QV-8000SXにファインダを付けちゃおう!

私の愛機のひとつであるカシオ計算機:QV-8000SXの大きな魅力には、8倍ズームレンズの他に2.5"のサイズの大きな見易いHAST液晶モニターがあります。この大きさに慣れてしまうと、もう、そこいらのカメラの1.8"液晶なんてばかばかしくて見てられません。最近とみに増えてきた1.5"液晶なんて、以ての外です。ただ、いくら見易いと言っても炎天下の直射日光の下ではさすがに非力で、他のデジタルカメラ同様に被写体を視認しづらくなります。

メーカでもこう言った問題は認識しているようで、最近ではカメラ用品メーカのケンコーなど、いくつかの会社から日光を遮るためのデジタルカメラ用液晶フードなどもぽつぽつ発売されはじめました。(カメラメーカーの純正品は、初期のソニーサイバーショット:DSC-F1/F2/F3向けのアクセサリがあった位で、残念ながら最近ではとんとみかけませんが。)

ところが、こういったサードパーティ製の遮光フードはせいぜい2”液晶サイズまでのものにしか対応していません。QV-8000SXは液晶が大きくて見易いのが仇になって市販のアクセサリが使えないことになってしまったかたちです。

でも、そんなことではめげません。無ければ無いで自分で何とかしてしまおう!の精神でいこうではありませんか。


キヤノンのDVカメラ

そこで、ご紹介したいのがこれ。3年ほど前のキヤノン製のデジタルビデオカメラ:CV11です。

CV11正面

CV11背面

これは、11倍ズームレンズ装備のminiDV方式ビデオカメラですが、リトラクタブル方式の2.5"液晶モニタを装備しています。ちょっと見にくいですが、上の中央の写真を見て下さい。背面中央部に液晶モニタがついていて、通常ではそれが見えるのですが、この写真では、標準添付オプションの着脱式ファインダユニットが液晶にかぶさるかたちで取り付けられています。これによって、液晶モニタをアイレベルのビューファインダとして使うことも可能になるのです。このカメラを電器店の店頭で見かけた私は思いました。「ん? 2.5"液晶?? QV-8000SXとおなじじゃん!!」


ファインダユニット:FU-100

これが、そのファインダユニット:FU-100です。今までにデジタルカメラを数台購入したことがあるカメラ屋さんで、取り寄せが利くかどうか頼んでみたら快く引き受けてくれました。お値段はちょっとはりまして\6,500也。JANコードはT4960999605043です。

下の構造図に示すように、潜望鏡のような形の作りになっていて、ミラーとレンズの組み合わせにより2.5"液晶に写ったものをアイレベルのファインダの中に見せてくれるようになっています。ちょっと判りにくいかもしれませんが、3つ目の写真でダイヤルが見えるように、視度調節機能も装備しています。

液晶への取り付けは、CV11のリトラクタブル液晶モニタの「へり」部分に引っ掛けて固定するような作りになっており、まっ平らにはなっていません。QV-8000SXに取り付けるには一工夫要りそうです。

FU-100(1)

FU-100(2)

FU-100(3)

FU-100(4)

FU-100(5)

内部構造

付属ケース(1)

付属ケース(2)

パッケージ


QV-8000SXへの取り付けは...

さて、このFU-100。どうやってQV-8000SXに取り付けたものでしょう。出っ張り部分を削り取ってしまって平らにして、その上でQV-8000SXに貼りつける、というのでも良いのですが、それでは折角着脱式になっている特徴が生かせません。そこで、FU-100に付属の保護用(ホコリ防止用)キャップに目をつけました。(下図参照)

このキャップをQV側に貼りつけてやれば、着脱式の特徴を生かしつつQV-8000SXにファインダを取り付けられます。ですので、これに液晶が見えるように角孔を開けてやれば、OK! かと思ったのですが、惜しいことにちょっとだけ出っ張りが残っていて平らにはなっておりません。(上、右端の写真)さてどうしたものでしょう?

色々考えた結果、保護用キャップに孔を開けてしまうのも、本来の目的で使用する際に困るということで、「複製」を作ることにしました。一度、成形材を使った工作もやってみたかった、ということもありまして。

ということで、名古屋の「東急ハンズ」に行って、材料を仕入れてきました。工作の手順は以下の通りです。

(1) まず、保護キャップのでっぱり部分に「下駄を履かせる」形で粘土細工をしました。

(2) 次に、それに対して、シリコーンゴムを利用して、型取りを行い、

(3) 型が固まったところに、ポリウレタンの成形材(2液混合により固化させるタイプの樹脂)を注入、樹脂が固まった後で、シリコーンゴムの型から取り外しました。

(4) 後は、表面のヤスリがけと、着色をして完成。下の写真が出来あがった「複製」です。(と、あっさり説明しましたが、実際は2日掛かりの大仕事でした。(^^;)


いよいよドッキング

出来あがった「複製」を強力な両面テープを利用してQV-8000SXに貼りつけます。すると、こんな感じになります。

ご覧のように、ちょっとばかしフォーカスモード切り替え(左から二つ目)のボタンが押し難くなるのが珠に瑕ですが、ここにファインダを取り付けると、こうなります。

いかがです? なんだか、アーマードガンダムというか、スーパーバルキリーというか、とってもゴツくて格好良くないですか? 自分で言うのも何ですが、私は大満足です。

見た目はさておき肝心の使い心地ですが、こっちもなかなか良いです。こんな感じの見え具合になりました。(左:ファインダ越しにニコン:クールピクス950にて撮影)

これを携えて撮影に繰り出すのが今から楽しみです。


以上、ゴールデンウィークを利用しての「工作の宿題」の成果を紹介しました。

皆様のご感想は如何でしたでしょうか? どちらかと言えば、「カメラの部屋」よりかは「工作の部屋」の方に入れるべきコンテンツでしたが、ここは目的指向で判断しました。

もし、QV-8000SXやQV-7000SXのオーナーで、詳細をお知りになりたい方がいらっしゃいましたら、遠慮無くホームページメールや掲示板を利用してお問い合わせ下さい。もちろん、QVユーザでない方のご感想もお待ち申し上げております。

それでは、次回をお楽しみに。

デジタルカメラの部屋 に戻る