インフラ整備隊、西へ

と、相変わらず意味なしタイトルで復活しました、赤外線ネタ!!

はじめに

当サイトでは以前から赤外線通信に関する情報を提供して参りましたが、今回はデジタルカメラなどで画像を転送するための取り決め:IrTran-Pについての話題の第3弾をお届けしようと思います。

かなり以前の話で覚えていらっしゃらない方も多いかと思いますが、先回はIrTran-P対応機器間の伝送についての例を紹介しました。今回は対応機器とパソコンの間の伝送について軽く触れてみたいと思います。

ただ、残念ながら私はWindows 2000とかMEとかが稼働しているコンピュータを持ち合わせておらず、せいぜい98SE止まりで、最新のOSの話が出来ない点は最初にお断りしておきます。逆に、これらのOSでの赤外線通信に関して情報をお持ちの方には、ぜひご提供いただきたいと思います。


パソコンリンクソフトの謎

前回は、カメラとプリンタ、カメラ同士、カメラとPDAの組み合わせについてお話しました。それぞれの機器は、また個別に専用パソコン接続ソフトがありまして、パソコンと機器との間で赤外線画像伝送ができます。

ただ不思議なことにどの接続ソフトもパソコンとの通信に際してはIrTran-Pを用いずに、独自のプロトコルでやりとりしています。ですのでカシオのカメラをシャープの接続ソフトを通じてパソコンと接続することは出来ないし、その逆もだめです。

私は、それについて、なんとも画龍点睛を欠く、というか隔靴掻足というか、非常に物足りない思いを感じていました。

例外としてシェアウェアのIrTran-P monitorというソフトだけはメーカー/機種に関係なく画像を受信することができます。

唯一残念だったのは、基本的に受信のみ、というところ。いや、UPF(Uni Picture Format)という形式の画像ファイルが用意できれば、パソコンからそれを カメラやプリンタに送ることは出来るのですが、汎用のJPEG形式のものが読み込むことが残念ながらできません。事実上、送信できないものと等価です。


日本ビクターのピクチャーナビゲーター

そんな中で、送受信ができるアプリケーションをひとつ見付けました。日本ビクターのピクチャーナビゲーターというソフトです。

これは、もともと同社のDVビデオカメラ:GR−DVX7というちょっと前のモデル向けに用意されたソフトで、本来の機能はDVカメラでマルチメディアカードに記録した静止画データをカメラとパソコン間で相互にやり取りするものですが、おまけとして赤外線経由でIrTran-P対応機器と画像データを送受信することができます。

実際、カシオのデジタルカメラと赤外線接続をして画像を相互に送受信できることを確認しています。

現在カタログにのっている接続キットで、このピクチャーナビゲーターが入っているのは、


・マルチメディア・ナビゲーターパック HS-V17KIT \15,800 DVX9専用
・マルチメディア・ナビゲーターパック HS-V10KIT \15,800 DVL700&DVX7用
・パソコン接続キット HS-V13KIT \6,800

の3つです。上の2つは、DVカメラ内のDVテープから静止画を取り込むキャプチャーソフトや、ビクター製カメラとビデオデッキとで自動編集コントロールをするソフトなども一緒になったパッケージですので、IrTran-Pでの画像転送のみが目的なら、安いV13KITで充分です。

下は、このピクチャーナビゲーターが動作中の画面の例です。

<左>

ピクチャーナビゲータからの画像をIrTran-Pで受信中のカシオ:QV-770の画面表示。

「ID:JVC PICTNAV V2.1」

の表示に注目。


買うときにはご注意!


ただし、注意が必要なのは、ピクチャーナビゲーターでもバージョンが2以降のものでないと赤外線対応していないという点。私は見事にこの落とし穴にはまった苦い経験があります。


私が同社のIrTran-P対応ポータブルビデオプリンタ:GV-HT1を購入した際、ノートPCからの印刷も視野に入れて、その当時でのパソコン接続キット:HS-V11KITも併せて購入しました。ワイヤレスプリンタなのだから、当然接続キットだってワイヤレス転送可能なものだと普通思いますよね?

ところがどっこい!同キットに付属していたピクチャーナビゲーターVer.1.0は赤外線送信には対応していなかったのです!!シリアルケーブルの有線接続しか対応していないときたもんだ。

「そんなバカな!」と思いましたよ。


しっかりしろよ、日本ビクター!


でもって、普通ホームページのダウンロードコーナーなどで、バージョンアップするサービスぐらいありますよね? そもそもハードウェアのアクセサリ的性格のソフトなんですから、デジタルスチルカメラなどでは当然そういったサービスはやっていますし、ビクターだって大きい会社なんですからその辺はちゃんとしているものだと思っていたんですよ。

ところが、サイトを覗いてもそんなサービスはかけらも無い雰囲気。おまけにお客様相談センターにはちっとも電話がつながらないしで、ほとほと困ってしまいました。

最後は思い余って購入店に泣きついて、なんとかならないものか頼み込みました。そうしたら良くしたもので、営業所に掛けあってくださって、たまたま欠品か返品か何かで営業所に転がっていたもので、新しいバージョンのピクチャーナビゲータVer.2の入った、HS-V9KITという接続キットのケーブルを除いたソフトの部分だけ実費で販売してもらえたのです。(J-ZONE 上小田井店さん、ありがとう。)


と、いうようないきさつで、何とか所期の目的は達成されたものの、最初からV13KITを買って置けば\6,800の出費で済んだものを、倍以上の出費を強いられてしまった、という点についてはビクターを恨んでおります。


しかし、この”IT”の時代にこんなお粗末なサービス内容では、最近の業績が芳しくないというのも推して知るべし、ですね。>ビクター こういう細かいことは、カタログを隅から隅までみても全然明記されていないし。

ちっとは、そういうところはソニーを見習ってもう少し頑張って戴きたいものです。製品自体は良いものを作っているだけに、なおさら惜しいですよね。

と、話がかなり横道にそれてしまいましたが、何はともあれWindows9*系のOSでは、無事に IrTran-Pでの送受信ができることが確かめられました。

Windows2000等ではOS自体にIrTran-Pが実装されている、という話も聞きますので、ぜひ一度確かめてみたいのですが、最近では新しいPCに赤外線ポート自体が付いていないものも少なくなく思うように実験できないでいます。

ということで、今回はここまで。ご参考になりましたでしょうか?

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