編小説は、冷め切った夫婦が停電の夜にすることがなくて、お互いに言えなかったことを打ち明け合うという話だった。作者はインド系アメリカ人女性で、わりと話題の本らしい。

 一週間ぐらい、世界中停電になってみればいいと思う。心から休めるし、何か大事なことに気づくかもしれない。





00/12/03 0:13

 ジャイアンリサイタルの絵を思い浮かべている。

 ジャイアンは「ホゲー」という擬音を発していて、首に花輪をかけている。

 リサイタルはだいたい3時間は続くもので、のび太やスネ夫や町内の子どもたちが、口を波のようにしてがまんして聴いている構図だ。耳栓をしているのがばれたら殺されるというセリフもあった。

 現実的に考えてみると、子ども社会ではこんなことあり得ない。やつらは正直だから。
 むしろ、ジャイアンリサイタルとか、ジャイアンとスネ夫とのび太の構図なんて、大人社会じゃないか。

 途方もなくくだらない現実を打開するためにドラえもんの力が必要なのは、大人ではないかと思う。

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