続・デジタルカメラ用USB I/Fケーブル

2002.6.23 改訂

1年ほど前でしょうか、デジタルカメラ用のUSBケーブルについて紹介しましたが、その後多少状況が変わってきているので、ここらで少々補足し様と思います。

ついでにビデオ端子用のケーブルについてもオマケで紹介します。

1.USBケーブル

前回の時は、

(1) 富士写真フイルム、カシオなどが採用しているタイプ

(2) オリンパス光学工業、ソニー、コダックなどが採用しているタイプ

の2つだけでしたが、現在はもう少し増えて、大手メーカーでは

(3) ソニー サイバーショットPシリーズとハンディカムが採用しているタイプ

(4) ニコンが採用している、シリアルとUSBが混在しているタイプ

の4種類となっています。これらのうちで(1)から(3)までは比較的汎用なタイプのUSBコネクタのようですが、(4)のニコンについては専用品の様子です。

残念ながら、デジタルカメラ4強の一角であるキヤノンについては、私は情報を持っておりません。カタログ写真を眺めて想像する範囲では、どうももっとピン数の多い専用ケーブルになっているようです。

不思議なのはソニーが同一メーカーでありながら2種類のコネクタがある点。上の(2)はサイバーショットの中でもSシリーズとFシリーズに適用されていますが、最近人気が高いサイバーショットPシリーズはなぜかこれらと違って5ピンのものを採用しています。5ピンといってもうち1ピンは遊びなので、なぜ2種類に分けたのかとても不思議です。

(1) 富士タイプ

(2) オリンパスタイプ

(セイコーエプソン、サンヨーなどもこのタイプのようです。)

(3) ソニータイプ

(4) ニコンタイプ


追補:各コネクタ採用状況 (2002.6.23追記)

現在店頭にて確認できたものをタイプ別にまとめてみました。

意外だったのが、(3)のソニータイプの勢力が増してきて(2)のタイプが劣勢になってきている点です。

下司な勘繰りをすれば、

  • (2)のタイプの耐久性、信頼性に問題があったのかな とか
  • (3)の方がロープロファイル(背が低い)ので実装しやすいのかな とか
  • サイバーショットPシリーズがばか売れしたお陰で、(3)のコネクタの方が安く手に入るようになったのかな とか

いろんな想像を巡らせてしまいます。

しかし、オリンパスにしろサンヨーにしろ一社で機種によって3種類以上のUSBコネクタを使い分けているのはいかがなものかと思います。

タイプ

採用機種

(1)

富士写真フイルムFinePixシリーズ

カシオQVシリーズ(除QV2100)

東芝Allegretto Mシリーズ

コニカ KD-400Z

(2)

オリンパス光学工業 CAMEDIA C-2以前の機種

サンヨー ID Shot

セイコーエプソン Colorio Photoシリーズ(除CP80Z)

ソニー サイバーショットF、Sシリーズ

ミノルタ DiMAGE 5/7/7i

(3)

アクシア EyePlate

オリンパス光学工業 C-2Zoom以降の機種(C300Zoom、C-720Zoom)

カシオ計算機 QV2100、QV-10

キヤノン PowerShotシリーズ(除Pro90IS、G2)

キヤノン IXY Digital300/300a(除IXY Digital無印/200/200a)

サンヨー DSC-R1

ソニー サイバーショットPシリーズ

松下電器産業 Lumixシリーズ

(4)

サンヨー DSC-MZシリーズ

ニコン CoolPixシリーズ (除 CoolPix2500)

ペンタックス Optioシリーズ

[松下電器産業 Lumixシリーズのシリアル端子]

(5)-写真なし

京セラ FineCam S4/S3X

東芝 Allegretto3310

ニコン CoolPix2500

ペンタックス DIGIBINO DB100

ミノルタ DiMAGE X/F100

その他専用型

オリンパス光学工業 C-40Zoom

カシオ計算機 EXILIM

キヤノン PowerShotG2、IXY Digital(除300/300a)

東芝 Soraシリーズ

リコー Caplioシリーズ

追補 終わり


2.ビデオケーブル

ビデオ(A/V)ケーブルの場合は、上のUSBのようなバリエーションはほとんどなく、基本的にはコネクタの形状としては下の写真に示すような、RCAピンプラグ−3.5mm径ミニプラグという構成になっています。あとは、ラジオ等に妨害電波を出さないよう(デジタルカメラはパソコンと同じで高周波のノイズの塊ですから)、フェライトコアがつけられているものが多いです。

テレビ側

カメラ側

通常、画像のみで音声の無いカメラの場合は、3.5mmミニプラグが上の写真のような「ステレオミニプラグ」でなく「モノラルミニプラグ」(RING部分が無く、Sleeveと一体化している)になり、結線は

RCAピンプラグの中央のピン−ミニプラグのTIP

RCAピンプラグの外周部分−ミニプラグのSLEEVE

という接続になります。

また、音声付き動画や、静止画にもメモ録音ができるようなカメラの場合、ビデオのほかにオーディオ出力も備えたA/Vケーブルが付属していますが、この場合は

RCAピンプラグ(黄色)の中央のピン−ミニプラグのTIP

RCAピンプラグ(白色)の中央のピン−ミニプラグのRING

RCAピンプラグ(黄/白とも)の外周部分−ミニプラグのSLEEVE

という接続です。

上記は私の身に回りにある、

  • オリンパス光学工業
  • カシオ計算機
  • セイコーエプソン
  • ニコン
  • 富士写真フイルム

等のカメラで共通でした。

例外

ところが、どこの世界にも「へそまがり」なヤツはいるもので、例外も紹介します。

その1 ソニー サイバーショット

例えばソニーサイバーショット。こいつの場合は世間の常識と逆をやっていて、

[音声無しの場合]

RCAピンプラグ(黄色)の中央のピン−ミニプラグのRING

未結線−ミニプラグのTIP

RCAピンプラグ(黄/白とも)の外周部分−ミニプラグのSLEEVE

[音声ありの場合]

RCAピンプラグ(黄色)の中央のピン−ミニプラグのRING

RCAピンプラグ(白色)の中央のピン−ミニプラグのTIP

RCAピンプラグ(黄/白とも)の外周部分−ミニプラグのSLEEVE

となっています。

その2 docomoのeggy

これはちょっとデジタルカメラのカテゴリから外れるかもしれませんが、NTTdocomoのeggy(PHS用インターネット/メール端末兼デジタル動画/静止画カメラ)のA/Vケーブルも上のソニーと同様な結線でした。違うのはミニプラグが3.5mm径ではなくて2.5mm径のステレオミニミニプラグな点。

まぁ、これには理由がありまして、eggyの場合はヘッドフォン端子(3.5mm径の普通のウォークマン等と同様のもの)が隣についているため、誤挿入防止目的で2.5mmにしたのでしょう。

あと、既に手放してしまって調べられないのですが、昔持っていた九州松下製のCoolShotというカメラについていたビデオケーブルには、インピーダンス整合用か、75オームの抵抗が入っていた、という記憶があります。

その他、例えばキヤノンのIXY Digital等、ボディの小型化の為にやむなく専用で作ったコネクタを使っているものは多数あります。これらについては一応納得できる理由があるので仕方がないと思います。

判らないのはソニーですね。一見他社のケーブルと同じに見えて実は違う、という。

嫌がらせなのか、うっかり添付品を無くしてしまったお客さんに純正品を買わせようと言う魂胆なのか知りませんが、理由も無しに他社と違うことをやるのは困り者です。

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