カシオのPhoto LoaderでImage LibraryをCD-Rに

はじめに

約3ヶ月のご無沙汰です。管理人のJunZでございます。

カシオのQVユーザーの方なら良くご存知かと思いますが、同社のデジタルカメラにはPhoto Loaderと呼ばれる画像自動取り込み/管理ソフトが付属しておりまして、CFカードをカードリーダ/ライタのスロットに挿しこむと勝手に起動してイメージデータをPCの所定のフォルダに取りこみ、おまけにhtml形式のアルバムも生成してくれます。

「カシオのカメラじゃなきゃ受けつけないよ。」なんてお尻の穴の小さいことはいいません。富士写真フイルムやオリンパス光学工業のカメラで撮影したスマートメディアを汎用リーダーに挿しこんだだけで面倒を見てくれますし、ニコンのクールピクスをUSBケーブルで接続してもOK。あまつさえ、ソニーのハンディカムを繋いでも、静止画用のメモリスティック内の画像を取りこんでくれると言う、スグレモノです。

と、いうことで、2000年初夏にQV-8000SXを買って以来、ずっと便利に使わせてもらっています。

(画面1)

Photo Loaderのメイン画面

(画面2)

Photo Loaderの日付別画面

(画面3)

上の画面のExif情報表示部拡大画面

モデル名が"E5000"となっているように他社製カメラでもDCF対応していれば自動取りこみしてくれます。


さて、便利に使っているPhoto Loaderですが、不満な点もあります。それは、画像データのバックアップがなかなか簡単にいかないところです。

どんどん画像が溜まっていくとハードディスクの容量を圧迫しますので、どこかきりの良いところでCD-R等にバックアップを取ってやらないといけないのですが、その際にできれば上の(画面1)のように「何年何月の画像」という形で一覧できるカレンダー形式で保存したいと思ってもそれができなくて、(画面2)に示すような 日付毎のhtmlファイルでしかバックアップできないのです。

前置きが長くなりましたが、今回いろいろ検討の結果、カレンダー形式でのバックアップに成功しました。お仲間のPhoto Loaderユーザの皆さんのご参考のために、その手順をWindows(98SE)の例で以下に紹介します。

(Macintoshについては良くわかりませんのでご容赦!)


Photo Loaderのファイル構成

そもそもPhoto Loaderは大きくはプログラム本体、対象画像ファイルの入ったメモリカードの挿入を監視する常駐ソフト、そして画像ファイルを保管するライブラリ、の3つから成り立っています。

ライブラリの構成

バックアップの対象になるのは当然ライブラリなのですが、この構成は下に示すように、所定の場所に指定して設けた"Image Library"という名称のフォルダの下に撮影日毎、ないし撮影テーマ毎などの分類によって分けられた多数のフォルダが存在する、といった階層構造になっています。

この子供フォルダは「取りこみ」を行なう都度、どんどん増えていきます。

(画面4) ライブラリの様子

私の場合は、HDDをパーティションを切ってC:ドライブにOSとプログラム、D:ドライブに各種データと分けて使っていますので、たまたま"Image Library"フォルダは(画面4)でご覧戴けるように"D:\photo\"というフォルダの下に存在しています。

これは設定によって好き好きに変えることができます。"C:"の直下の方もいらっしゃれば、"My Document"の下に置いている方もいらっしゃることでしょう。

ということで、ここから先はご自分の設定に合わせて読み替えてくださいね。


さて、これらの「子供フォルダ」のひとつを開いてみましょう。するとこんな感じになります。

(画面5) ライブラリの様子

ここで、"Index.htm"と表示されているファイルをダブルクリックすれば、何の事はない、上で出てきた(画面2)がブラウザ−に表示されます。

「孫フォルダ」として"Html"と"Preview"というフォルダがありますが、前者は上記の"Index.htm"が参照する個別のhtmlファイルが、後者には画像のブラウズを高速化するために"320X240"ピクセルのサムネール画像がそれぞれ格納されています。

実は、カシオのQVシリーズには「カードブラウザ」という機能がありまして、CFカードの中にカメラが上記構成と同様なファイルを自動生成して保管してくれます(自動生成しないような設定もできます)。したがって、通常はそれをPCのHDDにコピーしてくるだけなのですが、他社製カメラで撮ったメモリカードなど、htmlファイルを含まない画像の場合はPhoto LoaderがPC取りこみ時に生成してくれます。


プログラム側の構成

さぁ、これで(画面2)に関しては問題ありません。でも、"Image Library"フォルダのどこを探しても(画面1)のようなPhoto Loaderのメイン画面を表示するhtmlファイルは見当たりません。さて、いったい何処にあるのでしょう?

(画面5) ライブラリの様子

答えはココ!C:ドライブのPhoto loaderのプログラム本体(ploader.exe)と同じ所にいました。"library.htm"というファイルです。

(隠しファイルなので、エクスプローラの「表示」メニュー「フォルダオプション」で「全てのファイルを表示」にしておかないと見えません。ご注意を!)

「やった!じゃあ、CD-R焼くときにこのファイルも一緒にコピーすれば良いんだね!」と喜んだアナタ! そうは問屋が卸しません。まだまだ先があるのです。


(画面6) フォルダ構成

Photo Loaderのプログラムが格納されているフォルダも子供、孫構成になっていまして、"Library.htm"ファイルはこのなかのhtmlファイルを参照しているのです。

"Library.htm"は子供フォルダの中の"calendar.htm"と"start.htm"を、

"calendar.htm"と"start.htm"は孫フォルダ(撮影年別)の中の"jan.htm","feb.htm"といった撮影月別のhtmlファイルをそれぞれ参照しています。したがって、CD-Rを書き込む際にはこれらのフォルダの中身を全部コピーしてやる必要があります。

厄介なのはその先です。最終的にはこれらの"jan.htm","feb.htm"というhtmlファイルが画像ライブラリの中の"Index.html"やサムネイル画像を参照しているのですが、この参照方法が下記に示すように「相対参照」でなく「絶対参照」なところです。

"file:///D|/photo/Image Library/20020223/INDEX.HTM"

まぁ、「絶対にCD-Rを作成したパソコンでしか見ない」というのでしたらそれでも良いのですが、他の人にCDをコピーして配布したり、自分自身複数のPCで鑑賞したり、はたまたパソコンのドライブを増設したりPCそのものを買い換えたりする可能性を考慮に入れると「絶対参照」はまずいです。


最終的には...

こんな構成でCD-Rを焼いてみました。

(画面7) CD-Rのフォルダ構成

まず、CDのルートの階層レベルに"Image Library"フォルダを作って、ここに元のライブラリ内の画像データを必要な分(2001年1年分とか後半半年分とか第四四半期分とか)だけコピーします。

で、"Image Library"フォルダと同じ階層レベルに"Html"フォルダを作って、この中には、先ほどの(画面6)で見えていた"Html"フォルダの内容をコピーします。

ただし、子供フォルダ(上の例では"2000")の中の"jan.htm"、"feb.htm"...といったhtmlファイルの中の参照先は全て下記のように絶対参照から相対参照に書き換えます。

[変更前]"file:///D|/photo/Image Library/20000707/INDEX.HTM"

[変更後]"../../Image Library/20000707/INDEX.HTM"

(注意!必ずコピーを作ってそちらを編集すること!オリジナルは触らずにそのままにしておく!!)

こうしておけば、CD-Rを挿入したドライブのドライブレターが何であろうと、ルートの"Library.htm"をクリックするだけでOKになります。

なお、書き換えは何十、何百箇所に上る可能性がありますので、htmlファイルをテキストエディタで開いて「検索/置換」機能を利用して行なうのが良いでしょう。

あと、基本的にこれらのhtmlファイルはシステムが作成/更新する性質上、属性が「読み取り専用」になっています。マニュアルで書きかえる際にはこの属性を外す必要があります。


最後に

以上の方法で、とりあえず私の環境ではうまくカレンダーも含めたバックアップを取ることに成功しました。が、基本的にはあちこち書き換えが必要なため、事故によってもとの画像データがブラウズできなくなる可能性もないとは言いきれません。

あくまで、自己責任の下で編集を行ないますよう、作業の前にはhtmlファイルのコピーを取っていつでも復帰できる体制で臨んでいただきますよう、くれぐれもお願い致します。

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