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第十二章 犬の問題行動2


分離不安
 
飼い主から離れた時に犬が過剰に吠えたり、排尿したり、破壊行動を示したりする行動。
人との愛着が強すぎるために、留守番などで一匹にされると寂しさを紛らわせるために色々な行動をとる。
どのような年齢、性別、犬種にも起こりえます。
 
原因
 
・飼い主の外出に対して慣れていない。
・飼い主の突然のライフスタイルの変化。
・外出時や帰宅時における飼い主の愛情表現の過多、など。
 
症状
 
飼い主の外出直後から30分の間に現れることが多い。
・飼い主が出て行く姿に対する攻撃性
(うなり声、足首に噛みつこうとする)
・破壊行動
(物をかじる、穴を掘る、物を破る)
・自虐行為
(体を過度になめる)
・多動
(止まることなくウロウロする、階段を上り下りする)
・不適切な場所での排便、排尿
・心身症
(下痢や嘔吐)
・無駄吠え
 
治療
 
・飼い主と犬との関係を見直し、再構築する。
・外出するふりをして、別の部屋で様子をみる。
・外出する時の手がかりをなくす。
・外出時や帰宅時に大げさに声をかけたり、体に触れての愛情表現をなくす。
 何事もないように外出し、帰宅してもずっと家にいたかのように振る舞う。
・蹴る殴るなどの不適切な罰を禁止する。
・散歩の回数や時間を増やす。
・犬が安心できる場所を提供する。
 
攻撃性

支配欲による攻撃性は青年期初期によく見られます。
雌より雄の方が多いのですが、所有欲による攻撃性は性別を問わず子犬にも成犬にも見られます。
支配欲による攻撃性を見せる犬は、子犬時代から所有欲が強いことが知られていますが、子犬が所有欲が強いからといって、その犬が必ずしも攻撃的になるわけではありません。
犬用のガムを取ろうとした時に犬が唸ったり、歯を剥き出したりしたら、他の攻撃的な行為と同様、所有欲による攻撃性は噛み付きへと発展する可能性があるため、そうした行為は悪いことであると子犬に教えましょう。
 
効果的な方法として、子犬が持っているこのを落とすように命令することがあります。
最初は、棒のようにあまり面白くないものから始めて、落としたらご褒美をあげます。
攻撃性を防ぐ良い方法でもありますので、事前に行っても効果があります。
おもちゃを噛んで遊んでいる時に唸ったり、噛み付いたりする犬は、人が近くにいる時はおもちゃを与えないようにしましょう。
 
飼い主家族に攻撃的

一番の理由は、支配の指令系統に関するものです。
これはリーダーの地位争いのようなものではありません。
支配欲に基づく攻撃性は、犬に対して主導権を示すことでは、必ずしも抑えられず、むしろ状況が悪化する場合もあります。
支配欲が強い犬の飼い主は、犬がさらに噛み付く可能性があるので、お仕置きなどは避けなければなりません。
支配欲に基づく攻撃性は遺伝子に組み込まれていると考えられており、多くは1〜4歳の若い犬に現れます。
親や同腹子のような血縁の中に飼い主を威嚇する犬がいた場合、その系列の犬は同じような行動をとる可能性が非常に高くなります。
 
来客を噛む

一般的に犬は縄張りの防衛、社会的支配心や恐怖感などから人間を威嚇します。
見知らぬ人が噛み付かれた場合、おそらく縄張りを守るためで、そこに恐怖心が伴うこともあります。
飼い主が番犬としての役割を期待するあまり、無意識に見知らぬ人に対する攻撃性を助長する場合もあります。
長時間外にひとりでいる犬は、見知らぬ人への攻撃性を強める傾向があります。
これは通行人や配達人の出入りを一日中見ている犬のストレスが溜まっているからです。
また、縄張り意識からくる攻撃性は、重大な問題になります。
特に吠えるより、噛む方が得意な犬の場合、問題を起こさないために来客中は犬をひもでつないで制御したり、目が届かない時は塀で囲まれた屋外に出さないようにしましょう。
対応策としては服従訓練の復習や、来客があるとおやつが食べられるなどの良い事を連想させる訓練などを行います。
 
他の犬を攻撃する

一般的に同性を攻撃します。
雄犬は雄を、雌犬は雌を攻撃します。
時には雌が雄を攻撃しますが、雄が雌を攻撃することは、めったにありません。
攻撃的になる理由としては、支配関係(多頭飼いの場合はほとんどこれです)、恐怖、縄張り防衛、痛み、学習した行動、そしてそのいずれかの組み合わせです。
それまで仲が良かった犬同士が突然、あるいは絶えず喧嘩することはあまりありません。
これは、同じ家にいる若い犬の成熟度に関係していることもあります。
通常、犬は1〜3歳になると成犬の行動をとるようになります。
 
犬の喧嘩への介入の際に最も重要なのは、喧嘩の仲裁に入る人間に怪我を負わせないことです。
飼い主が家にいる時も、犬に常に首輪やひもを付けておき、犬同士だけの場合はクレートに入れたり、柵などで遮って互いを引き離します。
互いの姿が見えている方が、今後一緒にする時のことを考えると良いでしょう。
 
喧嘩を止めさせる際は手足などを入れずに、ひもやホウキなどを使って犬同士を静かに引き離しましょう。
興奮した挨拶や飼い主の関心を争うなどの喧嘩になりそうな状況を事前に見極め、避けることも重要です。
外から帰宅した飼い主は、2匹とも落ち着くまで、どちらも無視しましょう。
縄張りの主張、食器、飼い主のひざの上などから離れて、散歩に出るのも良い方法です。
統制をとるには、1匹ずつ別々に簡単な命令を与えます。
食べ物やおもちゃなど、犬が喜ぶものを与える前にお座りや伏せをさせて、どちらの犬も平等に扱うことで飼い主が「群れ」を支配できます。
リードや一時的な口輪などの道具を使えば、犬は喧嘩が起きそうな状況に対して鈍感になります。
 
以上 資料提供 : ペット塾

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