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仮想ワイナリー巡り in 勝沼(3)

丸藤葡萄酒工業
Mu「フジッコワイナリーから下ってくると、丸藤葡萄酒工業さんがあるわ。ここが、ルバイヤートという名前のワインを出してて、これが本当に素晴らしいワイン!・・・らしいいんや」
「『らしい』ってなんや?」
Mu「いや、お恥ずかしい話しやけど、未だにルバイヤートは飲んだことがないんや。丸藤さんで試飲した時も、たまたま種類が無かったんで、このワイナリーの実力を舌で実感してへんねん。」
「ルバイヤートは日本を代表するワインと言われとるから、飲んでみんといかんやろな・・・ところで話しは変わるけど、試飲コーナーへの力の入れ方というのは、ワイナリーによって違うもんやろか?」
Mu「それは相当に違うみたいやで。まあ、丸藤さんに来たときは、『今日は大したもんが無い』って店の人が気の毒がってくれたぐらいやから、たまたまやったんやろけどな。そやけど、ワイナリーによっては、試飲コーナーは手を抜いとるんちゃうか?というとこもあるで」
「小さなワイナリーが多いから、1年中試飲商品を揃えるというのも大変なんやろうと思うから、品切れとかいうのがあるのは仕方の無いことかもしれへんわな。」
Mu「それはもちろんそうや。そやけど、赤も白も同じ冷蔵ケースに入れて、キンキンに冷やして出してくるようなとこなんかには疑問を感じるな」

ダイヤモンド醸造
「まさか、客はワインの味なんかわからんと思ってることはないやろうけど・・・」
Mu「そんなことはないやろけど、試飲コーナーに専用スタッフを置いて、丁寧に説明しながら飲ましてくれるとこと、何にも知らないバイトを置いて、変に甘ったるいだけのワインを飲ませるとことでは、同じワイナリーと言っても受ける印象は、全然・全く・完全に違うわな」
「そうそう、思い出したんやけど。あるワイナリーに行ったと思ってぇな」
Mu「ふんふん・・・」
「そこは、冷蔵ケースを開け自由に飲んでくださいという方針で、レジのお姉ちゃんが居るだけなんやわ」
Mu「・・・ふん、それで?」
「早速、ケースを開けて赤ワインを取り出したんやわ。それでビンを開けて、試飲グラスに注いで一口飲んで驚いた」
Mu「どないやったん?」
「もう、ナチュラルもナチュラル!まったくワインらしい味がしないで、葡萄ジュースそのままの味やったんや」

『気楽斎のヤケッパチ・ティスティング』

ワインのティスティングにおいては、「色」「香」「味」の3つを味わうのが一般的とされているようです。

「色」=まずは、ワイングラスを持ち上げワインの外観を観察します。ポイントとなるのは、色、濃淡、清澄度の3点で、「澄んで明るく」「濁らずに」「色調 が鮮やか」で「美しいもの」が良いとされています。
「香」=次は、グラスに鼻を近づけ、静かに香りを嗅ぎます。このときの香りを「アロマ」と呼んでいて、ぶどう品種そのものの香りをあらわしています。その次に グラスの脚を持ってゆっくりと回してみてください。そうすることで、「ブーケ」と評されるワインの香りが立ち上がってきます。
「味」=最後にワインを少量口に含んで、舌中に転がすように回して味わいます。甘み、酸味、塩味、渋味、苦味、ボディ(コク)を確かめると言われていますが、 最初は難しい事を言わずに「美味しければよし」としましょうか。ただ、飲んだ後の「残り香り(フレーヴァー)」には注意してください。これって大切だと個人的 には思ってます。


さて、いかがですか?上の文章を読んだだけで、嫌気が差した人もいらっしゃるのではないでしょうか?
あまり堅苦しく考えずに、真似でも良いですから一度ティスティングを試してみてはいかがでしょうか。別段ワインの味がわからなくっても「困る」ことはないわけですから (むろん、貴方が酒屋さんに勤めているとか、ソムリエを目指している場合はその限りではありませんが)気楽に旅の雰囲気の一部と思って楽しんでみてください。
基本的には「個人の好み」で良いわけですし、興味が出てきてから色々と勉強しても遅くはないですし、数飲んでいるうちにそれなりに分かってくる項目もあるはずです。
まずは、美味しい物を楽しむつもりで気軽に楽しんでみましょうよ。それで良いのではないでしょうか?


山梨ワイン醸造
Mu「・・・それは、ほんまにブドウジュースやったんと違うか?」
「そうとも言うな。ブドウジュースを、ワインの空き瓶に入れて置いてあったんやわ。そないしたら、レジのお姉ちゃんが『すいません、それは試飲用と違うんです・・・』」
Mu「(笑)・・・・あんた、それお姉ちゃん個人のジュースを飲んでもうたわけかいな?」
「どうもそうやったらしいわ(笑)・・・でも、普通はそんなとこに私物を入れるか?」
Mu「(笑)おおらかなんか、アバウトなんか・・・」
「・・・ガチャガチャ言ってるあいだに、街中に入ったな」
Mu「ここはワイナリー巡りに便利なとこやで、この近辺にワイナリーが集中してるからな」
「うーんと、勝沼醸造にルミエール・・・」
Mu「ダイヤモンドに山梨醸造・・・・どこも丁寧に対応してくれて、その上ワインが美味い!」
「勝沼の黄金地帯やな(笑)」

勝沼醸造のデコレィト
Mu「そこまで言うんなら、中央葡萄酒は入れんといかんやろ(笑)」
「グレースさんも素晴らしいけど、ちょっと離れとるしな・・・」
Mu「まずは、勝沼醸造さんに入って・・・・ここは、AからDまでコースがあって、一番安いのが500円のD。Aコースは社長さんの説明を聞きながら工場見学や農場を見学した上に食事もできるという、至れり尽くせりというコースで5000円!・・・どれにしょう?」
「・・・・500円」
Mu「一番安いのやな(笑)・・・まずは、ワインを注いだグラスを傾けて色を見るんや・・・」
「・・・うわぁ、綺麗なグラスやな・・・・」
Mu「ワインを入れんか!ワインを!!・・・・空のグラス見てどないするんや」
「(笑)いや、茶道みたいに器を鑑賞するのもありかと思ってな」
Mu「そんなんないわ!」

勝沼醸造のデッキを眺める
「(ワインを注ぎながら)・・・・と、綺麗な色のワインやな」
Mu「色の次は香りや・・・こうグラスを廻すようにして香りを・・・」
「わし、風邪で鼻つまってんねん」
Mu「知らんわ!・・・香りを十分に味わってから、口に含んで・・・・転がして・・・」
「・・・・ちょっと聞くねんけど、そない面倒なことせんとワインの味はわからんのか?」
Mu「そんなことはない」
「そやろな、普通の人はそこまでやろんのとちがうか」
Mu「まあ、こういうこと知ってるのは、やっぱり好きな人やろしな」
「ちゃう、ちゃう。例え知ってても、そこまで凝る人は多くないやろういうことやねんけどな」
Mu「・・・なるほど、それは言えとるかもしれんわな」
「ワインの事を色々知って楽しむのもあるけど、何も知らんけど気楽に楽しむ言うのもありちゃうやろか」
Mu「それは同感や。そやけどな、色々知ってより深く楽しんだ方が面白いというのもあるからな」
「まあ、人それぞれの楽しみ方が有っても良いわな」
Mu「せやな・・・話が小難しくなったとこで、気分転換にちょっと畑でも見に行こか・・・」

つづく

by Kirakusai

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