Win号 応答せよ!

と、相変わらず意味なしタイトルで再開しました、赤外線ネタ!!

はじめに

当サイトでは以前から赤外線通信に関する情報を提供して参りましたが、今回はデジタルカメラなどで画像を転送するための取り決め:IrTran-Pについての話題の第4弾をお届けしようと思います。

先回はIrTran-P対応のWindowsアプリケーション:日本ビクター製のPictureNavigatorについて紹介しました。その際に、どうやらWindows2000やWindowsMeではOS自体がIrTran-Pに対応しているらしい、という話題にも触れましたが、今回はWindows2000について確認が取れましたのでその紹介をいたします。


まずは準備から

私本人が自宅で使用しているパーソナルコンピュータは、一番新しいものでも'99年末に購入したもののため、OSはWindows98SEです。ふと気がついたのですが、私の父がDVビデオカメラで撮ったムービーをノンリニア編集するのに使用しているソニーVAIOのデスクトップ機があるのですが、それのOSがWindows2000Professionalでした。

そこで、ちょっとそれを拝借して実験してみました。が、なにぶんデスクトップ機のVAIOなもので、TV録画用リモコンの受光アダプタは付いていても、IrDAの赤外線ポートがありません。仕方が無いので、ボーレートが遅いのが難点なのですが、シリアルポートに「ドングル」をつけてみました。(下図参照。)ドングルというのは、まぁ有体に言って「ヒモ付き」のアダプタの総称、と思っていただいて良いかと思います。ここで紹介しているドングルは、PCのシリアルポートに繋いで、IrDA1.0やザウルスなどで使っているASK方式に準拠した赤外線ポートを提供するものです。また、適当なアプリを導入すれば、テレビやビデオのリモコン信号を発信することもできるとか。

ACTISYS社製ドングル ACT-IR 200L。 QV770で撮影したのでピンぼけご容赦。 赤外LEDが光っているところ。もちろん肉眼では見えません。(^^;

シリアルポートへの接続なので、PnPでの自動導入はしませんので、マニュアルでインストールする必要があります。とは言ってもぜんぜん難しくはありません。ここでは詳細は省かせていただきますが、このACT-IR 200LはWindowsの中に既にドライバが用意されているので、Windowsのコントロールパネルから「ハードウェアの追加」で赤外線デバイスの追加を選んで画面の指示にしたがって操作していけば、問題無く導入できました。インストールが完了すると、コントロールパネルに図のように「ワイヤレスリンク」という名前のアイコンが追加されます。

このアイコンをクリックすると、以下のようなプロパティが見られます。

準備はこれで完了です。

上記はデスクトップ機にドングルをつけた場合の例ですので、インストールを行いましたが、ノートブックPCなら、この必要も無いかもしれません。もっとも、最近のPCはやれUSBだのV.90モデムだのイーサネットだのIEEE1394だのと、やたらとインタフェースの口が増えていますので、IrDAポートを装備していないものも少なくありません。したがって注意が必要です。また、ハード的にポートはついていても、リソースの関係で、工場出荷設定でBIOSによって赤外線ポートがディゼーブルされている可能性も高いです。この場合は、BIOS設定で赤外線をイネーブルするとともに、ほかの使用しないデバイスをディゼーブルして割り込みなどのリソースを確保する必要があるかもしれません。


さあ、転送してみましょう

と、気負って書いていますが、転送に当たってはパソコン側ではなーんにもしなくてもいいのです!やることは、IrTran-P対応機器の赤外線ポートをドングル(またはノートPCのIrDAポート)に向かい合わせて、送信の操作をするだけ!! すると、以下のような現象が勝手に始まります。

1) パソコン側で下記の画面がポップアップします。エクスプローラでファイルをコピーしているときに書類がフォルダから別のフォルダへ飛んでいくアニメーションが表示されますが、この場合は書類の代わりに赤い波が飛んでいきます。

2) 上の画面と平行して、タスクバーに目を転じてみると、やはりLEDからフォトダイオードに光が飛んでいるアイコンが表示されているのに気づきます。

3) 今回はIrTran-P機器としてはおなじみのカシオQVデジタル:QV-770を利用しましたが、カメラの画面はこの時下記のようになっています。相手機器のIDが「MICROSOFT IRTRAN-P」と表示されていますね。

4) 転送が無事完了すると、1)のウィンドウが下記のような表示に変わります。転送はこれでおしまい。

5) そのまま待っていると、今度はこんな画面が現れます。図中に示したように、当日の日付の名前にしたフォルダが自動的に生成されて、その中に受信画像:JPEG形式が格納されます。

デフォルトでは、このように、「マイ ドキュメント」の下の「My Pictures」フォルダの下にサブフォルダが作られますが、この場所に付いては、上のほうで紹介した「ワイヤレスリンク」のプロパティで好きな場所を指定できるようです。

6) このフォルダをダブルクリックして開くと、次のように、先ほどカメラから転送した画像が格納されていることがわかります。あとは、印刷するなりメールに付けて送るなり、煮るなり焼くなり好きにして! というところです。


いかがですか?簡単でしょう?

BLUETOOTHが実用化されれば、やはり同様なことになるのでしょうが、あちらの場合は、指向性がない分、職場など、複数台のパソコンが稼動しているところに自動的に画像が送りこまれると、画像によっては非常に問題となる(?)可能性が否めません。

したがって、何らかの認証手続きが発生して、上に紹介したほど簡単な手順にはならないように予想されます。

やはり、意思を持って送信相手を特定できる(あるいは意識しなくても通信相手を特定できてしまう)光インタフェースのほうが私は使いやすいと思います。



以上、Windows2000 ProfessionalでのIrTran-Pによるワイヤレス画像転送の例を紹介いたしました。実はWindowsMeでもほぼ同様なやりかたで転送ができることを職場のパソコンで確認しております。が、自分のPCではなく同僚のものですし、仕事中にスクリーンショットをとっている訳にも参りませんので、Meについては機会があったら後日改めて紹介させてください。

違いを簡単に紹介させていただくと、上のWindows2000の例では赤外線デバイスの追加の追加をしただけで、あとは特に何もしなくても良かったのですが、Meの場合はコントロールパネルから「スキャナとカメラ」というアイコンを選んで、カメラを追加する必要があります。この時に、一覧の中から「WIA IrTran-P機器(うろ覚え)」を選んで追加すれば良かった、と記憶しています。

今後の課題としましては、たとえばカメラからパソコンへの転送は判った。じゃぁ、パソコンからカメラへ書き戻すときはどうするの? とか、パソコンからIrTran-P対応のプリンタやらザウルスやらへ画像を転送するときはどうするの? とかいった点について明らかにしていきたいと思っております。が、現時点ではOSにビルトインの機能でその役割を果たすものは発見できておりません。どなたかご存知の方がいらっしゃいましたら、メールなり掲示板なりでぜひご教授をお願いします!

ということで、今回はここまで。ご参考になりましたでしょうか?

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