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ヒメヒコ・サプライズ
はっきり言って、今回は本当に驚いた。と言っても、別にワインに驚いたわけではない。ヒメヒコワインの存在するシチュエー ションそのものに驚いたのである。
ヒメヒコワインのサイトを見る限りでは、確かにワイナリーだけでなくバーベキューやミニゴルフができるように書いてあった ・・・・確かに書いてはあったが、でも・・・しかし・・・なのでありますわ(^^;
普通は、ワイナリーが本業で、ミニゴルフやBBQを副業でやっているように思うじゃないですか。それが、見事に、全く、全然違いま して。「・・・ゴルフ場みたいやな」の第一印象が、「これは、『みたい』ではなくゴルフ場そのままではないのか?」という 確信に変わったときの驚き!
「あかん、これは外れや〜」mutsuも私もそう思って、半分腰を浮かしかけておったわけですわ。内心の落胆を隠し切れないでい る我々の前に現れたのが、醸造責任者のT氏だったわけなのです。そのT氏ですが、これがまた見事に本気でワイン造りに取り組 んでおられるわけで、「外れ」と思ったら、ほんとうに真面目なワイン造りと、二転三転する展開にmutsuも小生も目が点になった まま戻らなくなったくらいであります。
そこから、T氏自らの案内で醸造場などを見学させていただくことになったのですが、それが他のワイナリーと比べて随分と 勝手が違ったものでありまして・・・
気楽「葡萄畑はどちらにありますか?」
T氏「あそこです」
Mutsuも小生も既にぶどうの存在には気づいていたが、デコレーションというか飾りというか、まあ、醸造用のぶどうだとは思っていなかった訳で・・・・・・・
しかし、T氏の指差す先を見ると・・・
気楽「ゴルフ場のグリーンが見えるんですけど・・・」
mutsu「・・・・・」
T氏「コース横に植えてある植え込み見えますやろ。あれ全部カベルネメルローですわ。」
mutsu「・・・・・」

ヒメヒコワイン農場 兼 ミニコース
日本にワイナリーは色々あるだろうし、ゴルフ場に至っては星の数ほどあると言えども、カベルネやらメルロー やらシャルドネやらの横でミニとは言えゴルフが出来るとこは他に無いんとちゃいますか?
なんでも、もともとがミニゴルフ場だったのをオーナーが買い取ってワイナリーにしたそうですから、どう見ても「ゴルフ場」で当たり前 なわけでした。あっ、ゴルフ場と言えば「農薬」が心配と思われるでしょうが、当然ながらこのワイナリーは無農薬で除草剤も一切使用 していないそうです。ですから、ゴルフコースの手入れも人手でやっているそうです。まあ、ミニコースだからこそそれで何とかなって るんでしょうが、大変な手間だと思いますよ。 さて、サプライズはゴルフ場だけかと言うと、それだけではなかったのですな。醸造場を見せてくださるというT氏について外に出てみると、広い駐車場 の横に作業場らしく大きな建物が見えます。普通は、それが醸造場なのだと思いますよね・・・
気楽「(駐車場にある大きな建物を指して)あそこが醸造場ですか?」
T氏「ちゃいます。あそこはワサビ造ってるんですわ」
気楽「はっ!?・・・・ワサビ?あの、きれいな水の中で育てるワサビですか?」
T氏「そりゃそうですわ。それ以外のワサビがありますか?」
mutsu「・・・・・・」
もはやパニックと言うしかなく、mutsuは驚きのあまり腰が浮いてしまい半分逃げ腰となっている。ワサビゴルフ場 ワイナリーがどう結びつくというのだろうか?

ヒメヒコワイン醸造場
どう考えても結びつかないのであるが、ここヒメヒコワインでは、それら何の脈絡もない物が当然のような顔を して共存しているのである。全く侮りがたいディープさと言うしかないではありませんか。
話しを続ける。醸造場に向かった我々は、プレー中のおっちゃんの横を愛想笑いですり抜けてゴルフ場の奥へと進んで行った。 なるほど、デッカイ用具置き場みたいな建物が見える。それが醸造場だったのだが、驚きネタはその横に用意されたいた。 これまた巨大な無線アンテナが醸造場よりデッカイ態度で立っているのだ。
気楽「・・・あれ・・・なんですの?」
T氏「あれですか。アンテナですわ。」
気楽「それはわかりますけど、なんでアンテナなんか上げてますの?」
T氏「ああ、なんやアマチュア無線好きな人が、アンテナ上げさせてくれいうて上げてるんですわ。」
こともなげにT氏は言うのだが、その無線好きの人物はワイナリーとは何の関係もない人物だということです・・・・なんとおおらかな話しではないですか。
それに、アマチュア無線アンテナが立ってるワイナリーもそんなにないと思いますよ(多少はあるかもしれないけど・・・)
味についてははmutsuがレポートしている通り「まだこれから」という味でしたが、真剣にワイン造りに取り組んでいることは 間違いないところでしたが、そのシチュエーションの強烈さには、素直に「まいりました」と申し上げる次第であります。
ヒメヒコワイン、侮れないところだ・・・(^^;
By Kirakusai