企画展

2008年9月24日〜10月13日

風景・静寂の記憶 ― 河口 聖 展

会期 : 2007年9月24日(水)〜10月13日(月・祝) 午前11時〜午後7時
     会期中無休

会場 : かわさきIBM市民文化ギャラリー     地図
    〒210-0024 川崎市川崎区日進町1-14 CUBEビル2階
    TEL&FAX 044-233-3400
    交通 JR川崎駅東口徒歩3分 京急川崎駅徒歩7分

主催 : 財団法人川崎市文化財団・川崎市


河口聖


河口 聖    鳥取県生まれ

1977第8回 国際青年美術家展 佳作賞 受賞(東京都美術館、京都市美術館)
1981Art POP Japan. Tokyo Today(Gallery of institute of Contemporary Art,英国)
1984神奈川県美術展。奨励賞、1986 美術奨学会賞 受賞(神奈川県民ホール)
1998絵画の方向‘98展(大阪府立現代美術センター・大阪)
1999国際現代美術展−HADOH−「波動1999~2000」 (1999年 光州市立美術館、2000年 神奈川県民ホールギャラリー)
20002000 The Movements of the Arts[芸術の胎動](所沢市民文化センターミューズ)
2003International festival of contemporary [Today and 21st Century contemporary Art]
2006KCAF−korean Contemporary Art Festival 招待出品(ソウルアートセンター)
2007第1回国際現代美術光州アートビジョン“Synchronicity and Harmony” 展招待出品 (新光州市立美術館) 個展は1972年村松画廊から始まって2007年東京日仏学院ギャラリー、他企画展多数 。


今回の展示について作家の河口聖さんにお話を伺いました。

─―河口さんの作品や今回の展示のテーマについて教えてください。

 触りたくなる感じがする、とよく言われます。表面に触れていただいてもかまいません。私の作品は、左官職人のように面を塗り込め、そこに線を刻むうちに、だんだんと見えてきます。この線はいいなあ、とか、ここの部分は表面をこうやって、とか。ですから、前もって主張したいテーマがあったり、なんらかの意味を表現しようとしていたりするというよりは、手を動かしながら、画面が語りかけてくるのを待ち、それを反映させるような作業です。

──画面には何が塗られているのですか。

 こういった技法は特別めずらしいものではありませんが、土(砂)をベースに顔料を混ぜ、色を出しています。土は、須磨や私の出身地である鳥取などで採取しました。出来合いのものではなくて、土や砂となるまでの長い歴史に思いを馳せつつ、肌で触れたものを自分の手で集め、持ち帰って使います。同じ顔料を混ぜても、常に同じ色が出るわけではなく、乾くとまた色が変わります。

──土そのものの色が出ている部分もあるんですね。実際、作品に近づくと、触りたくなります。そして、展示作品全体からはあたたかな印象を受けました。

 私が画面に向かって手を動かす喜びと、見る側の、表面に触れてみたいという衝動とが、画面を介して同じ空間に存在するというのは、とても嬉しいことです。お互いが呼吸しあう作品と言うんでしょうか。感覚的に、また直観的に、見る人がそれぞれなにかを感じてくれればいいですね。

「かわさきアートスポットニュース」9月号より

お問い合わせ : かわさきIBM市民文化ギャラリー
TEL&FAX 044-233-3400