2004.05.19
◎韓国グループによる人間のクローン胚からES細胞樹立成功の余波
2004.2.25の情報掲示板で既報のとおり、ソウル国立大学の文信容Woo Suk Hwangとミシガン州立大学のJose B.Cibelliらの研究グループは、2004.2.12発売の米科学誌サイエンスで、人間のクローン胚からES細胞をつくりだすことに世界で初めて成功したと発表しました。これについて、韓国の女性団体や環境保護団体など市民ネットワークから反対意見を表明する文書が2月、3月に発表されました。ボランティアの協力で翻訳ができましたので、ここに掲載します。
資料1 翻訳
「生命倫理及び安全を無視したヒトクローン胚研究を糾弾する」
作者:女性環境(女性環境センター)
作成日:2004/02/13
資料2 翻訳
「科学技術部は黄教授のノーベル賞推進議員会構成を即時中断せよ」
作者:女性環境(女性環境センター)
作成日:2004/03/02
資料1 翻訳
生命倫理及び安全を無視したヒトクローン胚研究を糾弾する
原文
http://www.womenlink.or.kr/list2004-a.php?
mode=content&category=200&subcate=&id=10320040201&page=1&
search=&search_cate1=&search_cate2=&search_cate3=&key
作者:女性環境(女性環境センター)
作成日:2004/02/13
1.クローン胚と関連がある全ての研究は即時中断すべきです。2月12日国内のある研究陣がヒトクローン胚で万能細胞生産に成功したという報道がありました。去年国会本会議を通過した生命倫理及び安全に関する法律に従うとヒトクローン胚実験の許容可否は「難病治療用研究」に限って国家生命倫理審議議員会を通して大統領の令で定めるように規定されています。しかし、まだ細部の施行令が定められておらず論難が多い状態で、政府と研究者が実験を強行したのは、細部法令が備える前に行われた欺瞞的で無責任な行為であり、生命に対する軽視と女性の人権を深刻に侵害することです。
研究陣さえ「ヒトクローン計画は犯罪行為」と言って難病治療だけの為に技術を使うと発表しました。しかし、ヒトクローン胚をすでに作った後で必要な部分だけを採集して使うというのは、胚には生命の潜在力がある点から見ても生命を治療する為に生命を道具化しようとするものとして、とても容認できない行為です。
2.政府と研究陣は卵子獲得の全過程を透明に明かすべきです。女性の体は卵子供給所ではありません。クローン胚の研究はたくさんの卵子を必要としています。今回の研究発表では、16名の女性から242個の卵子を抽出して1個の万能細胞を作ったと発表されています。精子は1回の射精で約3億個を簡単に得られますが、卵子を得る為には排卵促進ホルモンを投与、超音波検査、全身麻酔、外科的手術など、苦痛な過程を通して得られるものです。この過程で女性たちにどんな身体的、精神的不作用が起こるかについでは知られていません。現在、過排卵を誘道して卵子を摘出する過程で、卵子がどのぐらい摘出されてどのように管理されているのかはっきりわからない状況でクローン胚の実験が続けられると、結局数多くの卵子が必要になるはずです。これは難病治療という名目で女性の体を研究用、商業目的の対象物にさせることです。研究チームはいったいどんな経路で卵子を採集したのか、卵子収得の全過程を透明にすることを要求します。
社団法人 韓国女性民友会
共同声明 金サンヒ、ジョンガンザ、ユンションシュク
翻訳/朱春錦
* この記事は、女性環境(韓国)の発表を同団体の承認を得て翻訳したものです。著作権は女性環境(韓国)に帰属します。
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