ペットの社会性
フランスでは飼い犬・猫を解放しようという、一部の方による運動があったそうです。
しかし、他の動物と違って犬猫と人間の関係は、特異な歴史を経てきました。
世界的な動物学者のコンラート・ローレンツ博士は、「犬と猫だけが、捕らわれの身としてではなく、自分たちから人間の家に入ってきた動物であり、奴隷というよりももっと他の意味で飼い慣らされた」
と著書の「マン・ミーツ・ドック」で語っています。
数千年・数万年をかけて、人間とともに暮らすように変化してきたのが、現在の友人達の姿です。これを自然に帰す(狼や山猫にか?)のは同じかそれ以上の時間、そして広大な自然が必要でしょう。
人間社会が快適さを求めて変化していくなら、社会に取り込んだ友人達を無視してはいけないのです。
過密する人口・増加する自動車、このような環境でも古い日本式飼育でよいのでしょうか。
現在は犬猫だけが家族ではなく、兎・トカゲ・狐なども迎えられています。
ちゃんと彼らにみあった生活環境を整えてあげられているでしょうか。
自分に合った家族を選べていますか。
日本の住宅事情は、今後も集合・高層化が進むでしょう。
住環境の整備は、建物や緑地や施設を確保するだけではなく、住民の精神的ゆとりや潤い・生き甲斐を得れらるという、精神面での整備も重要ではないでしょうか。
現在、核家族化や高齢化が進む中で、生き物とのふれ合いに安らぎを求める方が増え始めました。
幼い頃からの生き物とのふれ合いが、思いやりや生命を尊ぶ心を育て、悲惨な犯罪を予防するとも言われます。
お互いの交流が希薄で、画一的になりがちな都会生活では、なお、必要な事とではないかと感じるのです。
しかし、動物が苦手な人も大勢います。 飼い主側と苦手な側のコミュニケーションの欠如が、問題を増幅しているようです。
たとえば、本当にマンションで動物と暮らすのは非常識でしょうか(一戸建・集合住宅含めて意見を聞いてみよう)
社会生活では、お互いを理解し思いやる事が重要です。
目をそむける事がマナーの低下を誘い、さらに険悪になっているのではないでしょうか。
一戸建てだからといって、地域に勝手なことをしていいわけはありません。
また、嫌いだからと偏見で見るだけでいい事もないでしょう。
その偏見の極みがマンションでの飼育です。
権利関係は別としても、相手との距離が近い事では、一戸建てもマンションも変わりがありません。
関係ないと思わずに「マンション」を「コミュニティ」と読み変えてみると、きっと参考になると思います。
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