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ゼミ

 とうとう3年になったのでゼミというものに参加することになった。私は数十年前に短大を出ただけなのでゼミというものがどんなものなのか知らないでいた。で、なんか大学生がゼミ、ゼミというのを聞いていて、なんとなく「かっちょいい!」ものを想像していた。つまり志を一緒にする者同士が一緒に研究していく授業ってことなのね。私がこのゼミを取った理由は先生の人柄それによる。90%そうかな。で、あとの10%っていうのは文法を徹底的に勉強したかったからだ。ちなみに先生は前置詞の権威だそうです(^o^)

学校日誌の感想をお寄せください(^o^)

17th January 2003 (Friday)
 
照応形について調べている人の発表だったけど、さっぱりわからんかった。いろんな論文を調べているけど、そんな時間がどこにあるんだろう?って感じ。自分が興味のないテーマって聞く気にもならないのって私の欠点だなぁ(^o^;
 その中で Neg-Raising という新しい言葉が先生の口から出てきた。「否定辞繰り上げ現象」という意味だ。どういうことを言っているかというと、
I think that he is not honest. という文を、
I don't think that he is honest. という風に主節に否定形が繰り上がっていることを指す。

17th January 2003 (Friday)
 センター試験準備のため休校のため休講(^o^; 夜に4年生の追い出しコンパがあったのに風邪のために欠席してしまった(T_T)

10th January 2003 (Friday)
 今日は get-passive について研究してる子の発表だったんだけど、説明のほとんどに「ん?」「ん?」という疑問が沸いてきて、どーしたの?って感じだった。あとでその子に「今日は散々だったね」って言うと、2日前にさささと作ってしまったレジュメだったようだ。やっぱり。
研究発表は2,3日では作れないということの証だった。
来週は休校だから、ゼミはなくて24日は私の番の前に一人いるから、私は来年の4月に発表ということになった。ばんざーいと思ったんだけど、2月14日までに今までの研究内容を先生に提出しないといけないのだ。ぐわーっ。

13th December 2002 (Friday)
 先生が「今日は面白いですよ」と言われた。3年生の発表が一巡したので、一番目の人にまた発表の順番が回ってきた。私の順番は来年になるけれど、いつになったら1つでも先行研究の論文が読めるんだか。ものすごくあせっている(^0^;)
で、今日の発表は、Australian National UniversityAnna Wierzbicka 女史が発表した Why Do We Say in April, on Thursday, at 10 o'clock? In Search Of An Explanation という論文をまとめたものだ。先生が言われたとおり、とても面白かったというか、先生の説明も含め、私はやっと前置詞の使い方がわかったような気がした。
まずは、at から。
これは点を表すと言われている。at 10 o'clock というと、10時というその「時点」だ。1分前も1分後もない。10時というその瞬間でしかない。で、もっと覚えやすくすると、at = 10 o'clock なのだ。他の例を言ってみると、at the corner は、at = the corner なのだ。 in the corner は全体の場所の中にある角という区域を表しているだけだ。 in Kobe というと、in と 神戸は同等ではない。神戸という都市の中のどこかという意味で in Kobe が使われる。at the weekend の場合は、end という文字に引かれて、「点」という概念が生まれて、at が使われる。これはまさに「週末に」だ。で、on the weekend というのは、Saturday とか Sunday という特定の日を見ているために on が使われている。
at the beginning, at the end は言えるけれど、at the middle と言えないのも同様の理由だ。前の2つは始まった瞬間と終わった瞬間という「点」がある。しかし「途中」には「途中という瞬間点」がないからだ。同様に、at present とは言えるが、at (the) past とか、at (the) future と言えない。説明する必要もないくらいだ。
at night については、夜は無意識、夜に時の経過を意識しないからだ。原始時代は夜は寝るだけだったろうから。

in は先にも述べたように、「部分」の概念がある。これはとても大事な概念の一つなので覚えておく方がよい。逆に言えば、「部分」があるといことは「全体」があるということだ。in September とか言えるのは、9月が1年のうちの「一部」だからだ。
部分と全体という意味では、of という単語が思いつく。この of は部分と全体の「関係」を表している。例として、On Chirstmas Day at 10 o'clock とか、On the morning of Christmas Day, と言えるわけだ。しかし、at 10 o'clock of Christmas Day とは言えない。

on については、at / in に付かないものは on がつくと考えるとよいようだ。ちょっと苦しい言い訳か(^o^; しかし、先生の説明を聞いて、「わぁ本当だ!」と思ったのは、day という語がつく単語には必ず on が付くと言うことだ。例をあげてみると、on Monday, on Tuesday はもちろんのこと、 on the day とか、 on that day, on Christmas day のようにだ。

このあと、先生による前置詞全般の説明があった。前置詞だけで、またまた奥が深いことがわかった。
6th December 2002 (Friday)
 今日の発表は命令形の主語についてだった。けど、命令形に主語があると言えるのか??ということから頭をひねってしまった。なんか、もひとつ興味がそそらなかったので割愛(^o^;

29th November 2002 (Friday)
 今日は黒人英語についての発表だった。こういうのは社会言語学って言うんだって。なるほどね。ピジン英語とかクレオールにちょっと興味があったので、もっとどんどん調べていろいろ教えてもらいたいなぁと思った。

15nd November 2002 (Friday)
 今日は私の発表日だ。なのに、4人もゼミのクラスを休んでいた。ちぇっ。
私はとうとう「DOの機能について」を調べることにしたのだった。2週間ほどいろいろ調べたけれど、英語の論文については読みこなせなかったので正直にわかる範囲だけで発表した。でも先生の反応はまんずまんずってところだった。論文の書き方について細かい注意がいっぱいあった(^o^; むずかしいー。
 先生から具体的にこういう結論まで出せたら卒論としては大成功ですという目標をもらった。それに向けてがんばるべー。今からどんどん準備してかないとねー。

8th November 2002 (Friday)
 今日はKさんの発表で文照応の考察。照応のことを英語でanaphoraという。だから文照応は、sentence anaphoraとなる。照応って何かというと、John went to school to study, he had to hand out the report.のような文章で、後ろの文のheはJohnに対する照応形と言うわけだ。これを、Kさんはsoとitの使い分けについて調べたのだ。うんうん、これも結構むずかしいよね。私は頭の中でいちいち考えないで、雰囲気で使い分けをしているって感じかな。なんせ私はフィーリング型だからねぇ(^o^; Kさんは実に良く調べていて、先行研究ではいろんな人が研究しているのを網羅していた。コピーの山がKさんの机の上にいっぱいあった。すごーっ(@_@) このsoとitの使い分けというのは、おおざっぱにいうと動詞の種類によることが大きいようだ。つまり、専門的に言うとfactiveであるか、non-factiveであるかということで、前者に属する動詞にはregret, be aware (of), ignore などで、これらの動詞は話者が話す内容が真実についてどう思うか、どう反応するかという状況だ。。しかし、後者に属する動詞であるsuppose, belieeve, claimは話す内容が必ずしも真実であるとは前提していないことに反応しているようだ。例文としては、
John supposed that Bill had done it, and Mary supposed it, too.
John regretted that Bill had done it, and Mary regretted it, too.

John supposed that Bill had done it,and Mary supposed so, too.
*John regretted that Bill had done it, and Mary regretted so, too.
ちなみにfactiveな動詞とされるものは、itしか使えなくて、non-factiveな動詞はitもsoも使えるとされている。これは、Kisparsky & Kisparsky
(夫婦だそうだ)が1970年に出した論文での発表だそうだ。
あと、いろんな人が発表した論文があるけれど、割愛するとして、安井・中右両先生が1983年に出した論文も一番最後にあったんだけど、例文として出してある文がどうも納得いかなくて、失礼ながら「これはちょっとねー」とか思ってしまった。ちょっと無理なこじつけっすよーと言いたいような例文があげられていた。

あー、いよいよ来週は私の発表日だぁと思っていたら、先生が学会があるから休講にさせてということだったのでラッキー(^o^) 来週の月曜日に先生に指導を請いに研究室におじゃまして、再来週にちょっとはマシな発表ができるようにしたいなぁと思う私であったのです。

25th October 2002 (Friday)
 今日はY君の発表。Y君とは次の通訳の授業で隣同士に座っていていつも通訳練習の相手になってもらっているので結構仲が良くなってきた。で、最近は「うちのゼミって暗いよねー」という話をしていて、二人で「ゼミを明るくする方法」を考えようかなんて話をしている(^o^)
 さて、Y君の発表は、Get Passive に関する考察というものだった。O君もそうだけど、みんな偉いなぁ。私はとうとう11月の15日に発表しなければいけないことになっているのに、まだ課題を見つけられないでいるのだ。どないしよーー(T_T)
Get Passive の説明を聞いていたら、主語になるものはだいたい人が多いことに気がついたので、私が以前発表したシルバースタインのハイエラルキーに沿って考えたらいいんじゃないかと言ったら、結構的を得ていたみたいだった。(ほんとかな?)

 あーーっ、私は何を調べて発表したらいいのだーーーっ。誰か「これについて調べろ!」って言ってくれないかなぁ(T_T)

18th October 2002 (Friday)
 今日からは3年生の発表が始まる。今日は私が「かわいいじゃん!」と思っているO君から始まった。彼の課題は、"in the morning とか in the afternoon とは言うのに、何故in the night とはあまり言わないで at night というのか?”だった。んー、そう言われるとそうですねー。で、ついでに、なんで at school なのに、in a library なのか調べといてと頼んでしまった。これは中1の英語を教えていてふと思った疑問。ゼミが始まる前に発表の順番を決めておきたいので、あみだくじを作って順番の決まっていない3年の4人に回した。私は3週間後の発表となった(T.T) 何にしよーーー?
結局 O君の疑問に答えられる人は先生も含めて誰もいなかった。これが解説できたらノーベル賞ものかも(^o^)

11th October 2002 (Friday)
 今日で発表が最後の日で、来週から自分で何かテーマを決めて発表することになった。来週に発表する子は先生に指名されてしまったので、すぐに決定したが、その次の次からは誰にするのかじゃんけんで決めた(^o^) 一応私は逃れられた。ま、私は動詞のdoについて研究しようかなぁと思っている。この間またamazonでいい本を見つけたので注文したところだ。しかしこのゼミに関係する本はすべて高い(T_T) 私が欲しいと思っている文法の参考書は6700円もするし、この間注文した本は7000円もした(T.T) はぁ・・・どーしよー。
 で、今日の発表はerをつけて「〜する人」という接尾辞についての論文なんだけど、これはちゃんと予習をして授業中に何がなんだかわかんない状態だけは避けようとしてたんだけど、予習していてもやっぱりわけがわかんなかった。で、発表者に頼ってしまおうと思ったんだけど、発表者も何を言ってるのかわからないと言っていた。先生もあんまり良い論文のようには言ってなかったなー。ということで、解説は割愛!
これを予習してから、ケーブルTVで映画を見ていたら、女の子が男性に向かって"You are good kisser"って言っているのを聞いて「ふーむ、なるほどね」と思ってしまった。"You kissed me very good/nice"とかいうより、インパクトあるもんね。この論文で、なぜerをつけるのかというと、エピソードの中で特に際立つ部分に使うという規則があるからだ。ちょっと納得。

4th Ocotber 2002 (Friday)
 今日はいよいよ私の発表の日だ。私が担当したのは所有格における名詞の位置関係について述べた論文の解説だ。最初にちらっと思って面白そうだったので自分から選んだ論文だったのだけれど、どんどん読み進めていく内に何を書いているのかわかんなくて図書館通いが続いた。それでもわからないことだらけだったけれど、先生に解説してもらったら、あらよっという感じで謎は解けたのだった。
所有格を表す形として、prenominal所有格とpostnominal所有格の2つがある。前者はmy book, とかTommy's shoesというように所有者が前に来る形で、後者はofを使った形だ。どんな場合にもどちらかの形を使ったらいいのだというわけではなく、一応決まりというものがあるのではないかと疑った論文で、実に順序よく秩序のある論文で訳していて「なるほど〜」とうなってしまった。頭のいい人なんだろうなぁ(^o^)
その決まりというのは、prenominal所有格の場合、所有者が一人称と二人称の人称代名詞>三人称の有生代名詞>三人称の無生代名詞>固有名詞>親族名詞>人間の単語の名詞句>非人間で有生>無生で抽象的>場所や位置>抽象名詞(特性、本質など)という順序で受け入れられやすい。反対にpostnominal所有格の場合は、逆の順序の方が受け入れられやすい。これは、Silverstein Hierarchyの仮説でもあり、またtopic性とfocus
性についてもつじつまがあっている。
12h July 2002 (Friday)
 今日は、前置詞 by についての論文を読んだ。byを使っているフレーズを by 句と呼んでいた。こんな単語、漢字も見てなかったら何の話をしているの?って感じだ。私は毎回予習をしていないので発表者の内容に頼るだけだ・・・。
すごくおおざっぱに言ってしまうと、He grabbed Chris by the waist. のように、つかんだり引っ張ったりする動作の対象が身体の一部分である場合、byが使われているけれど、これはどーしてなんでしょうね?と問いかけて解明している論文だった。論文の著者は、byを使うときの動詞を大きく6つに分類している。hold系動詞、manipulate系動詞、attach系動詞、hang系動詞、pluck系動詞、convey系動詞だ。
 今日で前期のゼミは終わりだけれど、なんか最近になってやっと自分が何をしているのかわかり始めたような気がする。やれやれ。後期の一番始めに私の発表があるので夏休み中になんとかしっかり準備をしておきたい。私が担当した論文は所持していることを表すのに、of を使った場合と one's という形を使うときの条件を説明したものだ。80%くらいできているんだけど、訳をしただけで、内容は全然把握できていない(^o^;
 8月3日は学部・二部のゼミ生全員が集まって、4年生の卒論の内容を聞く会を開くそうだ。

5th July 2002 (Friday)
 今日は、give, have, make, take の動詞がいろんな意味を含んでいるという論文を読んだ。そういえばそうだなぁと思うと面白い論文ではあったのだが、先生は酷評していた。ひどい論文だそうです。ま、それには色々な理由があるわけだけれども、論文を書いて、なぜそうなるのかという説明が全くないこと。とても独りよがりの論文で不親切であること。また、最大の欠点は例文を紹介するのに全文を書かずに途中から紹介していることなどである。確かに紹介文を見たとき、なんじゃこりゃ?だった。長い文の中で使われている動詞だけを紹介したって前後の関わりがどうなっているのかわかんないじゃん。こんな論文を出していいのかぁ?と、ふと論文の最後を見ると、香港大学となっていて、ちょっと嬉しい反面、がっかりしていまった。たぶん香港大学で教えているアメリカかイギリスの先生なのかも知れないけど・・・・
ま、でもこういう観点で以上の動詞を分類していくのも面白いなぁと思ったので参考にはしておこうと思う。
いよいよゼミも来週で終わり。本当ならば来週に私が発表するはずだったのだが、1週間ずれたので、嬉しいことに夏休み明けに発表ということになった。夏休みにじっくり読んで良い発表ができるようにしようっと。

28th June 2002 (Friday)
 今日の論文は動詞についてのものだった。すごく面白い内容だった。やっぱり卒論は動詞にしようかなと思う。
動詞には名詞から動詞になったものがいくつかある。で、そういった動詞の中で何らかの規則性を見いだしたというのが今日読んだ論文の内容だ。例えば、
to wax the car
to grease the pan
to powder her face
to spice the food
to paint the wall
to butter the bread
to labe the jars

これらの動詞はすべて元々名詞だったものだ。で、よく見るとこれらの動詞は put という動詞を付けて置き換えることができる。またこれらの動詞は、目的語と一体化してしまう性質も持ち合わせている。これらをグループAと名付ける。
で、もう一つのグループ
to bottle the wine
to land the plane
to shelve the books
to skewer the meat
to lodge the guests
to bag the groceries
to dock the boat

これらの動詞は、putではなくて逆に「取り外す」「移動する」の意味として使われる方が多い。これらをグループBと名付ける。
グループAとBと相対するように、以下のグループも同じように関係づけられる。
to pit the prune
to skin the rabbit
to feather the goose
to peel the apple
to dust the shelf
のグループと、

to mine the coal
to quarry the marble
   だ。
この例を見てすごくよくわかるように、プルーンには種があるし、うさぎには皮膚がくっついている。あひるには羽が生えているし、リンゴには皮がある。本棚にはほこりが積りやすい(^o^;
でも、下のは、山から石炭を掘って、汽車に使う・・・とか、大理石の山から一部を削って建物の床に使う・・・とか「移動」が見られるわけである。

これは一例だけれど、とてもこの論文は気に入ったものである。実は私は動詞から形容詞になるものの論文にしようかなぁとちらっと思っていたりしたので、とても参考になった。これについてはすでに論証されているみたいだ。自動詞はing、他動詞にはedを付けて形容詞にする・・・・らしいが、本当にそうであるのか?ということを書いてみようかなとか思っている。
21st June 2002 (Friday)
 うわーゼミだ、ゼミ。またまた今週も予習もなにもしないままの出席。しかしですよ!今日は私がかわいいじゃん!と思ってる子の発表だったのですが、これがまたよくわかる説明で、思わず拍手をしたくなるような発表でした。えらいっ!さすが私がかわいいじゃん!と思う子だけあるっ!・・・って、なんでやねん(^_^;)\(・_・)  でも先生も訳しただけでなく、ちゃんと理解して発表していたと褒めていました。すごいなー。私も予定では7/19が発表なんだけど、この日はもう補講期間になっているので授業はないはずなんだけどなー(^o^; 後期の発表になりますよーに(^∧^)
 で、今日の論文は何かというと、at のつく他動詞の構文についての説明でした。他動詞として使われる動詞が自動詞として使われて、同時に目的語がatの前置詞句となることがあります。なんで??(^o^; それを、the conative construction と言います。で、今日の論文を書いた人は、数ある動詞をいろいろ分類していましたよー。例えば、Hit Verbs: bang, bash, hit, kick, lash, strike など。 Poke Verbs: dig, jab poke, stick など。 Cut Verbs: chip, cut, hack saw など。先生いわく、このように動詞を分類することが研究の始まりだ!ということでした。なんとなくわかるような気がするなぁ。分類していくと何かが見えてくるのでしょうねぇ。
先生のお薦め本:
池上嘉彦著「するとなるの言語学」大修館書店 
English Verb and Alternations by Beth Levin

14th June 2002 (Friday)
 昨日、私が密かに恋いこがれる(?)アメリカ人先生がゼミを持っていることを発見して、ものすごいショックを受けていた。なにーっ!そんなことわかっていたら、今のゼミなんか取らなかったのに・・・。思いっきりがぁ〜っくりなのであった。ゼミの申請をしたときは2部で、2部でのゼミにはその先生のゼミがなかったから選択する余地もなかったし、存在すら知らなかった。3月の時点でわかっていればなぁ。ゼミの変更をお願いしてたかも。で、そのゼミは今一人しかいないそうで、遊びに来たらいいですよ〜と言われて、また一瞬喜んだんだけど、月曜日にあるゼミで私は絶対に単位を落とせない授業が入っているから遊びに行くこともできない。あー、ほんとにショック。2年間も勉強するのに、こんな後悔するようなゼミ選択をしてしまった私はなんてバカなんでしょうか。
で、今日は何をやるかもわからないまま出席。で、4年生の説明を聞いていても何の話ししてるんですかー?状態で、また睡魔と戦っていた。やれやれ。この先が思いやられるぜ(--;)
今日の論文のテーマは、言語は時間の domain (領域)と抽象の domain に比喩的に拡張するというもの。意味の変化には規則性がないと言われていたけれど、それは間違いで法則性はあるという。発話の時に使う言葉や志向の時に使う言葉に絞って見てみると、時間的概念は場所的概念からうまれたものだと言うことらしい。なんのこっちゃ?で、modal(法動詞:助動詞のこと)には、root modal (根源的用法)と、epistemic (認識的用法)があり、それは話者の確信度の問題だということだそーだ。

7th June 2002 (Friday)
 今日は、go and V 構文についての論文読解。ゼミの予習をしなきゃいけないとは分かっているものの時間がない。今日もな〜んにも予習をしないで行ったから睡魔に襲われていた。
ゼミの選択を間違えたなー(-_-;)

31st May 2002 (Friday)
 今日の予習は4分の3くらいまでしていたのだけど、とにかく専門用語(文法用語)が多すぎて、日本語でも聞いたことのない様な専門用語が多くてわっけがわかりましぇ〜んという感じでゼミに出席。
今日の論文は、Sally Rice and Gary Prideaux University of Alberta で、目的語を編入した動詞は、本動詞としては使えない。しかし、不定詞としては使える・・・とか。なんのこっちゃ。
そもそも編入とはなんぞやですね。動詞と名詞がくっついちゃったような動詞や名詞のことなのですが、すごくわかりやすい例を言うと、
They babysat/hero-worshipped/kidnapped the prodigy.
They giftwrapped the toy.
てな、具合です。結構、研究するには面白い題材かもぉとか思ってしまいました。
他動詞に、「他動性」があるという言葉が出てきたのですが、いったい「他動性」とはなんぞや?
つまり、他動性の中で目的語に対する影響があることを言い、低いものを他動性が低い、高いものを他動性が高いと言います。例えば、heard と listen, look と see の違いがそうですね。
She saw him.
She looked at him.

上の文は、彼女に見られたからって、彼は別に困んないわけです。でも、彼女にまじまじと見られた彼はちょっとドギマギちゃうわけです。これは、She looked him in a face. という文章でもわかると思います。She looked at his face. なんちゅう簡単な文章になっちゃうのではないのです。
他動性が低い動詞には、know, resemble などといった動詞があります。他にどんなのがあるかな。
そして、編入される目的語は複数は駄目だし、単数を表すaなどもつけられないのです。
急に、先生が、名詞と動詞の違いとは何か?と振ってきたときはドギマギしちゃいましたね。なんですか、この質問。で、答えは動詞とは「時間的概念があるかどうか」という事だそうです。なるへそ。
今日の専門用語:
incorporation: 編入
noun incorporation: 名詞編入
finite verb: 定形動詞
backformation: 逆成:beggar, editor の ar や or を除去し、従来なかった beg や edit
が作られる。そーだったんですか!(@_@)
temporal profile: 時間の関わらない静的な状態に時間軸を加えたものがプロセスであり、それを時間順に並べ、時間に沿って展開させることに得られる際立ち。
imperfective: 時間の経過において、状態変化が認識できないもの。静的状態や進行形を含む。
定形動詞ってなんなのかわかんなくて、先生に授業が終わってから聞いてみるとすごく丁寧に説明してくださった。けど、それでもやっぱりわかんない。
なんとなく、私は動詞を研究していくのではないだろうか・・・という気がしてきた(^o^;

24th May 2002 (Friday)
 今日は、British Council が招待したThe University of Manchester からの Alex Robertson 氏(経済歴史学者)のレクチャーを聴いた。経済歴史学なんてあるのね。知らなかった・・・・いろんなお勉強がありますこと。でも、なんで経済歴史学者が詩人についてのレクチャーをするんだろう?講演最後に質問タイムがあったんだれど、その時に聞けばよかった。
で、詩人とは誰かというと、The Life and Times of Robert Burns で、その人は、「ロバート・バーン」とは発音しないで、「ロバート・バン」と発音していた。最初と最後だけ English で話していたのだけれど、真ん中の彼の詩の部分についての説明は、その詩が Scotish で書かれたものだったので、Scotish で話されていた。ので、何を話しているのか、ほとんど分からなくて退屈な思いをしただけだった。これって良い経験かも。わけのわからん授業はつまんないということだ。私の塾の授業の参考になるかも(^o^;

17th May 2002 (Friday)
 自分が担当しないものだから、他の急ぎの宿題や予習に追われて全然予習をしていないので今日やることになっていた論文を読んでも何のことかちんぷんかんぷんだった。今日も聞いたことのない様な言葉が一杯出てきていた。で、担当者もパソコンが壊れたとかで何の用意もできていなかったし、説明はなんか自信がなさそうだったしで、眠くて眠くて仕方がなかった。
 今日の論文は、case grammar (格文法)について。こんな名前の文法があることすら知らなかったけど(^o^; 1968年にアメリカ人の Fillmore さんが発表したのだが、同じ年にイギリス人の Joe Anderson も発表していたという曰く付きの論文なのだ。で、今日の論文の著者はどちらかというと、Anderson さんの格文法に肩を入れているけど、全く賛成というわけでもない・・・ってな感じ。前者の論文は細かく分けすぎてしまって自分でわけがわからなくなった感じがあるらしい。後者の論文ではそんなに細かく分けていないので割とどの文章にも当てはめることができるらしい。で、何を細かく分けているのかというと、文章における格ですね。
 まず、Agentive (動作主格):動詞を示す動作を起こさせたものを表す格です。典型的には有生。前置詞にはbyを伴うことが多い。 Instrumental (具格):動詞の示す動作または状態の中に因果的に含まれる無性の力または物を表す格。前置詞にはwithを伴うことが多い。 Dative (与格):動詞の示す状態または動作によって影響される有生を表す格。前置詞にはtoを伴うことが多い。 Factitive (作為格または結果格):動詞の示す、または動詞の意味の一部と考えられる動作か状態から生じた物または存在を表す格。 Locative (所格):動詞の示す状態または動作の位置つまり空間的方向を表す格。 Objective (対象格):意味的には最も中世的な格で、動詞の示す動作または状態におけるある名詞の役目が動詞自体の意味的解釈によって決まるような名詞の表す格。前置詞にはofを伴うことが多い。
 以下は全部先生の説明。
John open the door with a key. この文章では key は手段となっている。
The key opened the door.   この文章の key は、instrumental ((道)具格) the door は対象格。
The door opened.  この文章の the door は、主語ではあるけれど、対象格。この場合、名詞は動詞に対して同じ意味的な関係であり、動詞のopenがある限り対象格となるのだ。
 と、まぁ、こんな説明が延々と続いたのですが、新しい格の言葉が羅列されて、再び今週もちんぷんかんぷんだったのでした。で、覚えておくべき格の名前は他に、ergative (能格)、 absolutive (絶対格)があります。

 来週の論文は、incorporation についてです。文法的意味としては「編入」という意味があるようです。
Sleeping baby とは言えるけれど、Eating man とは言えない。でも、Beef eating man とは言える。この「動詞編入」ん??「名詞編入」?だろうか?について検証していくようです。あぁ、頭が痛い・・・(-_-;)

10th May 2002 (Friday)
 いよいよ今週から各国の英語研究者が出した論文を読んでいくことになります。今日はもう卒業したんだけどゼミに参加しているKさんから発表のお手本を見せてもらいました。今日は、Adele E. Goldberg (女性で、飛ぶ鳥を撃ち落とす勢いのある人だそうです)さんの論文です。題名は、A Unified Account of the Semantics of the English Ditransitive なんだけど、英語の辞書をひいてもなんのこっちゃ(@_@)です。私はこんなゼミに2年も居るんかえ〜という心境です。どないしよー(T_T) ま、簡単に言っちゃうと「二重目的語を取る動詞の分類」を説明したものです。難しく言うと「二重目的語を含む構文の意味についての統一的説明」です。ふーーん、こんな論文もあるのねぇ〜というのが正直な感想。1989年に出されたものです。
 なんだか、とっても楽しいなと思ったのは、SVOOの構文があった場合にVのところに全然意味の分からない動詞があっても、それはだいたい「あげる」という意味なんだという説明でした。つまり二重目的語というのは「ある人から」「誰かに」「何かを」「移行」するからなんですね。だから、動詞もだいたいがfeed award issue pay serve のようにそれなりに物がある場所からある場所へ移行していくような単語なわけです。
で、アデルさんはこの中心的意味を持つ動詞から、いろいろ拡張してだいたい4つくらいのパターンの二重目的語を持つ動詞がありますよーと言っているのです。もう、それを書いているとしんどいので書きませんが(^o^; 彼女は説明のつけられない動詞については「その他」としている・・・というところが先生は不満だったようです。んー、ほんと。それって「逃げ」ているみたいですね。でも、それも論文の一種なのかな??
 さて、先週の宿題である詩の意味ですが、私は先生が宿題に出すくらいだから自分の訳では間違っているんだろうと思ってインターネットで調べてみました。そうすると案の定、間違っていましたね(^o^; ついつい、あなたが家に帰って来てくれたらどんなにいいだろう・・・と訳してしまいそうですが、home to の to がなぜあるんだ?ということに着目しないといけません。これは、言い換えると It would be so nice (for me) to come home to you. ということなのですね。ですから、(私が)家に帰った時にあなたがいてくれたらどんなに素敵でしょう!と歌っているのわけです。で、先生が歴史的背景も念頭に入れてと言われたので、ベトナム戦争のあたりとしたら、やっぱり男の人が女の人に歌っているんだろうと思うのですが、最近の若い人は「どっちでもいいじゃん」と言うそうです。あはは。で、先生がもうひとつ突っ込んで、「どうして女性が歌っているんだ?」と考えた時に、これは、「こんな風に言ってくれる男がいたらいいのになぁ」ということじゃないか?」と言われました。なんか、すごいところまで発展していくんだなぁと感心してしまいました。さて、どーんなでしょー?この歌を歌っている人はヘレン・メリルという人なのですが、青江三奈みたいな声をしていて(私は最初にテープを聴かされた時に絶対青江三奈が歌っているんだと思ってしまいました。でも今の大学生では青江三奈さんを知っている人はいないみたいです(^o^;; ものすごくセクシーなんです。この歌はやっぱりこの声じゃなくちゃ!だから男性ボーカルじゃ駄目だと思うんですけど。

26th April 2002 (Friday)
 先生が20年前にイギリスに行った時にホテルにあった"Rhythm and Intronation" というテープに関する説明がった。私の大好きなBritish English だ。で、英語と日本語の大きな違いは何か?と問われたら、我々は声の強弱があると一番に返事をするだろう。で、どうして声の強弱があるか?と聞かれて、うっとつまりますが、要は名詞や動詞などの本当に伝えたい部分が強くなりわけで前置詞、冠詞、助詞、be動詞、代名詞などは弱く発音されてしまうわけです。そしてリズムはトン、トンと2ビートの場合、またワルツのように3ビートの場合があるようです。これをマスターすれば、我々も英語のスピーキングが上手になる!ということです。
 次に4年生の一人による論文の説明がありました。これは当大学の教授陣の論文を冊子にしたものから、ある教授がまとめた形容詞の限定用法と叙述用法について述べたものを説明してくれたのですが、何を言っているのか全然わかりませんでした(^o^; やっぱり発表するものは一夜漬けでは駄目なことがよくわかります。また発表するためのスキルも必要です。時間の配分、話し方、まとめ方・・・自分の発表の時のために参考になったといえば参考になったかも。
 最後に宿題が出ました。以下の歌詞を、文法をよく考えて訳してきなさいというものです。

You'd be so nice to come home to

You'd be so nice to come home to
You'd be so nice by the fire
While the breeze on high
sang a lullaby
You'd be all that I could desire
Under stars chilled by the winter
Under an August moon burning with fire
You'd be so nice
You'd be paradise
To come home to and love


19th April 2002 (Friday)
 眠気が覚めぬままぼえ〜っとしながら教室に行った。今日から卒業生なんだけど知り合いが一緒にゼミに参加するというので、なんとなく心強い。
 先週の課題だった、どの論文を担当するかの担当割りの話しになった。私は、なんとなくパラパラと読んでいて、ふと気にとまった University of Central FloridaPaul Deane さんが書いた English Possesives, Topicality, and the Silverstein Hierarchy という論文を担当することにした。担当を決めただけで、どんな風に発表していくのかなんて全然わかんないのだ。私が発表するのは7月の中旬になりそうだ。時間のある時に少しずつ処理していかないとなぁ。
 あと外大の卒業生が書いた卒論、院生の書いた論文を年ごとにまとめた Thistle という小冊子があるのだけれど、それを読んでどう思ったか?と聞かれた。私は、その知り合いが書いた論文しか読まなかったのだが、「面白いところに目をつけたと思う」と言っておいた(^o^; ゼミに参加している人の何人かに感想を聞いてから、論文、卒論に関しての簡単な先生からの説明があった。その中でとても興味深かったのは、院生の書いた WILL と BE GOING TO の違いについてだった。よくこの2つの単語とイディオムは未来に近いもの、確定している度合いによって使い分けをするという説明を受けてきたものだが、WILLという単語だけを見た場合、これは元々 hope とか want と同じ動詞的意味を持っていたということだった。だから、本来の意味は「〜したい」という意味を持っていたのが、なんだか年月を重ねるにつれて意味がだんだん変わっていって、今の将来を表す助動詞になっていった・・・というものだ。こういうのって面白いじゃぁ、あ〜りませんか!
 このゼミは文法を検証していくゼミなので、やはり論文は助動詞、法助動詞のテーマが多い。先生曰く、取り上げやすいテーマであり、研究のしがいのあるテーマですよとのことだった。
 そのあと卒論の書き方のハンドアウトをもらった。人生で初めての経験。なんだか、こわいよ〜(^o^;

12th April 2002 (Friday)
 教室に行ったら、たくさんの人がいたのでびっくりしてしまった。それと男の子が多い。2部の男の子ってほっんとに少なかったので、学部に来てから男の子が多いのにびっくりしてしまう(@_@) その中にちょっとかわいい男の子もいたりして「うひひ」とか思ってしまった(許せ!ダーリン(^o^;
今日は4年生から自己紹介をしてもらって、4年生は何を卒論に書くのかを言っていた。冠詞について卒論を書く人がいたので楽しみだ。冠詞も本当にむずかしい分野だ。4年生は2人だけで、あとはみんな3年生。えーーっと、何人いたかなぁ?私を入れて8人もいるぞーーー。
私が自己紹介の時に「文法に弱いので、文法をしっかり勉強していきたいと思っている」と言うと、先生が「文法が弱いって、どういうことなんだろう?」と言われたので、「理解していないということですねぇ。なぜ could になるのか、なぜ should になるのか?あと前置詞もそうだし、冠詞もそうですね」と答えておいた・・・・さぁ〜て、私は何を勉強しようかなぁ。ぜーーんぜん、予想もできないなぁ。
卒業生が書いた卒論のまとめた冊子と、研究資料を108ページももらって(重い(>_<) 帰ってきた。来週までに自分はどの論文について発表するかを下調べしておくようにと言われてしまった。各国の英語研究者が書いた論文を先生がうまく選んでコピーしてくださったものだ。しょえー、これをパラバラと読むにしたって何時間かかるべーーー?(T_T)
3年になって、本当に教科書もプリントも日本語でもらうものが無い。まじで英語漬けの世界だ。でもなんか・・・好きっ(^o^)