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運転手さんに捧げる「ワイナリー巡り」

Mutsuと二人で国内のワイナリーを巡りだして、何年になるか・・・もう4年以上になるのではないだろうか。幾ら怠惰なコンビといえども、4年も回ればあ る程度の件数は訪問していることになる。その概略は、ワイナリー・リスト載せているのでありますが、交通手段は全て自家用車を利用している。
当然ながら、二人のうちどちらかが運転手を勤めることになり、その内の90%くらいまでは気楽斎が運転手を勤めている気がする・・・いや、もしかし たら98%くらいかもしれんが・・・

むろん、飲酒運転にはならないようにしているから、気楽斎はワインのティステイングを一切遠慮している事は言うまでもない。
飲酒運転による悲惨な事故から、飲酒運転に対する世間の目は格段に厳しくなった。もともと飲酒運転自体が「犯罪行為」なのだから、今までの日本が甘す ぎただけのことだと思うので、厳罰化の方向に向かうのはある意味当然のことだろう。
もともと気楽斎には、ワインの味なぞわからないのであるからして、ワインのティスティングなどはしなくても実害はないも同然なのであるが、必然的に Mutsuや同行者達がワインを賞味している間は「ボーッ」としているだけということになる。これは少々気の毒だと思われるのか、 ワイナリーの方から「ブドウ・ジュース」を出していただく事が多く、結果的に気楽斎だけは「ワイン」ならぬ「ブドウ・ジュース」のティスティングをして 回っていることになった。

飲みなれるというのは恐ろしいもので、「ようするに美味けりゃいいんじゃ」という真正面一本勝負的な気楽斎の味覚でも、少しづつ味の違いが分かってきた のである。

「単なるブドウ・ジュースだろ?」などと言うことなかれ!ワイン程ではないにしても、ワイナリー毎にブドウ・ジュースの味も違うのである。

ブドウジュース色々

上が勝沼醸造の「葡萄果汁」
下は五一ワインの「葡萄じゅうす」
一見して「勝沼醸造」のよりも五一の方が濃厚そうに見えません?
実際に飲んでみると、勝沼の「爽やかな酸味」に対して「濃厚芳醇」な五一という 感じで、いずれも優劣つけ難い味わいでありました。
どちらもオンラインで購入可能です。ボトルサイズは勝沼醸造の方が720MLと1.8Lの2種類、五一ワインは500MLのみとなっております。
なにぶんジュースですから1本あたりの単価が安い!1本だけ頼んだりしたら送料の方が高くつく公算が高いので、数人で誘い合ってケース 買いをするのがお勧めかも・・・

勝沼醸造


五一ワイン

もっとも、国内で流通しているブドウ・ジュース全てを対象に話しをしては、あまりにも大きく成り過ぎるし、また語る力も持たないのであるので、 2006年12月時点で訪問したワイナリーで飲んだ「ブドウ・ジュース」に話しを絞って進めてみたい。 すなわち、「ドライバーのためのワイナリー巡り」である・・・どこかが一回やったら、それでお終いになりそうな(馬鹿な)企画なのだが、とりあえ ずはお聞き願いたい・・・誰ですか、ネタに困ってるんだろうなどと(本当の事を)言う人は(笑)

一口にブドウ・ジュースと言っても色々とある。まずはワイン同様に赤白に分かれるのだが、これは原料となるブドウの種類に依存している点はワインと 同様である。どういう訳かは知らないが、ブドウ・ジュースとして一般に見かけるのは「赤」が多数派を占めているように思う。おそらくは原料ブドウの 関係なのだろうが、大部分がコンコード種を使用しており、マスカットベリーAを利用している商品も少数だが流通している。
更に少数であるが「山ブドウ」のジュースというのも存在しているのだが、これなどもブドウ・ジュースの中に含めても良いのではないかと思う。
ただし、しばしばブドウ・ジュースと一緒に見かけるからといっても、「ブルーベリー・ジュース」は明らかに「ブドウ・ジュース」とは別種であるであ ろうし、「リンゴ・ジュース」や「柚子ジュース」に至っては、いかなる観点から見ても「ブドウ・ジュース」の類に含めることはできないので、今回の 話題からは割愛する(どうしてこんな事を言うかというと、某3セクのワイナリーでは、一番美味なのが「山ぶどう」次いで「柚子」「りんご」と続き、 「ブドウ」は一番不味かったからである・・)

次いで、ブドウ果汁の含有量がくる。大部分が果汁100%をうたっているようだが、一部には果汁○○%というのも存在しているので、一応確認してみる ことをお勧めする。ワイナリーである以上はブドウ・ジュースが本業なわけではないのだからして、必ずしもブドウ・ジュースも自社製であるとは限らな い。地元の農協産のブドウ・ジュース等を売っているというケースも珍しい話しではないし、他のワイナリーのジュースを置いていることも多いように思う。
ワインの他にブドウ・ジュースも造るというのは、小さなワイナリーなどでは結構負担になるのではないかと思うので、無理もない話しなのではないかと思 う。むしろ、ブドウ・ジュースを置いていないワイナリーの方が多いのではないかと思うくらいなのだが、まあ実際に勘定をしたわけではないのでなんとも言 えない・・・

大部分のジュースは「絞ったままの果汁をお楽しみください」ということなので、そのまま飲用すればよいのであるが、ごく稀に「○倍に薄めてお飲みください」 という製品もあるので、そういう濃縮ジュースを何の確認もせずに一気に飲めば少なからず困惑することとなる。ちなみに、気楽斎は既に経験済みであり、決して 「不味い」とか「飲めない」というネガティブな思いはこそ抱かなかったが、お世辞にも好印象を抱くこともなかったということは申し上げておきたい。

さて、長々と引き伸ばしてきたが、そろそろ肝心のブドウ・ジュースを飲んでみた感想に入ることにしたいのだが、これを読んでいただいた方にわかりやすく説明するには どうしたらよいのか考えてみた。ワインの評価などで良く見かける「星の数」で評価するという方法を考えてみたのだが、ありふれていて面白くない。しばらく考えてみたの だが、普段簡単に手に入る「ブドウ・ジュース」であり、かつ美味しいものを基準に考えたらどうだろうかということである。

簡単に手に入り」かつ「美味しい」ジュースはなにか?独断と偏見でカ○ピス社製のウェルチを選ぶことにしたい。理由は気楽斎の家で普段愛飲しているからである。

そのウェルチを基準として、ワイナリーのブドウジュースを評価してみたいと思う。ウェルチと同じくらいの味であれば「1ウェルチ」、倍は美味いと思えば「2ウェルチ」 ということにして、単位はWelとして表すことにする。
ちなみに、味を決めた基準は気楽斎の独断であるので、この記事をお読みの方が実際にどう感じられるかを保障するものではないし、製品の優劣を論じるものでもないという ことはお断りしておきたい。あくまで、気楽斎の好みと印象に従って独断と偏見で決めたものであるので、その点は誤解なきようにお願いいたしたい。

ワイナリー名ブドウ品種コメントWel
シャトー酒折コンコード酸味が控えめで、やや甘さが勝る1.25Wel
三次ワイナリー不明濃縮ジュース、不味くはないが、それだけ0.6Wel
山ブドウ酸味が強く出てきているが、これはなかなかお勧め1.25Wel
シャトレーゼコンコード甘さ、酸味ともバランスが良い1.5Wel
勝沼醸造ベリーA酸味が強いがさっぱりした後味。絶品2Wel
五一ワインコンコード酸味・甘みとも絶妙なバランスの逸品。これほど、濃厚なブドウの味わいは、五一だけかも?2Wel以上
麻屋コンコードさっぱりとして飲みやすいのだが、やや物足りない・・1Wel
井筒ワインコンコード酸味・甘さともバランスは取れているのだが、今少し力強さが欲しい気がする1.25Wel
信濃ワインコンコード酸味が強く出ており、飲み飽きない味わい1.75Wel

以上のような感想となった。

「お前はどれが一番美味いと思うのか?」と聞かれたら、一番に「五一ワイン」「勝沼醸造」の2社のジュースを上げたい。上の表でもお分かりいただけることと思うが、 ブドウの品種も違うので異なった味わいを楽しむことができる。
強いて違いを言えば、「勝沼醸造」の方が酸味が勝っているので、「甘いものは苦手」と言う方でも抵抗なく飲めるのではないかと思う。「五一ワイン」の方は、味のバランスが絶妙であり、 大人も子供も美味しく飲めるのではないかと思う(もっとも、ジュース嫌いな人の場合は話も別だが・・・)まさに、どちらも優劣をつけ難い味であり、どちらを選ぶかは「好みの問題」と言 うしかない。

気楽斎としては、まだ訪問してないワイナリーの方が多いのだからして、この先どれほど味わい深い「ブドウ・ジュース」に出会えることかと、内心楽しみにしている次第なのである。最後に一言、独断と偏見ついでに言っておきたいことがある。それは

『ブドウ・ジュースの美味いワイナリーのワインは美味い!』
・・・・ような気がするのだが、いかがなものだろうか?

By Kirakusai