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第九章 犬との散歩


散歩の目的
 
犬が散歩するのはストレスの解消と運動、日光浴等が主な目的です。
一般の犬は匂いを嗅いで自分の縄張りを確立しようとします。
あと、散歩等である程度の疲労感を定期的に感じている犬は、落ち着いた態度を示し、全てに好結果を与えます。
子犬時期には、舗装された街路での歩行を教育する目的等もあります。
ただし、子犬はワクチン接種が済んで、生後60日以上が過ぎてから散歩に出す様にしましょう。
 
散歩の準備

まずは首輪に慣らせる為に、首にリボンやバンダナを巻きます。
ただし、短時間ずつ慣らすようにして下さい。良く慣れれば首輪をはめましょう。
他には飼い主が口にオヤツをくわえて子犬を引き寄せます。
両手で輪っかを作り、子犬の首に通して誉めます。
それが出来てきたら離れた場所から呼んで、手で作る輪を首に通します。
手の輪に慣れてから実際の首輪を持ち、同じ様にして頭から通して誉めましょう。
子犬の場合、最初は恐がるかもしれないので、子犬を抱いて外へ出て日光浴をしたり、外の音に慣らせるようにしましょう。
これらはワクチン接種前から行うことが出来ます。
 
散歩の基本

犬の散歩は、基本的に一日に1〜2回、一定距離を歩かせましょう。
欲を言えば一日2回以上が望ましいです。
時間や距離は犬種、年齢によって異なりますので、それぞれに合った適切な運動をさせましょう。
子犬の時期(6ヶ月ぐらい)までは、リード(引き紐)で無理に引っ張って走り回らせるような、激しい運動は良くありません。
骨格が形成途中の為に、悪影響が出る為です。
 
散歩コース

初めは人通りの少ない道で正しく歩く事を教えます。
次に少し混雑した場所やビルの中、買い物のお供と序々に色々な環境に慣らしていきましょう。
事故防止の為にも横断歩道は斜め横断せずに、必ず真っ直ぐに歩かせると良いです。
他にも散歩する区間内に、正しく歩く区間、匂い嗅ぎをさせる区間を作ると良いです。
 
散歩への一歩

最初、子犬は上手く歩けないものです。
座り込んだり、後ずさりをしたりするものです。
そんな時は強引に引っ張らずに、子犬の前に屈みこみ、名前を呼んだり口笛を吹いたりして自分の方へ引き寄せます。
走って来たら誉めてあげましょう。
他に、人間が小走りに駆けると小犬は喜んで付いてきます。
段々飼い主と共に歩ける様になったら、正しい姿勢で歩かせる訓練をしましょう。
 
正しい歩行

飼い主の左側の少し前辺りを、引っ張りすぎない程度に歩かせます。
歩道では真ん中を、車歩道の区別の無い場所では、やや左寄りの安全な所を歩きます。
犬が飼い主の前後をウロウロしたり電柱等の匂いを嗅ぎまわる様な事はさせないようにしましょう。
 
リーダーウォーク

散歩の時に使うしつけの1つです。
飼い主が主導的歩行をします。
犬社会では先頭を歩くのはリーダーだと決まっていますので、この性質を使って、飼い主が犬より前を歩きます。
犬が先に歩こうと前に出たら、逆方向を向きます。
犬が右に行けば左へ、犬が左に行けば右に行きます。
この動作の間は犬を無視して顔を見ないで無言で犬に逆らって下さい。
犬は引き紐が張ると、余計に引くので、引き紐は常にたるませた状態を保ちます。
犬が行きたい方向に勝手に行き、引き紐がピンと張れば、飼い主はすぐに方向転換をします。
すると、犬が常に飼い主を気にしながら、ついて歩くようになります。
犬が飼い主を引っ張って走りだしても、慌てず騒がずに行うのがコツです。
犬が前に出たら左回りで犬にぶつかり、遅く歩いているようであれば右回りで犬に多く歩かせても良いです。
飼い主が止まった時にその場でお座りしたら、誉めてあげましょう。
 
つけ

服従心や忠誠心を養い、突発的危険行動の防止や交通事故から犬を守ります。
「つけ」は歩行の際に飼い主の左にぴったり寄りそう事を要求します。
「つけ」と命令する度に飼い主の左に寄りそうように、左手に持つ引き紐を短くし、寄りそったところで引き紐を少しゆるめて誉めてあげましょう。
これを散歩中に何回か繰り返します。「つけ」が理解出来たら、命令しながら右折やUターンをし、完了した時点で引き紐を少しゆるめて誉めてあげましょう。
これが出来るようになれば、常に飼い主の左に寄りそって歩くようになります。
犬が右前足と右後足のように、同じ方向の足が出ているような歩き方をしていれば、犬にとっては歩きずらい事を示しています。
歩くスピードや歩幅を変えると出来るようになる事もあります。
 
散歩後の手入れ

散歩から帰ったら、ブラシをかけてゴミやほこりを取り除きましょう。
ぬるま湯で足を洗い、指の間に異物が挟まってないか確認するようにしましょう。
蒸しタオルで目もと・鼻・口・耳を拭いてから全身を拭き、肛門の回りもきれいにしておきましょう。
足の短い犬種はお腹も汚れやすいです。
 
散歩の天候・夏場

夏の晴れた時間帯は、道路が熱くなります。
犬にとっても足の裏が熱いので避けましょう。
朝早くや日暮れの涼しい時間帯を選んで散歩に連れて行く様にしましょう。
途中で水分補給出来る様に、必ず水が飲める用意をしておきましょう。
散歩中も、木陰等の日陰の場所で休憩を取り入れると良いです。
 
散歩の天候・冬場

夏とは逆に日が暮れると非常に冷え込むので、日中の比較的暖かい時間帯に連れ出しましょう。
散歩は日光浴が目的の1つでもあるので。
冬は日が短くなるので、暗い時間帯の散歩は注意しましょう。
夜間は、車から小さな犬や猫は見にくいので気を付けましょう。
 
散歩の天候・雨の日編

人間にとっては出掛けるのが面倒な日ですが、犬はあまり雨を気にしないのです。
必要ならばレインコートを着せても良いでしょう。
散歩から帰宅したら、すぐに体を拭いて乾かしてあげましょう。
雨がひどい場合は、適当な距離で引き上げると良いです。
 
最後に・・・

散歩とは、飼い犬が公共の場所へ出て行く行為なのです。
そして、犬が失態や事件を起こした時の責任は、全て飼い主にあると言う事を忘れないで下さい。
今回上記したしつけ以外にも、人への飛びつきや人を噛む行為、拾い食い等はしつけるようにしましょう。
最低限のマナーも忘れない様にしましょう。
 
以上 資料提供 : ペット塾

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