と、相変わらず意味なしタイトルで登場しました、赤外線ネタ!! はじめに当サイトでは以前から赤外線通信に関する情報を提供して参りましたが、今回はデジタルカメラなどで画像を転送するための取り決め:IrTran-Pについての話題の第6弾と、IrTran-Pに限らない、IrDAに関する話題をお届けしようと思います。 先々回はWindows2000のOSに組み込みのIrTran-P機能を利用したワイヤレス画像取り込みについて紹介しました。その時は、以前から手元にあった、シリアルポート接続タイプの赤外線ドングル:ActiSys ACT-IR200Lというものを利用しました。これは接続先がシリアルポートなので、当然最高通信速度が115kbpsに制限されます。1秒あたり、だいたい10Kバイトってところですか。ですから100KBそこそこのVGA画像データの転送に10秒そこそこかかる計算になります。 一方で先回紹介したように、WindowsCE系のハンドヘルドPC:ビクター Interlink MP-C303と、最近こっそり入手しちゃった液晶デジタルカメラ:カシオ QV-7000SXとの間でMIR相当の1.15Mbpsの高速赤外線通信を体験してしまいました。これには私自身非常に快感を覚えて、一旦体験すると止められない、まるで麻薬の様な(って処方してもらった経験はありませんが)影響を及ぼしました。頭では、「速いったって高々300KBの画像を3秒なので、20コマまとめて送ると1分かかるんだぜ。素直にUSBで有線接続したほうが良いに決まってるじゃん。」と理性の声がちゃんと聞こえているのですが、心とカラダがそれを受け付けません(笑)。代わりに「この速さをデスクトップのWindowsでも体験したい!」という悪魔のささやきにあっさりと屈してしまいました。で、気がついたら、シリアルポートの低速に制限されない、USB接続の赤外線ドングルを手にしていました(爆)。 謎の赤外線ドングルこれが、この度購入したドングルです。台湾製で、国内の取り扱い業者が「株式会社クエスト」となっています。名称は単に「USB IrDA」と、まんまの名前がついていますが、クエスト社の商品番号としては、QUSBIRDA と、やはりまんまの型番です。価格はオープンプライスですが、私の購入価格は税抜きで\8,800也。
インストールの仕方は、前回と違ってWindows2000の中にはドライバが組み込まれていないので、メーカの提供するインストール実行ファイルを走らせて行います。一部英語が出てくるものの、画面の指示通りに従えばOKなので、ここでは詳細は省略します。 無事インストールされると、以下の様なハードウェアのプロパティが確認できます。どうやら、もともとのメーカは「KC Technology, Inc.」という会社で、製品名は「IRXpress」というもののようですね。 IrTran-P経由での画像の転送インストールし終わったところで、早速 先々回 行ったのと同様の手順でデジタルカメラからの画像転送を試してみました。もちろん、画像転送自体は問題無く、エラーを起こすこともなく完了しました。が、しかし! スピードが出ていないのです。相変わらず約300KBの画像に約30秒かかってしまう!! これじゃシリアルと変わらんじゃないか!!! ということで、私のもくろみはあっけなく音を立てて崩れ去ってしまったのでした。グスン。 しかし、これでは私の\8,800が浮かばれません。せめて人柱としての責務を果たさなければ、第二、第三の犠牲者(大袈裟な...)が出ないとも限りません。冷静になって状況を検証しましょう。
今回は、次の様な条件での実験です。
これに対して、先日会社でちょっと簡単に実験したところでは次の通りでした。
また、先回のレポートの通り、ハンドヘルドPCでは
こうしてみると、VAIOか、今回のドングルがタコなせいであるかのように見えますね。 じゃぁ、通常のファイル転送は?もちろん、ドングルの箱にも説明書にもFIRの4Mbpsにも、1.152Mbpsにも対応としっかり書かれています。ひょっとして不良品を掴まされた?という疑いも拭えないので、きちんと検証する必要があります。そこで、IrTran-Pではない、通常のワイヤレスリンクによるファイル転送の手順を行った場合はどうか?という点について確認してみました。 まず、もう一台のパソコンを用意します。今回は、かれこれ3年使いつづけている東芝のPORTEGE 300というノートパソコンを使いました。OSはWindows98です。 1.ワイヤレスリンクを導入してIRXpressを接続したVAIOのドングルに向かい合わせてノートPC(赤外線通信をアクティブに設定済み)を配置します。するとVAIOのWindows2000の画面のタスクバー上に赤外線モニタのアイコンが現れて、下記の様な「吹き出し」が表示されます。 2.言われるがままに、アイコンをクリックすると、次のウィンドウがポップアップします。 3.以上は、VAIO上で走っているWindows2000での表示でした。一方のPORTEGE上で走っているWindows98の方に目を転ずると、赤外線モニタの画面に次の様な表示が現れます。 「範囲内の利用可能な赤外線デバイス」欄に意味不明な呪文のようなものが表示されていますが、まぁ、何かを認識しているということは確かです。 4.Windows2000の方に目を戻し、これまた言われるままに、適当なファイルを選んで送信ボタンをクリックします。すると、今度は次のウィンドウに切り替わって「PORTEGE」に宛ててファイルを転送開始します。 ここで、再びノートPCのWindows98の方に目を転ずると、先ほどの画面にちょいとしたオマケが追加されています。「赤外線通信は進行中です。」と宣言している上に、何やら、タコメーターのような表示が出てきて、通信効率が「良好/ボーレート 4Mbps」と書かれているではありませんか!! 実際問題、このときは300KBとか、500KBとかいったサイズのファイルがものの数秒で転送されていました。額面通りに4Mbpsは出ていなかったにしても、少なくとも1Mbpsは出ていた計算になります。少なくともシリアル通信並みに115.2kbpsしか出ていないということはない、ということになります。 少なくとも、送信側はちゃんと速度が出ている、ってことですよねぇ。でも、V.90モデムやADSLはいざ知らず、こう言った通信は普通上り下りで対称だから送信は4Mbpsで受信のみ115kbpsなんてことは無いように思えるんですが。 さぁ、どうしたものかと、言うわけで、ハードウェア的な故障では無さそう、ということだけは確認できたのですが、いまひとつ釈然としない結果に終わってしまいました。少なくとも所期の目的が達成されなかった点は確かです。何とかしなくては腹の虫が治まりませんが、かといって打つ手はあまりありません。 一番可能性が高そうなのは、このままWindowsXPが出てくるまで様子を見る、という消極策かなぁ。 積極策は、毒を食らわば皿まで、で別のドングルにチャレンジ、という手もあります。実は候補はまだ少しありまして、
というものは視野に入れてはおります。 しかしながら、我ながらここまでくると病気ですね。 ということで、今回はここまで。次回をお楽しみに。 |