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第十章 吹奏楽コンクール佐賀県大会



 ついに新生パイパイズ、最初のハードルの吹奏楽コンクール佐賀県大会の時がきた。 県大会の前に中学の部の会場の手伝いをやった。中学の部も金賞演奏ともなるとなかなかレベルが高い。 特に九州大会に駒を進めた城南中学校と鍋島中学校の演奏は我々の目を覚ますようなすばらしい演奏であった。
大学に戻った我々は、今日の刺激を忘れないうちに練習には励んだ。
 当日、高校の部が午前中にあった。演奏を聞くことが出来なかったが、待機中の高校生の顔をみているだけで 緊張感が伝わってくる。自然と我々のボルテージも上がっていく。そして我々の出番が刻々と近づいている。 チューニング室に続く廊下がいつもより長く感じる。チューニング室での雰囲気は終始和やかなものだった。 しかし今までの過酷な練習を忘れたものは一人としていなかった。そしてきた出番である。
ステージ上で指揮者である碇健太郎氏が我々を落ち着かせてくれた。そして課題曲「をどり唄」トランペットの ベルトーンが流れる。どのバンドも失敗しているベルトーンは大成功だ。いい感じの滑り出し、我々は ノリノリで課題曲を吹ききった。続いて自由曲である。今までの練習は魂となり審査員のハートを打ち抜いた。 自由曲の演奏は後で観客席にいた同士に感想を求めたら、それはすばらしいものであったという。 我々のソウルの乗り移った音色は会場全体を驚嘆の渦に巻き込むに十分なものであった。
結果発表である、まず高校の部の発表である。金賞バンドが次々と読み上げられていく。
緊張感が高まる、大学の部そのとき・・・「金賞!!」
歓喜の声が会場中にこだまする。ついでに九州大会への切符も手に入れたのであった。
やった、最初のハードルは最高の滑り出しで幕を閉じた。  しかし後で録音を聞いたところ。演奏に迫力と魂は感じるが技術的には決して高いものではなかった。 九州大会へ向けて課題は山のようにある。メンバー全員が冷静に受け止め次のハードルに向かっていくのであった。
これからもパイパイズの大爆進は続いていく。 やった!金賞!!

 

パイパイズ
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