
s.n.24××××
多くの方がご存知ないでしょう。
880MLはV.Bachストラディヴァリウス180MLの
廉価版「メルセデス」として、
1980年頃に少しだけ製造され、
トロンボーンにも存在しました。
今でこそこのような形をしていますが、
元はストラディヴァリウスと大きく違っていました。
数々の改造を経て現在に至ります。
ストラディヴァリウスとの違いを改造し、
さらに部分メッキまで手を広げてしまいました。
ベルの内側にも金メッキがしてあります。
結局改造費用でストラディヴァリウスの
価格を上回ってしまったいう
オチ付きでもあります・・・
有力な情報筋によると、
2枚取りベルである以外は
ほぼストラディヴァリウスで、
製造番号まで通しでつながっているという、
大変お買い得な楽器だったそうです。
音色も遜色を感じません。
ただし2枚取りベルは厚いので
かなりの重量増となり、
各部分のパーツを減らして
全体のバランスを取ってあったと思われます。
そのため、ストラディヴァリウスと同じく
チューニング管の支柱や3番管のストッパーを
後付けすると全体の重量が増え過ぎて
(現在この楽器はストラディヴァリウスより重いです)、
バランスを崩してしまいます。
見かけを変えるためだけの改造は改悪にしかなりません。
(数々の改造の弊害だと思います)
一時、音の芯がなくなってしまったような
感じになりました。
そこで市販の真鍮製のバルブガイド(スピル)と
ピストン軸に交換してみたところ、
力強い音色が戻ってきました。
演奏はきつくなりましたが、
ビンテージ物のBachって
こんな感じなんだろうな、
と想像しながら楽しく吹いています。
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